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2011/03/06

「記者と皇帝」観劇

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昨日、ちょっと暖かくなった東京の午後、日本青年館に出かけました。

今回は、宝塚歌劇団・宙組「北翔海莉」さん主演の『記者と皇帝』です。
19世紀後半のサンフランシスコが舞台、破産を契機に自分が「皇帝」であるという妄想に取り憑かれ、市民に人気が出てしまった男と、それをエサに虚実入り混じった記事を書く記者の話です。


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主演の北翔海莉さんは、金持ちのおぼっちゃまだけど、政略結婚を逃れ、新聞記者を目指す若者の役。
娘役主演は、すみれ乃麗さん。ダンサーであったのだけど、セクハラに冷たい態度を取ったため“クビ”になり、北翔さんとともに新聞記者としての仕事をする元気の良い娘、という役です。

モチーフとなる話は、奇想天外なのに、ストーリーは奇想天外にはならず、ちょっと単調過ぎる展開に、やや拍子抜けしました。

面白いシーンや、やり取りもあるのですが、コメディに大きく振っているわけでもなく・・・北翔さんの実力で何とか見られる舞台にしているような気もしました。

今回の北翔さんを見ていると、昔の月組・剣幸さんを思い出しました。
ギャグの間の取り方、温かい人柄が感じられる雰囲気など、なんだか懐かしい感じ。

すみれ乃さんは、相変わらずの演技のうまさが光りました。
歌の方では、二度くらい“コケた”のですが、生の舞台です、そういうこともあります。

愛花ちさきさんは、北翔さんの婚約者で北翔さんに結婚を前にして逃げられる役。観客から笑いも取れる“おいしい役どころ”に見事応えていました。実力あります。

蓮水ゆうやさんは、北翔さんの友人を演じて好演!
楽しくも人間味あふれる役を爽やかに演じていました。

十輝いりすさんは、新聞社の社長役でした。貫禄あり、一人の男としての魅力あるいい役を堂々と演じていました。舞台の中心となり、大活躍です。

凪七瑠海さんは、二番手的な役をそつなくこなしていました。
月組のエリザベート(このときは娘役だったが)以来、凪七さんの長台詞と歌を聞きましたが、安定感が増してきたように思います。
見栄えもいいので、あとひとつ、“ガツン”とくるような魅力が出てくれば、と感じました。

気になったのが、北翔さんの妹を演じた「伶美うらら」さん。
立ち姿も美しく、ただ元気なだけでなく、様々な表情を見せてくれる演技が目を引きました。
ちょっと注目です。

口入屋ブルース・レッドマンを演じた愛月ひかるさんもカッコイイ男役が舞台上で光を放っていました。
この方も注目株ですね。

“男前”揃いの宙組の良いところが出ていた作品だと思いました。
ただ、ストーリーに起伏が少なく、「ちょっともの足りない」というのが今回の感想です。
笑いも涙も、心が躍るようなシーンも、もっと欲しかった・・・そんな感じがしました。

宙組、次の「ヴァレンチノ」に期待です。


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