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2011/11/22

George Harrison の映画 『 Living In The Material World 』の感想を

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すでに元ビートルズのジョージ・ハリスンの生涯を描いたマーティン・スコセッシ監督の映画、『 Living In The Material World 』を見ていたので、その感想を少し書いてみます。

ハンブルグでの下積み時代、ビートルズでの人気を拡大し、さらに自分達が成長していった時代、解散後の活動、パティ・ボイドと離別し、オリヴィアとの結婚生活、・・・そして死までが、当然ポール・マッカートニー、リンゴ・スターの元ビートルズの二人、さらにオノヨーコ他、ジョージと関わった人達の話と共に綴られていました。

一番感じたのは、ジョージは、人としてどう生きて行くのがいいのかと常に考え、実践していたのではないかということです。

インド音楽のシタール奏者、ラヴィシャンカールとの出会いが特にジョージの音楽にも人生にも影響を与えていたことも強く感じました。
シタールを持たなくなり、ロックギタリストとして自然体で生きて行くきっかけとなったのも、ラヴィシャンカールとの交流からであったこも知りました。

この映画は上映期間も短く、上映館も少なく、窓口で聞いたらパンフレットさえも作っていないとのこと(入場時にポスターが無料で配られました・・入場料も2,500円と高いのでそのお詫び的なものか・・・※このブログに掲載している写真は、そのポスターです)。

でも、内容は素晴らしく、ぜひ、ジョージ・ファン、ビートルズ・ファン、ロック・ファンには見ていただきたいものでした。
上映時間、3時間半、休憩有りという長丁場ですがファンなら退屈することはありませんよ。

ラスト、妻オリヴィアのインタビューは、涙なくしては見られませんでした。ハンカチ必携。

とにかく、見ていただくのが一番ですが、マニア的に気になったところを少し。

○ウォール・オブ・サウンドで有名なプロデューサー、フィル・スペクターのインタビューは聞きどころ満載。ジョージのサウンドやプロデュースに関するエピソード、仲間との関係など初めて聞くことばかり。

○エリック・クラプトンのインタビューでは、兄のように慕い仲が良く、クルマや服の趣味も一緒な彼が、女性の趣味まで一緒で、ジョージに直接、当時の奥さん、パティ・ボイドを好きになり、どうしようもない気持ちをうったえるところを語ります。そして、ジョージがそれに対して何と応えるか・・・映画を見てね(^o^;)すごい話だよ。

○たぶん掛かった名曲の数々はリミックスが多かったと思う。特に「サボイ・トラッフル」と「ホワイル・マイ・ギター・・・」は、初めて聞いたミックスでした。バスドラの定位や、音質、コーラスなどもミックスが異なっていたと思います。すごく骨太なサウンド。ジャイルズ・マーチンあたりが関わっていたのか・・・。

○1966年の武道館公演のビデオも流れるが、よく日本のテレビで放映されるバージョンではなく、実際に来日時に日本テレビで放映されたものでした。

グリーンのジャケットを着ている、ポールのマイクがくるくる回るのはいわゆる「没バージョン」で、当時彼らからNGが出て放映されなかったものです。

後々日本で、さも当時日本中が見たものだというように放映されていましたが、実は違います。
当時放映されたビデオはビートルズ側がイギリスに持ち帰りました。それがこの映画で流れました。
グレーのジャケットで赤のシャツを着ているバージョンです。こっちの方が演奏が格段に良いし、ギターサウンドも歪ませ方がカッコイイ。

ビートルズは久しぶりに自分達の音が聞こえる会場で演奏して、自分達の演奏がひどいことに気づき、ミーティングをして、さらに練習をして翌日のコンサートに臨みました。それをこの映画で見ることができます。

○モンティ・パイソンとの関わりや、F1レーサー、ジャッキー・スチュワートとの関わり、その他ジョージと関わった人々のジョージに対する温かいコメントはジョージの人柄ゆえのものだとあらためて感じさせられます。そしてその多彩さに驚きます。
これも音楽の世界だけではないジョージの世界観を感じる要素として強く印象に残りました。

ビートルズ解散後に真っ先に「オールシングス・マスト・パス」という三枚組のアルバムを出して、アルバム、シングル共にナンバー・ワンを取り、一気に開花したジョージ。
そして、バングラデシュ飢餓救済コンサートをマジソンスクエアガーデンで開催したジョージ。そこに集まった仲間達。
ジョージの人格が如実に表れたそのコンサートの様子も流れます。白いジャケットにオレンジのシャツ、世界一“かっこいい”ジョージの姿に興奮しました。
ツインドラムの粘るようなリズムと、それとは裏腹な乾いたサウンドもビートルズ時代には全く無かったものでした。

語り出すと止まりそうもありませんので(^_^;)ぜひ皆さん、映画を見てください。
素晴らしい感動の映画です。


【NowPlaying】 Taxman / The Beatles ( Rock )

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