街の様子にもやや馴れてきました
また震災後の話ですが、居住地の千葉や、勤務先の東京でも節電の様子は日々のことで少しずつ馴れてきました。
コンビニでは、看板も含め外周りの照明はすっかり消され、店内に入っても天井からの照明は一列や二列は消灯されています。
そして、冷蔵庫やディスプレイ部分の照明も消されています。
でも、これで別に買い物するには十分です。
外周りの照明が消されていることで、逆に駐車スペースに“たむろする”者もいなくなりました。
逆にすっきりしたし、安心です。
自動販売機の照明も消され、駅に入れば3分の1以上の照明が消されています。
それに、20メートル以下くらいのエスカレーターならほとんど動いていません。
これにも馴れました。
電車内の暖房や冷房も消されています。これも今の気温ならちょっと我慢すれば済むことです。
買い占めるような人もなくなり、世間の様子も静かになりました。
もう、元の煌煌と隅々まで照らしていた様々な建物・施設の照明の状態には戻す必要はないと思っている人は多いと思います。
・・・東京電力管外の地域ではどうなんでしょうか。あれから、遠くには出かけていないのでわかりませんが、以前と同じく、明かりは全部点灯されているのでしょうか・・・。
人がつくったものなのに、一旦たいへんなことになると、もう人には制御できないものであることが今回の発電所の被害でわかりました。それに、元に戻すのにいったい何百年、いや何千年、何万年かかるのでしょう。
日本は、今までの電力その他の使い方について再考してもよいのではないかと、つくづく思いました。
日本のこれからの方向は、反省の上に成り立てば、人類にとって新たな方向性になるかもしれません。
まだまだ続く節電生活の中で、深く、ゆっくり考えたいものです。
【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 樋口裕一他 ( NHK-AMラジオ )
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そうですね。。。
日本人の電力の使い方については、多くの方が省みたことだと思いたいです。
(電力の)造り方については、方向性を国が出さなければいけないでしょうね。
民間企業では、やはり利益追求が優先されるでしょうし、創業者でないかぎりそれ以外の精神は生まれないのでしょうし。
とはいえ、東電は日本の最高学府の頭脳が集まっているところのひとつだと思っていましたので、
何を学んできたのだ、と落胆するばかりです。
確かにあの津波は想定外だったでしょう。
それは全国民が理解しています。
でも肝心だったのはその後の処置です。
廃炉にはしたくないばっかりに中途半端な処置で、事態は悪化するばかり。
こうしたら、こうなるという予測がすべて甘いように見えてなりません。
東電トップの方向性が人命や環境を第一として腹をくくって立ち向かっていただていたら、もっと明るい見通しになっていたのではないかと腹立たしくてなりません。
その上、電気料を上げる?
ふざけんな!
東電役員は無給で働け!
総武食堂心の声でした。
投稿: 総武食堂 | 2011/04/27 12:35
総武食堂さん、「心の声」ありがとうございました。
総武食堂さんの「心の声」は、多くの人達の“心の叫び”ではないでしょうか。
なんていうか、あの一連の対応を見ていると、おっしゃるように人命や環境を第一として腹をくくって立ち向かっているとは見えないのですよね。
テレビを通して見ているだけで、そういうものが伝わってしまうのです。
人間のそういう感覚というのはおそろしいものです。
ほとんどの人に“お見通し”になってしまいます。
私はテレビがあまり好きではないのですが、そんなときにすごいフィルターが装着された機械のように感じることがあるのです。
投稿: はっP | 2011/04/28 00:31