『ステキな金縛り』を家族四人で見てきました
本日から全国ロードショーの三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』を見てきました。
長男も帰省していたので、家族四人で。
テレビCMなども打たれているので、知っている人も多いと思いますが、主人公の深津絵里扮する弁護士・宝生エミが、自分が弁護する法廷に、こともあろうに被告人がアリバイとしてあげた「そのときは旅館で金縛りに遭って、動けなかった」という証言の証人として、金縛りに遭わせていた当人?の落ち武者の幽霊「西田敏行」を法廷に連れてくるという(^o^;)ところから始まります。
連れてくるまでも面白いけど、連れてきて法廷で誰にも見えない幽霊を証人として裁判を進めていく過程も面白い。
落ち武者の幽霊を演じた西田敏行さん、そして沈着冷静、敏腕検事を演じた中井貴一さん、この二人が主役の深津さんとともに絶妙の演技を見せ、笑うは、ドキドキさせるは、泣かせるは、感動させるは、の名人芸的な熱演でした。
特に深津さんは、私が今まで思っていたその女優像が過小評価であったことを思い知りました。
“たいした役者”です。この笑いあり、感動あり、そして深津さん演じる弁護士の成長物語あり、そして何か人が大事にしなければならないものまで教えてくれたような気にもさせてくれる主人公を巧みに演じていました。素晴らしい!さらにラストの西田さんとの歌も、とっても良かった(*^^*)
中井さんの検事も、深みのある演技でした。インド料理店での傑作ユーモラス・シーンがあるのですが(見てのお楽しみ)、愉快なシーンも難無くこなしてさすが。ヒューマニティーあふれ、深い人物の描き方も見事です。
西田さんの幽霊も、三谷幸喜さんのあのおちゃめな感覚にぴったりの幽霊でした。
迫力あるのにラブリーな感じが最高!
その他、脇役陣は、実はほとんど皆、他の映画では主役を演じる人ばかり。
あまりにも贅沢な起用に、この映画の楽しさ、豊かさ、さらに娯楽作品として、とても“リッチ”な感じがしました。
法廷のセットも非常にクラシカルで、重厚。
そこは、まるで演劇の舞台のようでした。
三谷幸喜さんの作品は、どれも「劇場」を感じさせますが、今回もこの法廷がまるで劇場のようでした。
まったく時間を感じさせない、おもしろさ(゚ー゚*)、家族四人で堪能しました。
見終わり、その後は食事をしながらそれぞれの感想を聞きましたが、皆それぞれの感じ方でした。
ここでは、皆さんのこれからの楽しみを削ぐといけないのでお伝えしませんが、“ぜひぜひ”のおすすめ作品です。
超娯楽作品、大好きな人とごいっしょに楽しくどうぞ(^_-)-☆
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