【2/3】豊田市他に行って来ました。
仕事絡みの出張報告リポートその2です。
「新東名高速道路・青木川橋」をスケジュール“押せ押せ”の状況で視察し、次に着いたのが「トヨタスタジアム」です。
とても立派で驚きました。
ここで、食事をして別に説明を受けることになっていたのですが、とにかく時間は“押せ押せ”ですので、食事をしながらの説明を受けることに。
食事が用意されていたトヨタスタジアムのレストラン。
この風景を見ながらの食事です。
田舎者の私には“浮世離れ”したこの施設に圧倒されっ放しでした。
豊田市は、そもそもトヨタのお膝元、完全にクルマ中心の交通網が発達してきたとのことですが、中心地の交通渋滞も厳しい状況となり、近年市町村合併なども経て、郊外の方は逆に公共の交通機関が行き渡らない状況とのことでした。
現在は、クルマでどこにも行くという従来の考え方から脱却して公共交通機関を使おうという体制を目指しているとのこと。
さらに、プラグインハイブリッド車の充電ステーションを10キロ以内に配置する体制を取り、クルマ中心社会からクルマと“うまく付き合う”社会を目指しているようです。
「トヨタのお膝元でそれは大丈夫なの?」という質問もありましたが、もう時代がそういうものを目指しているのでしょうね。トヨタも今までの考え方ではなくなっているのだと思います。
また、トヨタのテストコースを山間部に造る計画も進められているのだそうです。
自然をなるたけ破壊しないように十分配慮して計画部分はかなり樹木などの環境も残されるようになったとのこと。
起伏の大きい山間部、削った土は凹んだ部分に盛る、という考え方で、土は外部には出さないのだそうです。
立派な「ニュルブルクリンク」のようなテストコースになり、そこから“いいクルマ”が生まれることを願います。
近頃は、どうもただ人や物がたくさん積めて、とりあえず目的地に届けばいいや・・みたいなクルマが多いと思うので。
続いては街中に出て、プラグインハイブリッド車の充電ステーションを見学。
まだ発売されていないトヨタのプラグインハイブリッド車がここでは利用されています。
市の公用としても、市民も使っているわけで、一回の充電で20キロは走れるとのことです。
そして、充電は100分と言っていましたから、午前中に現場に出て、昼休みに充電、そして午後にはまた現場に出ることも出来て、それでガソリン消費は“ゼロ”です。
これはすごいことです。
これがプラグインハイブリッド車。まだ豊田市だけでの走行可能なクルマです。
充電した電気を使い切ると、タンクに入っているガソリンを使い、通常のプリウスのようにハイブリッド車の動きをするわけです。
あまりガソリンを使わないので、タンクにはたくさん給油しない方がいいかも、なんて豊田市の方が説明してくださいました。
この写真の屋根がソーラーで充電器に電気を蓄えるのです。
電気までソーラーなわけで、エコ的にはかなり素晴らしいシステムです。
これが市内に十分な状態に配置されると、市内の交通はかなり変わってくるのではないでしょうか。
豊田市は日本中で一番先行している状態だと思います。
クルマ自体も、個人が所有するだけでなく、共有していく社会も垣間見えてきたように思います。
これは、前記のソーラーの屋根にくっついている「ITS(高速道路交通システム)」のアンテナです。
あらゆる交通に関する情報が、外部からも実際に走行しているクルマからも双方向で流れ、うまく動けば、これも日本の交通体系を大きく変えるものになるかもしれません。
ちょっとウカウカしている間に、どんどん取り残されるような気持ちになりました。
IT関係もそうだけど、なんだかよそ見もできないような世の中になってきました。
いいことばかりのように思えますが、それに取り残される(特にお年寄り)人もいるわけで、それについてもこういった新システムなどを構築している人は考えなければならないのかもしれません。
というわけで、リポート第二弾はお終い。
ちょっと時間は空くかもしれないけど、第三弾も一応書こうかと思っています。
忘れなければ・・・ね(*^^*)
【NowPlaying】 Thank You Girl / The Beatles ( Rock )
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