『2011今年の宝塚を振り返って』座談会その2
続いて座談会その2です。
作品をどんどん追いかけますよ。
【バラの国の王子・月組】
お酒の女神★★★
心配性の天使★★★
Madam Black River★★★★
はっP★★★☆
天使の感想は、主役・きりやん(霧矢大夢・きりやひろむ)の出が遅い(最初の30分くらいは引っ込んでいた)。二番手男役の龍真咲(りゅう・まさき)さんが“いまひとつ”・・と厳しい。
女神も龍真咲さんの王の役があまり悪くも描かれてもいず、やはり今ひとつの感想。
マダムは、「“ヅカっぽく”なく、美しい。聡明なベルをまりも(蒼乃夕妃・あおのゆき)さんが見事にはまって演じていた」と、高評価です(゚▽゚*)
私は、「回を追うごとに良くなっていった(最初はなんじゃこりゃと思ったが)。特殊な演目を乗り切ったきりやんの実力を見た」と、やはり好印象を得たのでした。
【ONE・月組】<ショー>
お酒の女神★★★
心配性の天使★★★
Madam Black River★★★☆
はっP★★★☆
天使は、「さらっとしていた」と、あまりインパクトがなさそう。
女神は、「衣装の色、オレンジの同一色でのステージングが今ひとつ良くない印象」とのこと。
マダムは、「クラシカルで、しかもポップ、宝塚らしいショー」と、こちらは良い評価。
私は、「月組らしい、美しい良いショー」だと感じました。
続いて、どんどん行きますよd( ̄  ̄)
【ノバ・ボサ・ノバ・星組】<ショー>
お酒の女神★★★★★
Madam Black River★★★★★
はっP★★★★☆
天使は、東京ではこの演目、観劇しておりません。
私の感想は、「文句なしだけど、結局役替わりの三人については、どれも完成形にまではいたらず、それが0.5ポイントのマイナス点になった」
マダムは、「大劇場から東京宝塚劇場、名古屋中日劇場まで追いかけたが、最後まで“アツかった”」と絶賛。
都合8回観たんだっけ(*^^*)
女神は、「凄すぎだけど、オーロの三人役替わりが、轟悠(とどろき・ゆう)さんの頃と比べるとまだまだ気に入らなかった」とのこと。でも、満点だけどね(*^o^*)
【めぐり会いは再び・星組】
お酒の女神★★★★☆
Madam Black River★★★★★
はっP★★★★
マダムは、「何度見ても“キュンキュン”☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ 」と絶賛!!
女神は、「このアテ書きはとても良い」と、やはり高評価。
私は、「言うこと無しの楽しさ'(*゚▽゚*)'」と、全員が高評価となりました。
これも、天使は東京では見ていません。
【美しき生涯・宙組】
お酒の女神★★★☆
心配性の天使★★★☆
Madam Black River★★★☆
はっP★★★★☆
これは意外だったなあ、もっと得点高いと思ったんだけど。
女神は、「“七本槍”がうまく描けていない。しかし牢獄でのシーンは良し」と、女神の見方の美学があらわれるような発言。
マダムは、「ゆうひ(大空祐飛・おおぞらゆうひ)さんの真骨頂!牢獄のシーン、良かった」と、宝塚の中での大空さんの存在感にふれるような鋭くも温かいお言葉。
天使は、野々すみ花(のの・すみか)さんの子供の頃の演技が光っていた。もちろん、祐飛さんの牢獄シーンも良かった。」と宙ファンらしい感想。
私は、「物語の進行に伴う、「動」から「静」への大空さんの演技は最高だった。」と大空さん絶賛ですね。
【ルナロッサ・宙組】<ショー>
お酒の女神★★★
心配性の天使★★★☆
Madam Black River★★★★
はっP★★★☆
私は、「マニアックな大人のショー。宙組の実力の高さを認識した。」という印象でした。
女神は、「なんとなく過ぎた印象」と、イマイチ。
天使は、「大人の素敵なショー。でも主題歌が残らず。」とのこと。
マダムは、「地味だがエキゾチックなショーで◎」とのことですが、公演中も何度もマダムの絶賛の言葉を聞きました。
たしかに、このショーは大人を“ゾクッ”とさせる、演出が独特でした。
【ファントム・花組】
お酒の女神★★★☆
心配性の天使★★★☆
Madam Black River ・・・えっ、ゼロ!!!
はっP★★★☆
・・ええぇっと、(;´д`)マダムのゼロは「ノーコメント」ということで・・ひと言お願いしたら「壮一帆(そう・かずほ)さんの歌は良かった。桜一花(さくら・いちか)さんのカルロッタ(悪役)も良かった。」とのこと(^_^;)
女神は、「蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんのファントムのとらえ方がわからなかった。いい人すぎる。」とのまっとうな意見でした。私も同感だったのです。
天使は、「蘭とむ(蘭寿とむ・らんじゅとむ)以外は良かった」と、激辛な感想(ノ><)ノ
「3.5のうち、0.5は壮さんの銀橋での意地の歌唱に対して」とのこと。なかなか私には考えつかない感想でした。
まさに、座談会らしい意見が出ました。
私は、「これもロミオとジュリエットと同様に“作品力”に頼った一作だった」と感じました。
「特に蘭寿さんの演じ方には毎回“ムラ”があり、とうとう決定的なバージョンも見いだせなかった。」という印象でした。期待が大きかった蘭寿さん満を持してのトップお披露目だっただけに、「残念」の感がありました。
というわけで、本公演の感想戦はテンポ良く進んでおります。
いよいよこれから終盤戦に入ります。
そろそろここいらで一度アップいたします。
【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 迎康子他 ( NHK-AMラジオ )
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