『バラの国の王子/ONE』すごいぞ!三回目o(`▽´)o
本日は、病院に行き薬をもらってきました。風邪気味でもあるのでその薬ももらってきました。
まだこれから夏本番が来るのに早くも体力的につらくなっています・・情けない(-_-;)
そんな中、昨夜は職場の同じフロアにいる新潟市の皆さんと静岡市の方、そしてお酒の女神(今回の企画の立役者)、心配性の天使と共に総勢11人で東京宝塚劇場の月組公演「バラの国の王子/ONE」を観劇しました。座席に居並ぶ皆さんを見ていると壮観でした。
新潟市の方々が皆さんいらっしゃったのは、もちろん月組組長の越乃リュウさんが新潟市出身だからです。大応援団となりました。
それにふさわしく、越乃さんは主演娘役、蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さん演じるベルの父親役で、前半は出ずっぱりでした。昨夜も演技は渋く、しかも愛情あふれるものでした(゚▽゚*)
で、今回が三度目となった「バラの国の王子」ですが、前回が二回目で、一回目の見たときとはかなり変化していて素晴らしくなっていたと申し上げました。
今回は、さらに驚きました。
また、かなり変化していました。
一回目は、何というか絵本をめくっているような、物語を“なぞる”感じがなんともいただけなくて、セリフも平板な感じがしました。今にして思えば、わざとやっていたのかもしれません。絵本のような舞台展開が逆にそれぞれのキャラクターを際立たせるのでは、ということだったのかもしれないです。
二回目は、主役、野獣のきりやん[霧矢大夢(きりや・ひろむ)]、美女役、蒼乃さんともに激情にうったえる感じでした。きりやんは、自分のおかれた立場に必死に立ち向かう感じ、蒼乃さんは、きりやん・野獣への愛を思いの丈うったえる感じ。
そして、歌もどちらかというと、シャウトに近づくような圧力のあるものでした。
それに引っ張られ、きりやんの家臣役達も見事にキレの良い演技と歌でした。
素晴らしかったのです。
そして、三回目にまた「変化」した形を見るとは思いもよりませんでした。
きりやん、蒼乃さん、ともにセリフは前回見たときから比べると“抑えめ”。
抑えておいて、丁寧にやわらかく、ゆっくりとしたセリフ回しになっていました。より感情が伝わる感じ。
蒼乃さん単独の部分でもその“抑えた”感じは続きます。
きりやんは、セリフの一つ一つ、動きのきめ細やかさは前回の比ではありませんでした。
歌は、まるでビロードの感触とでも言えば良いでしょうか。うっとりするとともに座席から立てなくなるのでは、と思うくらいに心の底からわき上がる感動がありました。
組全体の歌も演技も、グレードアップした感がありました。
月組おそるべし、そしてきりやんはとても柔軟な形で演目そのものを作っていくことが今回よくわかりました。
というか、長いこと宝塚を見ていますが、こんなトップスターは初めての経験です。
日々変化させていっても対応可能な、十分な基礎と実力のある方なのだと思いました。
私もつくづく勉強になりました。新しい経験を宝塚でするなんて思いもよりませんでした。
ショーの方も、各々の場面が細部にわたって練り込まれていました。
どんどんより良い方向を目指しているのです。
どのシーンも迫力が増し、ユニコーンのシーンも迫力は体感的には倍加しているように思いました。
龍真咲(りゅう・まさき)さんも、銀橋での“さばき”というか、“キメ”が宝塚らしさを出して、いい感じ。
黒燕尾でのダンスも見ているこちらが“とろけ”そうになるくらいの色気でした。
ショーも見る度に良くなっていました。
きりやん、ありがとう。短い公演期間内での素晴らしい成長と変化、確かに私は見ました。
月組の力は素晴らしい!
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