フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

« 結局、気持ちがラクにはならなかったが、読んでみた | トップページ | 「カイシャデイズ/山本幸久」を読んだ »

2011/08/16

ミュージカル『ヴァレンチノ』見てきました

20110815_seinenkan01


日本青年館で行われている宝塚歌劇・宙組東京特別公演『ヴァレンチノ』を見てきました。
本来は、3月末から4月頭にかけて行われる予定だったのですが、東日本大震災により会場の補修が必要となり、公演中止となったものです。

というわけで、宙組の精鋭30名は、本公演が終わってわずか五日後にこの公演を行うことになったのです。
石田三成の生涯なんて、“和モノ”の演劇のあとの“完全洋モノ”です。たいへんな苦労があったことと思います。


20110815_seinenkan02


主人公は、イタリアからの客船でやってきた18才の夢みる青年、そしてその後ニューヨークでダンサーとなり、恋の火遊びで命を狙われ、カリフォルニアを目指すことに。それが今回、主役の大空さんが演じるルドルフ・ヴァレンチノです。
そこで出会ったシナリオライターのジューン(野々すみ花)とのめぐり会いから、今度はヴァレンチノは映画スターに。

その後の数奇な運命を私達観客は、このミュージカルの進行とともに目の当たりにするのです。

一度やった演目とはいえ、ほんの短い期間での公演ですが、宙組の“力”は、いまや大空イズムが浸透して、寿組長はじめ、悠未ひろさん、純矢ちとせさん、七海ひろきさん(今回は女役にも変身していて、たいへんでしたが、出来は素晴らしかった)、春風弥里さんら組子達の演技は見事でした。

力のこもった良いミュージカルになっていました。

野々すみ花さんは、本公演の茶々からジューンへと変身したわけですが、またひとつ芸域を広げたというか、かなり入り込んでの演技をしていました。
まさに、“女優”です。

野々さんのジューンと出会い、やがてスターになるにもかかわらず、野々さんと別れてしまうヴァレンチノの大空さんは、18才の少年から結婚、離婚、スターから転落人生までを演じ、まったく肩に力が入ることもなく、私達を魅了してくれました。

今回は宙組、そして大空ファンとして共通している戦友、心配性の天使と観劇したわけですが、可愛らしいとさえ感じる若い頃のヴァレンチノを演じる大空さん、そしてボロボロになり、野々さんのジューンとの再会を果たすところまでを演じる大空さんを見て、二人とも終演後も座席に座ったまま静かに涙を流しておりました。

大空さん、今回は準備期間もなく、ある意味非常に気の毒だったのかもしれませんが、逆に「カサブランカ」や「トラファルガー」「美しき生涯」などで見せてくれた時間をかけて作り上げた形のものではなく、今の実力で演じ切っている姿があまりにも美しく、尊い・・そんな印象でした。

何の気負いもなく、ヴァレンチノの短い生涯を演ずる大空さんと、愛で結ばれた野々さん。
その二人を涙なしには見ていることができませんでした。

ラストにおまけ的についていたショーも、男役陣のダンスが素晴らしく、文句なしの“男役”のカッコイイ姿を堪能しました。

前作の本公演に引き続き、良いものを見せてもらいました。
心に素敵なものが染みていく舞台でした。
ありがとう、大空さん。


【NowPlaying】 ビジネス・ステーション / 石原加受子 ( USEN放送 )

« 結局、気持ちがラクにはならなかったが、読んでみた | トップページ | 「カイシャデイズ/山本幸久」を読んだ »

宝塚」カテゴリの記事

コメント

オオゾラヴァレンチノ、予想以上に良かったです。

先ず14日に観劇したのですが、風邪の具合が悪くなってしまいまして、でも17日夜のチケットを持っていて
どうしても観たくて16,17日は会社を休んで点滴とかもして観劇に臨んだくらいです

もちろんかりんちょさんの公演も観ている私なんですが、ジューンの扱い、舞台での存在感が全く異なったことに驚きました。
昔はかりんちょさんのヴァレンティノが中心で、彼を巡る女二人みたいな感じで、二人が同じくらいの重さだったんですよね。
あと、紫ともちゃんも高嶺さんも大人の女の色気が強かったからなのか「愛に生きる」みたいな雰囲気があってヴァレンチノを奪い合う?女二人でしたが
今回はヴァレンチノはともかく、女性二人はそれぞれ自分の仕事、自分のやりたいことがしっかりとあって、その素材としてルディーがいた
みたいなイメージを受けました。とくに青年館は小柳先生が演出されたそうなので、女性の視点からみた演出の違いとかあったせいかも
出演者ですが、先ずはみーちゃんがすごく良かったです 宙組は下を上げてきていることもあって88期トリオの使い方が物足りないのですが、役を与えたらこんなに活躍できる実力の持ち主だし、5組のバランスを考えて組替えも良いのではと思えました。
かいちゃんがお化粧がきれいになってきて、素敵でしたが一瞬でルディーが惚れちゃうような色気はちょっと足りなかったかなぁ?高嶺さんが圧倒的でしたからねぇ・・・ そしてすみかちゃんは本当に女優でした。
最近すみかちゃんの声が好みじゃないという声をよく聞きますが、私は好きです。もっと色々なすみかちゃんが観たい!と思ってます
「ヴァレンチノ」が東京で公演してくれて、本当に有難う!と言いたいです。出演者に「お稽古大変だったよね」と言ったら「この作品はやりたかったし、東京のファンの人達に観て貰いたかったから全然大丈夫」と力強く言ってました(笑)
25日が集合日だそうで、少しはお休みできたのかなぁと心配です。みんな頑張っていますね。

hanihaniさん、ものすごく濃いぃコメントありがとうございます。
そうですか、かりんちょさんの公演もご覧になっているのですね。うらやましいです。しかもキャストもいいですね。
コメント拝見すると、今回の大空版と杜けあきバージョンはそのとらえ方自体が異なっているようですね。
私が見た大空版は、まさにhanihaniさんが書かれているとおりの印象でした。
春風弥里さんも奮闘していて、男役が充実している宙組、たしかに他の組で活躍できる場はありますね。
それと、出演者との話。そんなお話が出来る方がいらっしゃるのですね!う~ん、うらやましいやら、尊敬しちゃうやら、驚くやらで、私がなんだか読んでいてドキドキしちゃいました(^^ゞ
これからもいろいろと観劇のご感想などお聞かせくださいね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミュージカル『ヴァレンチノ』見てきました:

« 結局、気持ちがラクにはならなかったが、読んでみた | トップページ | 「カイシャデイズ/山本幸久」を読んだ »

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

最近のトラックバック