私と天使の『大空祐飛』様
宝塚歌劇・星組東京公演の様子をつい最近も書きましたが、やはりアクセス数はうなぎ昇りで日に300アクセスを越えました。
これだけ見ていただいて光栄この上ないことです。
なので、今回も内容を宝塚に関することにしたいと思います。
次に東京にやってくる宙組について。
次の公演は7月半ばのチケットを入手いたしましたので、その頃に観劇記を書きますが、当時花組二番手男役スター・大空祐飛(おおぞら ゆうひ)さんが落下傘的に宙組に舞い降りてきて、トップスターになってから今までのことについての印象を少し。
私は、宝塚については、大きなブランクがあり、大空さんのことは花組の「愛と死のアラビア」を見るまでは(そのときで私の花組観劇は10年ぶり)知らなかったのです。
もちろん、大空さんが下級生のトップスターを支えるという複雑な状況下にあることも知りませんでした。
大空さんを強烈に意識したのは、「太王四神記」を見たときのこと。
あの真飛さんが引っ込んで見えるほど、大空さんのヨン・ホゲの役は光り輝き、当時銀橋間近で見ていた私には、歩いてくる大空さんからものすごいオーラが発せられているのを感じました。
神々しく、美しく、たとえようもないもので、「これで、この輝きを見せていて、トップスターではないのだ」「宝塚というところは、なんと奥深いところなのだろう」と正直思いました。
主役真飛さん演じるタムドクと仲の良かった少年時代から、反目し、闘うこととなる時代への変貌ぶりも見事に演じていて、驚嘆しました。
その大空さんがトップ娘役まで同じ花組から連れてきて、いきなり宙組トップスターに。
当時宝塚観劇に復帰し、蘭寿とむファンになったばかりの私としてはとても複雑な心境でした。
でしたが、東京トップお披露目公演「カサブランカ」での最初の銀橋で煙草を吸うシーンを見ただけで、「ああ、この人はすごい」と思ったものでした。
隅から隅まで、ひとつの仕草から演技、セリフ、衣装、着こなし、組全体の舞台運びまで寸分のスキもなく、演技も舞台も緻密なものでした。
なのに、相手娘役とは心を許した“スキ”を垣間見せて、その熱愛ぶりに客席はぐらっとくるという、不思議な魅力。
今までにないものを感じたのでした。
苦労に苦労を重ねて遅咲きのトップスターになった大空さんには、常に「退団」という二文字が背中に見え隠れしていて、それを知っているファンも常にそれを意識するという毎回、緊張感の中での公演。
これも逆に大空さんの静寂感漂う舞台に観客も伴う緊張感が出て、相乗効果となっているような気もします。
今回の公演のあと、ひょっとしたら重大発表があるかもしれませんが、職場の大空さんの大ファンである“天使”とともに、緊張感をもって見守りたいと思います。
大空さん、今回の舞台も期待してますよ!
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