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2011/08/02

「サクリファイス/近藤史恵著」を読みました

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2日(火)夜は、新潟市の事務所で新潟茶豆会がありましたが、それはあらためて明日3日(水)以降にアップしようかな、と思っております。

今夜は、本のお話です。

『サクリファイス/近藤史恵著(新潮文庫)』を読みました。

これは、陸上選手から自転車のプロ・ロードレースに転じた主人公の失恋から始まる物語でした。
陸上では全国でも一流だった主人公が高校時代に優勝し、応援に来てくれていると思った彼女は、一緒に応援に向かった級友とその道中で恋に落ちてしまい、別れが突然やってくる。

トップでゴールに飛び込んでも喜びの湧かない主人公は、やがて自転車ロードレースの世界に飛び込む。
そのロードレースは、一位になった選手以外の選手もチームとしての勝利が有り、アシストすることでの生き方も迷いながらも見いだそうとする、そんなところから話は展開していきます。

トップレーサーとしての頂上を目指す同期の男、微妙かつ疑惑を抱かせるアドバイスをする先輩、迷いの途上にいる主人公の前に再度突然現れる高校時代に去っていた彼女、かつて同じロードレース・チームに在籍していたが、事故とも事件ともとれるレース中のアクシデントで半身不随になってしまった男などが絡んでくるミステリーなのです。

しかも、この小説はミステリーとしてだけではなく、自転車ロードレースの魅力というか、醍醐味を専門的な内容なのに見た目は平易に書き進み、それがものすごく良くわかるのです。
これをそのままロードレースの魅力解説本にしても通用してしまうくらい。

チーム同士の駆け引き、レース中の駆け引き、チーム内でも個人同士の複雑なやり取り、マシンのことやレース中の細々したこと、ツアー中の悲喜こもごも、契約上の巧妙な押し引き、などなどロードレースのことが全く素人の私にも、手に取るように理解できました。

レースの魅力を感じつつも、主人公のさまようような人生にハラハラし、意外なストーリー展開に手に汗握る。
そんなスピード感ある小説でした。
ここのところ読んでいる本は、けっこう“当たり”ばかりです。これもおすすめしちゃいます。


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