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2011/12/31

『2011今年の宝塚を振り返って』座談会その4<アクセス急増中!!>

20111231_takarazuka01


第三回までは、アクセス数急上昇しております。ありがとう見てくださっている皆さん!(^〇^)/♡

さて、大晦日になってまいりましたが、ここからは本公演以外の全国ツアーや日本青年館公演などの演目について、さらに四人のメンバーが語り合います。
さっそく行きます。

【スタジオ54・月組】

はっP★★★☆

これは私だけしか観ておりません。
きりやん(霧矢大夢・きりやひろむ)と、まりも(蒼乃夕妃・あおのゆき)さんの関係がラブラブではなく、それがちょっと残念な気もしましたが、でも皆さん余裕の演技を見せてくれました。

明日海りお(あすみ・りお)さんの、ちょっと危ないロックスターの役に魅了されました。新しい側面を見せてくれました。


【メイちゃんの執事・星組】

はっP★★★★

これも私だけしか観ておりません。
チケットも完売していたし、会場はものすごい熱気でした。
紅ゆずる(くれない・ゆずる)さん、初主演の舞台でしたが、素晴らしかった!
マンガと、テレビドラマから持ってきたものですが、宝塚がよく取り上げた、と感心しました。

演じていた星組の誰もが生き生きとしていて、満点な感じでした。
とても良かった。


【黒い瞳・雪組】

はっP★★★★

これも私だけ、皆けっこう青年館、全ツはノーマークか?!

作品自体も良かったし、音月桂(おとづき・けい)さんと未涼亜希(みすず・あき)さんの互いに引けを取らぬ張り合うような演技が感激するほど良かった。
ロビーでも、「今回のまっつ(未涼亜希・みすずあき)は、凄いね。トップになれるよ。」というような会話が聞こえてきました(*^^*)


【ロックオン!・雪組】<ショー>

はっP★★★

これも「黒い瞳」とのカップリングだったので、私だけが観ています。
私が過去最低だと思っていたショー「ロックオン」ですが、市川の会場では大盛り上がり!(^-^)☆
水夏希(みず・なつき)さんのサヨナラ公演でやったものの再演ですが、音月さんにはエレクトリカルで、ヒップホップな感じのこのショー、合っていましたd( ̄  ̄)
けっこう良かったのです。


【ニジンスキー・雪組】

はっP★★★★

これも私だけが観ています。中身の濃い充実した公演でしたので、ぜひメンバーには観てもらいたかった。
緒月遠麻(おづき・とおま)さんと、愛加あゆ(まなか・あゆ)さんの演技は特筆ものの良さでしたし、主演の早霧せいな(さぎり・せいな)さんは伝説のダンサー・ニジンスキーに成り切っての超絶技巧のダンスを必死にこなし、さらに複雑な愛憎を見事に描いていました。
掛け値無しの高得点です。


【記者と皇帝・宙組】

お酒の女神☆

はっP★★★

これは、私と女神の二人で観劇したのですが、観劇後の女神の不機嫌にはとりつく島もなかった・・( ;´Д`)ノ
なので女神のコメントは差し控えさせていただきます(-_-;) 

私は、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんの主演が見られただけでもう3点です。
ストーリーは未完成な感じがして、終わっても“もやもや”感がずっと残りました。
伶美うらら(れいみ・うらら)さんが目立ち、そのあとの開花に結びついたのではないかと思いました。


【ヴァレンチノ・宙組】

お酒の女神★★★★☆

心配性の天使★★★★☆

Madam Black River★★★☆

はっP★★★★☆

女神は、「じっくりと見入った。小劇場での演目では最高!」と、打って変わって高評価(^-^)☆

マダムは、「5点満点に限りなく近い。大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんのユーモラスな演技もできるところ、そして美しさに感心。」と、こちらも高得点。

天使は、「若い頃の小池先生がこれを作ったということが素晴らしい。全員でのお芝居になっていた。」と、これもまた高得点です。

私は、「大震災の影響で、本公演後のわずか一週間の稽古から浮かび上がってきた大空さんの別の魅力が楽しめた。」と、思いました。


【ノバ・ボサ・ノバ・星組(中日劇場)】<ショー>

心配性の天使★★★

Madam Black River★★★★★

はっP★★★★☆

天使は意外と平凡な点数。「その日は疲れていたのかも」・・と、けっこうムラのある天使ならではの感想。

マダムは、「5.0点 More!!」という、最高の言葉!

私は、「出来は本公演よりもかなり良かった。しかし、役替わり三人のうち、真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんが別公演に出演していたため、三人揃っての完成形が見られなかったことで-0.5して、4.5点となりました。」


【めぐり会いは再び・星組(中日劇場)】

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★

はっP★★★★

天使は、「あて書きが当たっていて良かった。」という感想。・・そうですね、そのとおりd(^_^o)

マダムは、「真風さんの抜けた穴が埋めきれず、本公演より落ちた。」との感想。

私は、「本公演同様の良さを感じたので本公演と同得点。」という印象だったのです。


【小さな花がひらいた・花組】

お酒の女神★

はっP★★★

女神は、「震災後の親を亡くした方などがいるのに、この内容は酷なのではないか。」という感想。たしかに私も被災地も廻るこの公演に問題はなかったのか、と思いましたが。

私は、「昔のままの内容でやったのが裏目に出たように思う。そんな中、華形ひかる(はながた・ひかる)さんの演技は組を引っ張るくらいの好演で、とても心を打ちました。」という感想。


【ル・ポアゾン・花組】<ショー>

お酒の女神★

はっP★★☆

女神は、わずか1点です。「振り付け、曲が古すぎ」との厳しいお言葉。

私は、「こちらのショーも昔のままのテンポ、舞台進行になじめなかった。」ということで標準の3点には及びませんでした。


【カナリア・花組】

お酒の女神★★★★☆

はっP★★★★

これは、私が一押しして、迷っていた女神に観に行くことを勧めた作品です。

女神は、「テンポもよく、実咲凛音(みさき・りおん)さんの人物表現のくずし方も良く、◎」とのこと。
おすすめして良かったd(^_^o)

私は、「壮一帆(そう・かずほ)さんの、人としての魅力も含め、素晴らしい出来でした。実咲凛音さんは“開花”したと感じました。」ということです。


【我が愛は山の彼方に・月組】

はっP★★★★

これも私だけしか観に行っていません。
神奈川県民ホールで観ました。
龍真咲(りゅう・まさき)さんが、久しぶりに個性を発揮。きりやん(霧矢大夢・きりやひろむ)、青樹泉(あおき・いずみ)さん、蒼乃(蒼乃夕妃・あおのゆき)さん、皆が素晴らしかったと感じました。
なかなかの力作でした。


【ダンス・ロマネスク・月組】<ショー>

はっP★★★☆

これも「我が愛は・・」とカップリングなので、私しか観に行っておりません。
明日海さんが別公演でいない分、ちょっともの足りなかった部分もありますが、月組らしい良いショーでした。
会場はかなりの盛り上がりを見せていました。二階席も満員!!


【アリスの恋人・月組】

お酒の女神★★★★

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★☆

はっP★★★☆

絶賛の嵐かと思いきや、ちょっぴり辛い点数にちょっと驚きました。

女神は、「テンポ良し、台本良し(^-^)☆ 星条海斗(せいじょう・かいと)に◎」とのことでした。

天使は、「全員が自分の役を好きとわかる舞台だった」とのこと。・・たしかにそんな感じでした。

マダムは、「楽しかった(*^^*)、月組若手に感心した。ヅカファンとして一歩深まったように思う。」との感想。マダムは常に様々な方向から宝塚を感じている印象があります。私も目から鱗が落ちること“しばしば”です。

私は、「とても良かったが、宝塚の舞台としては、まだまだ改良の余地が残されていると思った。」というものです。マニアックに過ぎず、幅広い年齢層にもうまく受け入れられるような作品に出来ると思ったのです。


というわけで、ついに本公演とその他公演全観劇の感想を“しゃべくりまくり”ました。
ほんと、この四人は宝塚が大好きなんだね(*^o^*)

今年はこれで一旦座談会を終了し、「勝手に表彰式」を含む、新春放談を新年から行います。
まだ見てくれている人、おたのしみにぃ~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


【NowPlaying】 清水みち子のミッチャン・インポッシブル / 矢野顕子他 ( AM・ニッポン放送 )

2011/12/30

『2011今年の宝塚を振り返って』座談会その3

20111230_takarazuka01


いよいよ年も押し詰まってまいりました。
さらに座談会は続きます(^_^;)


【アルジェの男・月組】

お酒の女神★★★☆

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★★

はっP★★★☆

女神は、「男の欲望が良く表現されていた。どん底から這い上がっていくところが見事。」との感想。

マダムは、「きりやん(霧矢大夢・きりやひろむ)の迫真の演技良かった。」とかなり好印象。

私は、「再演であるが、元々のストーリーの良さを、きりやんの実力で見事に演じ切っていた。年月も経ているため大変だったと思う。」という感想でした。


【ダンス・ロマネスク・月組】<ショー>

お酒の女神★★★☆

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★

はっP★★★☆

天使は、「蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さんは、一人で踊れて、しかもデュエットダンスも良い。いい娘役。」との感想。

女神も、「蒼乃さんのダンスが良い。」と同意見。

マダムは、席の関係からか「全体が見渡せず、乗り切れなかった。」という、フォーメーションなどにも気を配るマニアックで大人な観劇感からくる感想を述べました。

私は、「月組らしい、キラキラした品の良いショー。明日海りお(あすみ・りお)さんの“月色男子”というKPOPの男子グループを模したコーナーもなかなか良かった(*´▽`)」という感想でした。


【仮面の男・雪組】

お酒の女神  ・・・また出たっ!ゼロ( ;´Д`)

心配性の天使☆  ・・・オー、ノー(T_T)

はっP★

マダムは、この演目、観劇していません。よかったね・・・。

でもって、女神の感想は、「台本悪すぎ。三銃士の存在もわけわからず。」・・(;´д`)

天使は、「美海ちゃん(舞羽美海・まいはねみみ)のブルーの衣装しか印象に残っていない。良くとれば、大劇場での演目の改革に果敢にチャレンジしたと言える」との感想で。後段の部分は私もそれはそれで思い切っているので良いのだが、完全に“はずした”のは間違いないと思いました。

私は、「作品自体に問題がある・・悪すぎた。本人達の責任だけではないと思うが。」という印象でした。


【ロイヤル・ストレート・フラッシュ・雪組】<ショー>

お酒の女神★

心配性の天使☆

はっP★★

これもマダムは観劇していません。

女神は、「締まりがなくて、メリハリがない!!」・・・ごもっとも・・・。

天使は、「デュエットダンスの衣装が・・・」・・・これもごもっとも・・・。

私は、「ショーの構成が悪く、トップ二人の実力も発揮出来ず」ということで、どうもいけない感じでした。


【クラシコ・イタリアーノ・宙組】

お酒の女神★★★★★

心配性の天使★★★★★

Madam Black River★★★☆

はっP★★★★★

女神は、「もう、出てくるだけで“あっぱれ”という感じ。」と、こちらは好評(*^o^*)

天使は、「宙組全員の“思い”が伝わり、良かった!」(*´▽`)

マダムは、「美しき生涯の作り込まれた大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんの方が良かった。」とのこと。これは、皆の視点がけっこうまちまちだったことを物語るのかも。

私は、「全てにおいて“最高”、大空さんの宝塚男役の集大成と言える」という最高の讃辞を送りたいと思います。


【ナイスガイ・宙組】<ショー>

お酒の女神★★★★★

心配性の天使★★★★★

Madam Black River★★★★

はっP★★★★☆

こちらも高得点連発!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
女神は、「組子全員が楽しそう!!“ノリノリ”でした。」と、かなり楽しめたよう。

天使は、「ジャズのシーン、そしてラインダンスも変わっていて良かった。」と、ラインダンスにも気を配る天使らしさが垣間見えました。

マダムは、「見る度に好きになった。」と、皆好評です。

私は、「文句はないが、花組のル・パラディと差をつけるため、あえて4.5という点数を付けた」という形になりました。

以上で、かけ足でしたが、本公演の感想戦を終えます。
次回からは、日本青年館や、様々な会場での全国ツアー公演について採点と、感想を述べたいと思います。
宝塚ファンの皆さん、お楽しみに!!(^〇^)/♡


【NowPlaying】 Trouble In Mind / Red Garland Trio ( Jazz )

『2011今年の宝塚を振り返って』座談会その2

20111229_takarazuka02

続いて座談会その2です。

作品をどんどん追いかけますよ。


【バラの国の王子・月組】

お酒の女神★★★

心配性の天使★★★

Madam Black River★★★★

はっP★★★☆

天使の感想は、主役・きりやん(霧矢大夢・きりやひろむ)の出が遅い(最初の30分くらいは引っ込んでいた)。二番手男役の龍真咲(りゅう・まさき)さんが“いまひとつ”・・と厳しい。

女神も龍真咲さんの王の役があまり悪くも描かれてもいず、やはり今ひとつの感想。

マダムは、「“ヅカっぽく”なく、美しい。聡明なベルをまりも(蒼乃夕妃・あおのゆき)さんが見事にはまって演じていた」と、高評価です(゚▽゚*)

私は、「回を追うごとに良くなっていった(最初はなんじゃこりゃと思ったが)。特殊な演目を乗り切ったきりやんの実力を見た」と、やはり好印象を得たのでした。


【ONE・月組】<ショー>

お酒の女神★★★

心配性の天使★★★

Madam Black River★★★☆

はっP★★★☆

天使は、「さらっとしていた」と、あまりインパクトがなさそう。

女神は、「衣装の色、オレンジの同一色でのステージングが今ひとつ良くない印象」とのこと。

マダムは、「クラシカルで、しかもポップ、宝塚らしいショー」と、こちらは良い評価。

私は、「月組らしい、美しい良いショー」だと感じました。


続いて、どんどん行きますよd( ̄  ̄)

【ノバ・ボサ・ノバ・星組】<ショー>

お酒の女神★★★★★

Madam Black River★★★★★

はっP★★★★☆

天使は、東京ではこの演目、観劇しておりません。

私の感想は、「文句なしだけど、結局役替わりの三人については、どれも完成形にまではいたらず、それが0.5ポイントのマイナス点になった」

マダムは、「大劇場から東京宝塚劇場、名古屋中日劇場まで追いかけたが、最後まで“アツかった”」と絶賛。
都合8回観たんだっけ(*^^*)

女神は、「凄すぎだけど、オーロの三人役替わりが、轟悠(とどろき・ゆう)さんの頃と比べるとまだまだ気に入らなかった」とのこと。でも、満点だけどね(*^o^*)


【めぐり会いは再び・星組】

お酒の女神★★★★☆

Madam Black River★★★★★

はっP★★★★

マダムは、「何度見ても“キュンキュン”☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ 」と絶賛!!

女神は、「このアテ書きはとても良い」と、やはり高評価。

私は、「言うこと無しの楽しさ'(*゚▽゚*)'」と、全員が高評価となりました。

これも、天使は東京では見ていません。


【美しき生涯・宙組】

お酒の女神★★★☆

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★☆

はっP★★★★☆

これは意外だったなあ、もっと得点高いと思ったんだけど。

女神は、「“七本槍”がうまく描けていない。しかし牢獄でのシーンは良し」と、女神の見方の美学があらわれるような発言。

マダムは、「ゆうひ(大空祐飛・おおぞらゆうひ)さんの真骨頂!牢獄のシーン、良かった」と、宝塚の中での大空さんの存在感にふれるような鋭くも温かいお言葉。

天使は、野々すみ花(のの・すみか)さんの子供の頃の演技が光っていた。もちろん、祐飛さんの牢獄シーンも良かった。」と宙ファンらしい感想。

私は、「物語の進行に伴う、「動」から「静」への大空さんの演技は最高だった。」と大空さん絶賛ですね。


【ルナロッサ・宙組】<ショー>

お酒の女神★★★

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★★

はっP★★★☆

私は、「マニアックな大人のショー。宙組の実力の高さを認識した。」という印象でした。

女神は、「なんとなく過ぎた印象」と、イマイチ。

天使は、「大人の素敵なショー。でも主題歌が残らず。」とのこと。

マダムは、「地味だがエキゾチックなショーで◎」とのことですが、公演中も何度もマダムの絶賛の言葉を聞きました。
たしかに、このショーは大人を“ゾクッ”とさせる、演出が独特でした。


【ファントム・花組】

お酒の女神★★★☆

心配性の天使★★★☆

Madam Black River  ・・・えっ、ゼロ!!!

はっP★★★☆

・・ええぇっと、(;´д`)マダムのゼロは「ノーコメント」ということで・・ひと言お願いしたら「壮一帆(そう・かずほ)さんの歌は良かった。桜一花(さくら・いちか)さんのカルロッタ(悪役)も良かった。」とのこと(^_^;)

女神は、「蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんのファントムのとらえ方がわからなかった。いい人すぎる。」とのまっとうな意見でした。私も同感だったのです。

天使は、「蘭とむ(蘭寿とむ・らんじゅとむ)以外は良かった」と、激辛な感想(ノ><)ノ
「3.5のうち、0.5は壮さんの銀橋での意地の歌唱に対して」とのこと。なかなか私には考えつかない感想でした。
まさに、座談会らしい意見が出ました。

私は、「これもロミオとジュリエットと同様に“作品力”に頼った一作だった」と感じました。
「特に蘭寿さんの演じ方には毎回“ムラ”があり、とうとう決定的なバージョンも見いだせなかった。」という印象でした。期待が大きかった蘭寿さん満を持してのトップお披露目だっただけに、「残念」の感がありました。


というわけで、本公演の感想戦はテンポ良く進んでおります。
いよいよこれから終盤戦に入ります。

そろそろここいらで一度アップいたします。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 迎康子他 ( NHK-AMラジオ )

2011/12/29

『2011今年の宝塚を振り返って』座談会その1

20111229_takarazuka01

昨年末に開催し、大好評!アクセス数急増だった企画(いまだにアクセス多し)、今年の宝塚歌劇を振り返る座談会企画、今年もやります。

職場の女性二人「心配性の天使」と「お酒の女神」、さらに今年は私達仲良し宝塚ファントリオに加わり、カルテットの一角を担うこととなった謎の美女「Madam Black River」に参加いただき、四人での座談会となりました。

内容としては、

○今年の本公演でのミュージカル、ショーのそれぞれに各々が採点し、感想をワイワイ言う

○今年の本公演以外のミュージカル、ショーのそれぞれにまたまた各々が採点、感想を言い合う

--------------ここらで年越しか-----------------------

年越し後は、「女神と天使とマダムと管理人の勝手に表彰式・新春放談」と題して以下の企画を怒濤のプレゼンツ!!

○年末の得点集計をして、本公演とそれ以外の公演の「輝け第一位」を決定する

○座談メンバーそれぞれの最優秀作品(ミュージカル、ショー別)、最悪作品の発表

○座談メンバーが心に思った、2011年の男女役それぞれのMVPの発表

○お楽しみ企画、「2011チラシ大賞」の選出

○座談メンバーそれぞれの「先が楽しみ期待賞」の発表

○2012年、メンバーそれぞれの目標、抱負を語って締め

という運びとなります。

昨年は年を跨いで一週間かかりましたが、今年はいかが相成りますか'(*゚▽゚*)'
それでは、宝塚ファンの皆様、飲み物片手にお楽しみください。


善は急げ、早速開催いたします。

まずは「本公演」のミュージカルとショーのメンバーの採点と感想からです。
それではメンバーの皆さん、どうぞ!!(^〇^)/♡


【誰がために鐘はなる・宙組】

お酒の女神★★★

心配性の天使★★★☆

Madam Black River★★★☆ 
[参考記録]※実際に観劇はしておらず、CDを聞いたのみでの感想

はっP★★★★

これは管理人はっP(私)としては、いきなり意外な点数でした。もっと高得点かと思った。

女神は、「トップ二人以外の役回りが薄すぎる、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんの役どころが若すぎる、蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんの役も真っ直ぐ過ぎて一本調子な印象」・・ということで・・そうですか、やはり意外。

宙組っ子の天使は、「祐飛さん(大空祐飛・おおぞらゆうひ)の腕まくりがステキ'(*゚▽゚*)'」と、ファン丸出しの感想をひと言。

私としては、「すでに大空美学は完成の域に達し、それを息をのんで見た」というものでした。


【ロミオとジュリエット・雪組】

お酒の女神★★★☆

心配性の天使★★★

Madam Black River★★★★

はっP★★★★

天使は、舞羽美海(まいはね・みみ)さんと、夢華あみ(ゆめか・あみ)さんの両ジュリエットを見ています。
美海ちゃんの方は、★★★、あみちゃんの方は★★★☆、という採点までしてくれました。「あみちゃんは、大事に育てればかなりなものになるだろう」という予測も。
また、大凪真生(おおなぎ・まお)さんのヴェローナの大使役が素晴らしかったとも。

女神は、「トップ二人が×で、緒月遠麻(おづき・とおま)さんが◎」という厳しい感想。

マダムは、音月・ロミオの“繊細さ”が、前年の星組・柚希礼音(ゆずき・れおん)さんのものより出ていて良かったという感想でした。

私は、「“作品力”に頼った印象がある。個々は良かったが、組としての一体感がいまひとつ無かった」という感想です。


【愛のプレリュード・花組】

お酒の女神★★★☆

心配性の天使★★★

Madam Black River★★★★

はっP★★★★☆

私の感想は、「真飛聖(まとぶ・せい)さん、渾身の一作。主要四人の演技に心を奪われた」。

女神は、「白いトレンチコートで去っていく真飛さんの姿が印象的」。

マダムは、「これぞ宝塚というものが、それまでは自分の中で受け入れられなかったが、この作品で宝塚らしい演目に対して素直にいいと言えるようになった」という素晴らしい感想が。

それに比べ天使のコメントは(-_-;) 「記憶があまりない、壮一帆(そう・かずほ)さんは、何をやっていたっけ?」という驚きの最低発言、他の三人が呆然(;゜0゜)


【ル・パラディ・花組】<ショー>

お酒の女神★★★★★

心配性の天使★★★★

Madam Black River★★★★☆

はっP★★★★★

マダムは、「美しい、完璧!!」と、絶賛。

女神は、「さすが大介先生!!'(*゚▽゚*)'」と、こちらも絶賛!!

私は、「大好きなタイプのレビュー・ショーで文句なし。優雅さがとても良かった(*´▽`)」です。


・・・とりあえずアップしていくことが大事ですので、第1回はここまででアップします。
何回続くかわかりませんが、がんばって“座談会”のようすを書きますよぉ~っd( ̄  ̄)


【NowPlaying】 北国行きで / 朱里エイコ ( 歌謡曲 )

2011/12/28

今年は自分にとって「Facebook元年」になった

20111227_tokyo01


東京生活3年目もいよいよ終盤に入りました。
今年も東京で仕事をすることになって色々なことがありましたが、東京にいて良かったと思うことは、自分がFacebookを利用し始めた今年に東京の同業他社の皆さんも時をほぼ同じくしてFacebookを利用し始めたことでした。

今までもリアルに職場や外回りの途中、会議などでも顔を合わせていたのですが、日々Facebookでも“お会い”することになり、よりその人へのつき合い方が深まったように思います。

さらに、今まではあまりお話する機会が無かった方とまで交流が広がりました。

そして、昨年まで同業他社としておつき合いのあった方とも引き続き交流することができるなんて、・・想像もしなかったことでした。

また、Facebookの中でいくつかのグループにも参加することで、もうひとつ深いところでの関わりもできました。

今年東京にいて良かったと思います。
まだ何かできる、・・ような予感があります。
漠然として具体的には今書けないのですが、もうひとつくらい何かできそう。

とりあえず今年も暮れて行きますが、希望をもって来年を迎えたいと思います。

きっといいことがあると思って。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2011/12/26

大空さん、ついにその時が

20111226_yuhi01


速報が入ったので、あわててコメントいたします。

宝塚歌劇団宙組、男役トップスター「大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)」さんが来年の名古屋での公演後、大劇場と東京宝塚劇場の公演を経て退団されるとのこと。

うすうすわかっていたこととはいえ、「ついにその時がきたのか」と、寂しい気持ちになりました。

私は宝塚のブランクが長く続き、大空さんを知ったのは花組に組替えになってからです。
ですが、太王四神記のヨン・ホゲ役ですっかり虜になり、宙組に来てトップスターになってからは、ただただ大ファンとして観劇&感激してまいりました。

とにかく、大空さん主役での公演はどれもこれも「名作」となりました。
名作でなくとも、大空さんと大空さん率いる宙組が演じると「名作」になってしまいました。

途中ブランクがあったとはいえ、長い宝塚観劇生活でも最高のトップスターであったと感じました。

衣装合わせが1ミリ単位で一日中かかってもひとつの衣装のシルエットが美しく見えるようにダメだししたり、宙組男役皆で徹底した話し合いの末、特訓をして黒燕尾のダンスに臨んだ逸話なども耳に入ってきましたが、とにかくその“大空イズム”の宙組への浸透は目を見張るものがあり、私なども観客席でひしひしとそれを何度も感じました。

どんな小さな演技でも研ぎ澄まされた“きらめき”がありました。

希有なトップスター大空祐飛さんの最後の舞台まで心して観たいと思います。


【NowPlaying】 衝撃のファースト・タイム / フォリナー ( Rock )

2011/12/25

なぎらさんの本「酒(しゅ)にまじわれば」

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『酒(しゅ)にまじわれば/なぎら健壱著(文春文庫)』を読みました。

なぎらさんと言えば、“飲兵衛”界の達人、偉人!!
酒の上での失敗談や、ファンの家でその父親と泊まりがけで酒を七升飲んだ武勇伝など酒についての話題は枚挙にいとまがありません。

しかも、なぎらさんは、ただの酔っぱらいではありませんよ。
利き酒をして銘柄をほとんど当ててしまうという(ただし、一般的な利き酒のように口に含んでから吐いて次ぎの酒を・・というのでなく、全部飲み干し、酩酊状態になった時に本領発揮するとのことで、シラフでは全然ダメだとのこと)本格派でもあります。

様々なエピソードの中で気になったのが、なぎらさんが仲間うちで全国品評会でベスト・テンに入ったものをブラインドで銘柄を当てようという企画をしたときの話。

さすがに飲兵衛友達も皆、強者でほとんどの銘柄を当ててしまったのですが、なぎらさんがイタズラに一本だけ別のお酒を混ぜておいたとのこと。

そのお酒については、誰もが「なぜか、あれだけはひどいものだった」と口々に言ったのだそうですが、その酒とは、誰もが知っている、あの“幻の銘酒”などと言われている酒だとのこと。

この本にもその銘柄はとうとう書いてありませんでしたが、
「銘酒と言えば誰もが○○○○と言う酒だ」と書いてありました。
なぎらさんは、いつもそれを飲む度に「まずい」と感じていたようです。
実は、私も「ははあ・・あの酒じゃないかな」と思い当たるふしがあります。

あの誰もが「おいしい」とか「なかなか手に入らないのを手に入れたのだ」などと言うお酒。

私も友人が手に入れたとか、この店にはあれがあるとか、高いんだぞとか言われて何度もその酒を飲みましたが、おいしかったことは・・ない。
しかも、おいしい・・というレベルには達していないのです。

風格なく、芯なく、腰くだけ、味も薄し、という印象。
でも、みんな「やっぱりうまい」などと言いつつ飲んでいるのです。
私は、なんと言っていいかわからず「ははあ・・なるほど」などと曖昧な言動に終始するのでした。

やっぱり何度飲んでも“あの酒”はうまいとは思えない。
同じ銘柄でも、いろいろとランクがあってそれぞれに味は異なるのでしょうけど、でも、何度も飲んでみたが、やはり“いただけない”。

なぎらさんも、これ一杯に東京では“うん千円”も払って飲む店があるが、これよりもうまい酒はいくらでもあると言ってます。この本に出てくるなぎらさんの知り合いの酒屋さんも。
私も同じような感想。「名前」に引っ張られているという気がしていたのですが、私が「酒音痴」なのかどうか・・・はてさて・・・。

本日はなぎらさんの本を読んでの“お酒の話題”でした。実は“あのお店”にそっとおいてある“あのお酒”がとてもうまいが・・ぜったいに内緒・・(*´∇`*)


【Now Playing】 恋のメキシカン・ロック / 橋幸夫 ( 歌謡曲 )

2011/12/24

クリスマス・イブですね'(*゚▽゚*)'いかがお過ごし?!

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きょうは朝から東京に行き、仕事をしていましたが夕方には帰宅し、クリスマス・イブを家族と過ごすことにしました。
妻の実家からは義母と義妹がやってきてパーティー(ってほどじゃないけど)に参加。

写真は義妹とウチの長女の合作クリスマス・ケーキです。
長女は自画自賛しておりました(*^o^*)


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子ども用シャンパン(風)で乾杯し、わぁ~っとそれからは大騒ぎでした。
長男も下宿先から帰ってきていたので久しぶりにフルメンバーです。


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いつの間にか長女も中学生になっているし、以前このメンバーでクリスマス・パーティーをしたときなどは子どものにぎやかな声も聞こえたのですが、今やみんな会話が大人になってきて、一番子どもっぽいのが義母と妻になってしまうという“逆転現象”が発生していることにちょっと驚き(^-^;

でもまあ、こんな風に楽しくやっていられるのが庶民の幸せというものです。
たのむから増税してこんな風景さえなくなるような厳しいことにならないようにしてもらいたいものです。


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そんなこと知ってか知らずでか、我が家での二度目のクリスマスを迎えたマロンさん。
大騒ぎを呆然と見ておりました。

古株猫のサンドさんは、完全にヒーター前で熟睡しておりましたので写真は撮らず・・・。

なんということはないクリスマス・イブの光景でした(*^o^*)


【NowPlaying】 ララは愛の言葉 / ザ・デルフォニックス ( Pops )

2011/12/23

Steve Jobs Ⅱ(公式伝記)を読んだ

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表題の本、アップル・コンピューターのCEO「スティーブ・ジョブズ」の唯一認められた公式の伝記を読みました。
本屋さんに行くと、白いのと黒いのと二冊が「Ⅰ」と「Ⅱ」に分かれて売られているベストセラーです。

私は、黒い方、「Ⅱ」から読みました。一度アップルを追放され、ネクスト・コンピューターを立ち上げてから再度アップルに戻り、皆さんご存知のiMacやiPod、iPhone、iPadなどを次々とリリースし、アップルを立て直したところから、彼の死までが書かれています。
初代Macの話などは「Ⅰ」に書かれているので、これから読んでみようかと思っています。

この本が売れに売れているのは知っていますが、どんな人が何のために買っているのだろう、と、いつも思います。

読んで見ると、ジョブズは常人ではありません。
自分の気に入らないことは絶対に受け入れず、自らの理想の製品を作るためには部下を罵倒し、徹底的に突き詰めて、無理が通れば道理が引っ込む・・というような形で自分の理想を実現します。

また、競争相手や、アップルが持つ特許権などを侵害する者、自分と考えの異なる相手には攻撃の限りを尽くします。
かといって、利益最優先でアップルの仕事を進めているのではなく、さらに市場のニーズを考えるのではなく、自ら考えたニーズが人からやがては求められるものになるのだ・・という考え方に立って仕事をしているのです。

普通の経営者、人が、この本を読んで、“その気”になってしまい、ジョブズ流の物事の進め方などをした場合は、総スカンを食うでしょう。
ジョブズの感覚があまりにも素晴らしいから実現できた「アップル・ストーリー」だったのです。

iPodとiTunesの開発のくだりでは、日本のSONNYが登場しますが、完全にアップルをリードできる資産と技術を持っているはずだったソニーが敗北したばかりでなく、音楽配信においてもアップルの軍門に下るところが描かれています。
それは、まさにジョブズと他の会社のCEOの明らかな“差”であり、その部分について詳しく記述されています。
ここらも見どころになっていますが、果たして誰の参考になるのか!・・・参考にしても特に日本人の常識的な会社世界ではまったく機能しないだろうと思ってしまいました。

アップル好き、ジョブズ好きの方にはどんどん読み進んでいける素晴らしい伝記となっています。
文体も非常にわかりやすい。

自分の中で常識となっていることに、もう一度疑問を投げ掛けてみるきっかけにはなると思います。
とりあえずアップル・ファンにとって“溜飲の下がる”思いを何度もすることができる本になっていますよ。


【NowPlaying】 Cry Me A River / Julie London ( Jazz/Vocals )

2011/12/21

クラシコ・イタリアーノ/ Nice Guy ! ! 二度目の観劇

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宝塚歌劇・宙組東京公演『クラシコ・イタリアーノ/ Nice Guy ! ! 』二度目の観劇をこのあいだしてきましたので、その観劇記です。

ミュージカルの「クラシコ・イタリアーノ」は、初回観たときにすでに完璧な状態だと感じました。
最初にトップスターの大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんが椅子に掛けたままライトの中から現れただけで・・もう降参(*´∇`*)
ナポリ仕立てのスーツの着こなしに、ただただ感嘆し、男前揃いの宙組男役陣のあまりの格好良さに胸キュンでございました。

植田景子先生の脚本もいいが、宙組の大空イズムが隅々にまで行き渡った舞台は寸分のスキもないものと感じました。そして、今回の観劇ではさらにブラッシュアップ!!
なんていうのか、このミュージカルの内容に例えると、仕立てがいいのはわかっていたが、今回の観劇では布地の肌ざわりというか、風合いの良さまで感じるような、きめ細かいところまでほんとうに心地よく味わうことができました。

組子の誰もが自分の演技に自信と責任を持ち、輝くばかりの演技と歌を披露していました。
それも大空さんを中心とした、しっかりとした組としての団結力を感じたのです。
こんなこと、長いこと宝塚を観ていますが、初めての経験です。


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二番手男役スターの凰稀かなめ(おおき・かなめ)さんが、映写機を使って大空さん演じるサルヴァトーレの仕事に対する部下の感想を、大空さんとケンカ別れしてしまった仕立てを教えてくれた恩師と見るシーンには、涙が止まらず、わかっちゃいるけど感激してしまうのです。

大空さんのトップスター就任後の演目は全て「名作」となっています。
素晴らしいトップスターだと、あらためて感じました。


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ショー「ナイス・ガイ」は、見どころいっぱいの“ナイス・ショー”!!
やはり男役スター達の“稽古のたまもの”と言える見事にキマったダンスに、のけぞり、拍手し、またも涙・・、そんな力強く、艶やかなショーでした。

途中のファニーなシーンなども大空さんだからこそのファンキーな楽しさが横溢し、そのステージにスキはなし!

ジャズのコーナーなどは、たっぷりと宝塚の“素敵”な大人の雰囲気を見せてくれて、もう何も文句はありません。

あっという間にフィナーレとなり、今の宙組の充実度を感じながら劇場をあとにしました。

前回観劇後にもおすすめしましたが、ほんとうにおすすめです。
でも、あと4日間しかないのか・・・。
もう一度見たかったなあ(*´▽`)


【NowPlaying】 Quit Sense / Triosence ( Jazz )

2011/12/19

ジャズ喫茶『 BROOKLYN 』へ

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昨日のブログの続き。
中学時代の担任の先生から、

「良さそうなジャズ喫茶を見つけた」

「実は珍しいレコード盤を持っていくとマスターに話をしたのだが、きょうそれがあるので、持って行ってくれないか」

と、話は急展開し、私が千葉県八街市のそのジャズ喫茶にレコード盤を持って行くことになりました(^^;)

写真はそのジャズ喫茶「BROOKLYN」です。なかなかいい佇まいでしょう!

場所はJR総武本線「八街駅」からすぐ、「八街市八街に134-2」に所在しています。まだ新しい。


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私が先生からあずかってきた、エルビン・ジョーンズのアナログレコードをすぐに掛けてくれたのですが、この写真を見てのとおり、アナログ・レコード中心のシステムです。

アンプはMacintosh(アップルじゃないよ)中心の構成、でスピーカーがJBLの4344ですから、まさに“男のジャズ”に対する“本懐を遂げた”とでも言えるものだと思いました(≧∇≦*)

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私の自宅ではプレイヤーが故障しているため、久しぶりのアナログ盤の音でした。

で、いいですねぇ(゚▽゚*)・・・アナログの音はストレートに、そして耳からだけでなく、ハートに真っ直ぐ入ってきましたよ。
音量は、大音量とまではいかなくて、その音質も非常に真面目な印象を受けました。
マスターをお見受けした印象とダブってしまいました。
人柄がそのまま音に出ているような感じ(*^^*)

エルビンのドラムソロが入っている“芯”のあるドラムの音も難無くこなし、次にはマスターがソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」をフルで掛けてくれたのですが、聴き応えがありました。

朗々と吹きまくるロリンズのサックスも、ローチのパーカッシブなスピード感あるドラムも、しっかりと表現されていました。
まだ新しいお店ですので、これからまたエージングの効いた特徴ある音が出現してくることと思います。

私、これからかなり遠い場所だけど、時々来てみようと思いました。

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ちょっと暗いですが、店内はこんな感じで、ジャズ喫茶としての雰囲気はかなり出ていると思います。
ここで、骨のあるジャズサウンドを聴くってのは、このせこせことあわただしい現代において、とても贅沢なことだと思いますよ。
遠いけど、八街まで行く気のある人は行った方がいい!!

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すでにご紹介しましたが、スピカーは“男の憧れ”JBLの4344。
ジャズ・オーディオに胸ときめかせる人は、一度は「持ってみたい」と思う機種です。

マスターの好みかと思いますが、「過激」な感じの音の出し方はしていませんでした。
なので、ジャズにあまり馴染みのない方でも、楽しい時を過ごせそうでした。


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すでにご常連の方々でしょうか、麦酒をやりつつ大人のジャズ談義をされていました。
いいなぁ、最近ジャズの話ができる人が私の周りにはほとんどいない・・(-_-;) 

うしろにあるレコードラックを見ると、2000枚はありそうなアナログ盤、これを見ただけでうれしいのは、私だけではないでしょう。
ジャズファン、レコードファン、オーディオファンは千葉では珍しいジャズ喫茶(しかも八街市)に、足を運ばれてみてはいかが?!♪ヽ(´▽`)/


【NowPlaying】 Idaho / Lou Donaldson ( Jazz )

2011/12/18

笑虎美術館に先生の絵を訪ねて

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昨日は、千葉県山武郡横芝光町栗山にある、写真の笑虎美術館までクルマで出かけました。
片道40キロくらいあるでしょうか。
このブログには何度も登場していますが、中学時代の担任の先生が美術の先生で、今は退職しているのですが、活発な活動をされているのです。先生とは間にブランクはありましたが、現在も仲良くさせてもらっています。
私の人生にとって、とても大切な、今でも『先生』です。


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あいかわらず、先生はお元気で作品も拝見するたびに新しい感覚が取り入れられているようで、今回、ちょっと今までと異なった柔らかい線と色彩を感じるようになりました。
それが“生徒”の私には進化することを止めない“先生”を感じてうれしいのです(*^^*)


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それと、今回は「対」になるものを描かれたようで、この写真の左の絵は「左」というタイトル。

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そして、こちらが「右」なのです。

両者とも、今までの作品よりもむしろ若返ったように感じるくらいの勢いや、新鮮さを感じました。
私よりもよっぽど若々しい感覚に、タジタジとなりました(^-^;


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で、こちらが「赤」と「青」。
私が真っ先に頭に浮かべたのは、ビートルズのレコード「赤」と「青」!・・ですが、あとで先生に聞いてみても全然そんなことは意識していなかったようです(^_^;)
赤を描いたから青もいってみた・・みたいな感覚のようでした。

でも、私にはとてもおもしろい!!

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こういう自然にすっと描いたような作品も今回はたくさんありました。
私にの心にもそのまますっと入ってくるようで、ストレートに良いと感じることができる作品でした。


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美術館は古い木組みの日本家屋で、展示室のみの建物と、喫茶もできるギャラリーもあります。
こちらは、そのギャラリー内部の展示。
廊下にも展示されているので、作品点数は今回も多く、先生もこれだけ描きあげるのは精神的にも体力的にもたいへんだったと思います。
私は、感心して見ているだけなのですが、それでも、そのエネルギーは十分感じることができました。
少しは、そのエネルギーの発散具合を見習わねば・・(-_-;) 


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そしてこのギャラリーの喫茶で先生とお会いし、楽しくお茶しました。
大きな窓から見える外は、ものすごく立派な日本庭園です。
懐かしい石油ストーブのほんのりとした温かさと、穏やかな照明のような明かりにほっとしながら、互いの近況を語り合いました。

そこで、先生が最近発見した千葉県八街市のジャズ喫茶の話が出て・・・結局、このあと私はそこを目指すことになるのですが、先生からはいつも新しい情報もいただくので、こちらも気合い入れてアンテナ立てておかないと、その後の機動力に差し障りが出てしまいます。

ジャズ喫茶探訪については、このブログでまたご紹介いたしましょう。

きょうは、先生の美術展を訪ねて行った横芝光町での鑑賞記といたしましたm(_ _)m


【NowPlaying】 Nice'N Greasy / Lou Donaldson ( Jazz )

2011/12/17

風邪の病み上がりはカクテルで癒やした

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先週は風邪で二日間休むことになってしまいましたが、職場に復帰したその日、このブログにも度々登場する“人生と遊びの達人”のお誘いをうけて、とあるカクテル・バーに向かいました。

達人のお友達であり、私も友達のお仲間に加えていただいたMadamY.もご一緒でした。
この方も達人の域に達しています。
達していないのは私だけ・・・。

私は、最初に麦酒をキュッと一杯やってから、ウイスキーベースのカクテルに突入いたしました。
ジーンと沁みてきました。
喉をくぐり抜けたお酒は、病み上がりの体内をズーンとくぐり抜け、心地よい酔いの世界にいざなってくれました。


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シェイカーの音が聞こえる中、久しぶりに合流した三人で、前回お会いしてから今までの出来事などを話しましたが、ゆったりとカクテルでお話するのもいいものです。
ウォーって乾杯して、“がつんがつん”と飲むのも良いですが、静かに時間が流れる中に身を置いての語らいは人生の喜びでもあります。


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これは、そのバーとはまったく無関係なのですが、当日、Madamとの話題に「他人に自分の“幸せ”」を語られたというエピソードがありました。
詳しくはMadamに申し訳ないので書けませんが、この写真にあるとおり、『しあわせは いつも 自分の心が きめる』・・・そういうことだとあのときも私は申し上げたつもりだったのですが、たまたまこの小さな額をとあるところで見つけたので、Madamにあらためて捧げます。

それからウチの職場の天使からの名言も翌日聞きましたので併せてお伝えしておきます。

「私があなたから幸せに見えるのは、私が幸せになろうとしているから。あなたが幸せそうに見えないのは、あなたが幸せになろうと努力しないから」・・だそうです。さすが天使!!


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そんなこんなでカクテルに溺れ、酔いしれているうちに深夜となりあわてて三人で帰宅したのでした。

お二人の“達人”ありがとうございました。

身体だけでなく、心も生き返りました。
また人生の貴重な一コマ、私と共有させてください。


【NowPlaying】 Blue Nowhere / Hitomi Nishiyama ( Jazz )


2011/12/14

あれっ??そういうことかい。

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きょうは風邪のためお休みをいただきましたが、寝ていた二階から降りてきて自分の部屋でお茶でも飲もうとヒーターのスイッチを入れると二匹のネコ達がドアを代わる代わるに叩いて、「入れろぉ~」って(^_^;)

あけると足もとにまとわりついてくるので、私のことを心配してくれているのかと思うと、二つある椅子を二匹で占拠!!

ぐるりとまるまってスースーと眠り始めました(・_・;)

ただ、この椅子の上で寝たかっただけなのね・・・(^-^;

しばらく部屋でヒーターをつけたままネコにおつき合いさせていただきました(*^^*)


【NowPlaying】 プレリュード / 村治佳織 ( Guitar Instrumental ) 

2011/12/11

玄関であらたな作品発見!!

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このあいだ、妻と長女が作っていた布付きの額にボタンを縫い付けてつくった、ちょっとした飾りみたいなものですが、昨日外出後帰宅すると、玄関に“新作”発見!!

右側のボタンを縫い付けた方は、ハートを強烈にアピール、(*^。^*)
とっても小さいハートは、接着剤で貼り付けたとのこと。
けっこう熱心につくってるなぁ(゜o゜)

もうひとつは、スプーンやフォークが楽しい感じで、いいアイデアだなと感心しました。

こういうの作る才能は私には全然ないなぁ・・(=^▽^=)・・ふたりがうらやましい・・・。


【NowPlaying】 野菜の魅力を探る / 江頭宏昌、市村正親他 ( 録音 )

2011/12/08

アリスの恋人・・みてきた

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宝塚歌劇・月組東京特別公演『アリスの恋人(バウ・ラブ・アドベンチャー)』を見てきました。

もう、チラシ、ポスターを見た時点で「こりゃイケてるに違いない」と思ってしまいました。
しかも作・演出は今年星組の「めぐり会いは再び」の作者、小柳奈穂子先生。
女子たちの“胸キュン”&“ちょっとオタク”な恋愛を描かせたら、かなり、すごいこの先生!
今回もやってくれました。


今回の公演は、月組二番手(月は二番手が二人いる?状態)の明日海りお(あすみ・りお ※愛称は「みりお」)さんが主演男役です。
そして、男役から娘役に転向して娘役主演となった愛希れいか(まなき・れいか)さんは、2009年初舞台の初々しい娘役です。

物語は、作家を目指す明日海りおさんの夢の中で繰り広げられ、仕事がうまくいかず、しかも失恋してぐでんぐでんに酔っぱらった愛希れいかさん扮する「アリス」がマンホールに落っこちると、明日海さんの夢の中、しかもそこは「アリス・イン・“アンダーグラウンド”ワンダーランド」というぐあいです。

そこには明日海さん扮する「ルイス・キャロル」を永遠に夢の世界に閉じ込めようとする「ナイトメア・星条海斗(せいじょう・かいと)」や、我が儘で怖ろしい「赤の女王・愛風ゆめ(あいかぜ・ゆめ)」や、不思議な「帽子屋・紫門ゆりや(しもん・ゆりや)」など、ワンダーランドにふさわしい“濃い目”のキャラが続々登場!

ひと言でいうと、少女マンガが舞台で演じられているような、そんな印象です。


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職場の宝塚ファン、天使と女神の二人は、すでにこの公演を見ており、かなりな好評でしたので、私もかなり期待して見始めたのですが、最初のうちは何が起こってどうしようとしているのか、実はよく飲み込めませんでした。
宝塚でこの不思議の国のアリスなストーリーをどうやって描こうとしているのか・・頭の中を整理しているうちに前半は終了・・!!( ̄◇ ̄;)

今回ご一緒いただいた、T市の「マダム・K」も、最初に見たときは私と同じ様な状態に陥ったとこのこと。

で、今進んでいるストーリーと舞台運びとキャラクターを頭に入れ、「よしっ」ってことで第二幕に突入!

おおっ、今度は何がやりたいのか把握しているので楽しく見られる(^-^)☆
紫門ゆりやさんは、かなりな目立ち度。キザな軟派師のくせして、控えめな女子にはいまいちオドオドな様子がキュート(*^^*)

赤の女王の愛風さんは、2008年初舞台の若手だが、堂々と悪~いキャラを怖くて可愛く演じ、なかなかのもの。

ナイトメアの星条さんは、一見怖ろしく非情なんだけど実は・・っていうキャラクターをさすがのベテランぶりを見せて演じてくれました。

その他、みなさん独自のキャラを自分で磨いてきたと見えて、どれもこれも“マニア的”に胸キュンキャラでした。

少し手を加えれば大劇場でも上演可能な印象も持ちましたが、私が思ったことをひとつ。
これはこれでいいのかもしれませんが、ストーリーは冷静に見るとかなり平坦です。
こうなるだろうと思ったとおりに展開するし、ルイス・キャロルの“みりお”さんと、アリスの愛希れいかさんの恋も想像どおりに成就します。

ええっ!こんなことだったの?!っていう展開が夢が覚めたときにあったら、なお面白いんじゃ・・とか、今回のストーリーでは、夢の国は結局消滅せずにハッピーエンドだったものを、もっとはかない最後にしてしまうのも印象的だったのでは・・などと思いました。

でも、・・きっとこれでいいんですよ。小柳先生の作風ってこういうものなんだろうとあらためて思いました。
これからの小柳作品でさらにその奥義が判明してくるものと思われます。
まだまだ新たな展開がありそうです・・・。


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私が観劇したのは千秋楽で、明日海さんも感極まっていましたが、愛希さんも舞台で泣いていました。
明日海さんが「泣きながら、ちゃぴ(愛希さんの愛称)は、がんばってついてきた」とほめていました。
たしかに、見ていて、愛希れいかさんは、必死でくらいついている印象でした。
でも、明日海さんのあまりにも美しい(今、宝塚男役で一番美しい?!)ルイス・キャロルに抱きしめられ、キスされて、幸せそうなアリスを懸命に、立派に演じていました。
これからが楽しみです。

最後に明日海りおさん。
立派な男役になって素晴らしいのですが、まだまだもうひとつ乗り越えるべきものが見えたような気がしました。
トップらしい風格や、見得を切るような仕草。歩いているだけでドキドキさせるようなオーラ。
きっと現トップの霧矢さんが退団された頃にはそういうものも身につけているに違いありません。
応援しています。


【NowPlaying】 3つの聖歌 ~左手のためのフィンランディア~ / 舘野泉 ( Classic )

2011/12/04

イラストを楽しそうに描いているのがうらやましい・・・

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試験を終えた中学生の長女は、ほっとして、自分の趣味に打ち込みだしました。
イラストを描くのが大好きで、可愛いイラストをリビングでコキコキコキコキと、飽きることなく描いていますφ(・_・;) 

写真は、まだまだ途中だとのことですが、テーブルに置いてあったのを撮りました。

実にうらやましい・・・。
私も絵が自在に描けたら楽しいのにと、子供の頃からいつも思っていました。


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次のこの写真は、友達から最近多数発注が来ているらしく、ノートなどの裏表紙にちょっとイラストを描いてあげたりもしています。・・・まるで内職(^_^;)
複数の発注があるらしく、さばくのもたいへんみたい。


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これは妻の実家で、義母に頼まれ、そばにあった色鉛筆でチャチャッと描いたものです。
ほほぉ・・と、これを見つけたときは関心してしまいました。

ちょっと頼まれただけでも、それなりに自分の視点でそばにあったものを描いたようです。
私にこのサービス精神と、やる気を起こす・・そんなことができるのかと、ちょっと反省気味に思いました。

・・「発注が来たら、ちゃんと仕事しよう!」・・あらためて決心したのでした(^-^)


【NowPlaying】 レノン・マッカートニー / 杉真理 ( Rock )

駅ホームからの転落事故のニュースを聞いて

今年は、駅のホームからの転落事故が過去最高件数だそうです。
首都圏で最も多く、酔っている人の転落が1位、ケイタイやゲーム機の操作中に転落する人がその次だそうで・・・
そりゃそうだろうと思いました。

毎日東京まで通勤していて感じるのは、駅のホームでも通路・階段・エスカレーターでも携帯電話やスマートフォン、ゲーム機を見ながら・・操作しながら歩いている人があまりにも多くて、まともに歩いている人は避けて歩くのがたいへんなのです。

私は、この現象というか人々の状態は、『病気』ではないかと思うのです。
もういいかげんきちんと【病名】をつけて、治療をした方が良いと思うくらいの有り様です。「液晶画面依存症」なんてのはいかがでしょう
d(^_^o)

その惨状をいくつか挙げてみると

ケイタイ、スマートフォンを見ながらエスカレーターを駆け上ったり、走り降りたりする馬・・おりこうさん。私は巻き添えがこわいのでベルトに必ずつかまって左側でおとなしくしています。

あまりにケイタイなどに夢中になり、ゾンビのように足を引きずりながらスローモーションで歩く、すっとこどっ・・おりこうさん。

狭い通路などをケイタイなどを見ながら蛇行して行く手をさえぎる人。

ごはんを食べているときまで、左手にケイタイを持ってずっと見ている人・・でも食べ物には目もくれない。
そして右手だけで肘をテーブルについて口から器にもっていき、箸やフォークは皿をさらうように動かして食べる。
左手はケイタイをずっと持ち上げたままだ。
こんな行儀悪いヤツがいるのかと思うが、たくさんいますよ。毎日見かけます。

トイレでは、小用をたしながら、片手でメールしてるオタンコナ・・おりこうさんもいます。しかも、用をたした後は手も洗わないぞ
(-_-;) 

電車の横座りの座席で、隣の人の迷惑も考えず、肘を張って、けいれんしながらボタンを連打してゲームする人。
子供じゃないよ、いい大人だ。40代、50代とお見受けする人も半数以上だ。

どんなに満員でギュウギュウでも、死んでもゲームやります、あるいはメールします、スマートフォンの画面を見ます・・って人も毎日何人かお見かけいたします。私の肩にケイタイのフタを載せてメールを打っていた強者も何度か経験しました。

結論はひとつ。

「そうまでして見るものは世の中にはない。」

以上です。

早く病名つけて上記の方達に早期治療を施してほしいと願う私でした。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / NHK ( AMラジオ )

2011/12/03

【2/2】クラシコ・イタリアーノ/ Nice Guy ! ! 観劇記続編

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前回のブログでは一部のミュージカルまでの観劇記でしたので、続きのショーの方を。
宝塚に興味の無い方には申し訳ありませんが、このブログの読者の多くが宝塚の話題を求めているので悪しからず。

ショー「Nice Guy ! !」は、藤井大介先生の作・演出です。
ミュージカルの植田景子先生との今回のカップリングは私にとって夢の組み合わせです(*≧∀≦*)
そして、このショーも良かった!!

宝塚にしかない“男役”の美学を追求してきた主演の大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんが極めたものと、藤井大介先生の作品が見事に結実した印象!

二番手男役スター・凰稀かなめ(おおき・かなめ)さんは、さらに美しく凛々しい男役スターぶりを見せつけ、宙組に来て、またひと回り大きく成長した感じ。

三番手スターの北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん・・昨日来年7月に専科への異動が発表され驚いた・・も持ち味を十分発揮して、力強くも観客も組子も温かさで包み込む独特の感じが今回もうれしい(^-^)

さらに悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)さんら宙組が誇る“男前”な男役軍団が繰り広げる男役美学が観客を魅了しました。
紫のスーツ姿で男役皆が背を向けた瞬間にパッと裏地を見せるとカラフルでポップな色が目も鮮やかで・・私はそこでもう完全に『虜』になったのでした(≧▽≦)

次々とマダム達が様々なタイプの男を落札していくという不思議なシーンで最後に登場する我らが祐飛さまのお衣装は、『どピンク』(☆o☆)!!
でも、“キマっちゃう”んだよなあ(*^^*)

ブラウンっぽいコスチュームでのジャズ・ナンバーが次から次へと歌い踊られるシーンについても大人の濃いショー・ステージとなって、見事に宝塚の舞台の中で昇華されていました。うなったねえ(^-^)☆

ラスト間近で、祐飛さん、かなめさん、すみ花さんが紫の衣装で決めポーズを取ったときには私はKOされました。これ以上のものはない'(*゚▽゚*)'

今回退団される人達にもいい場面が与えられているし、若手も皆喜びに満ちて、しかも観客側に組全体として伝わってくるものがある・・たいへん感動したのでした。

ステキなショーでした。
今回の宙組は前半のミュージカルと、このショーのカップリングが素晴らしく、“ノってる”宙組の魅力が余すところ無く表現されていました。
宝塚を見てみたい、というなら今回はたいへんなオススメ演目です。
ぜひぜひ東京宝塚劇場に足をお運びくださいd(^_^o)


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いい気分で外に出ると、有楽町辺りは“真っ赤”なクリスマス・イルミネーションで染められていました。
ちょっと「赤い」のは最近珍しいですね。


【NowPlaying】 永六輔その新世界 / 外山惠理他 ( TBSラジオ )

【1/2】クラシコ・イタリアーノ/ Nice Guy ! ! 異境地に達している(*^。^*)

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宝塚歌劇・宙組東京公演『クラシコ・イタリアーノ/ Nice Guy ! ! 』を見ました。
まずはミュージカルの方、「クラシコ・イタリアーノ」は、久しぶりに大好きな植田景子先生が作・演出をつとめています。
植田先生の今までの作品で感じたことは、「目標に向かって夢を生きる」ことの素晴らしさがテーマになっていることが多かったのですが、今回はさらに人が人と出会い、そして様々な出来事に遭遇して、人それぞれに生き方があり、それは皆かけがえのない宝となってその人を輝かせる・・・そんな印象を受けるものでした。

1960年代のアメリカの豊かさにある種のあこがれを持つイタリアの人々、そして主人公はイタリアの仕立て屋で、一着一着手作りで仕立てる良さを学んだあとに、自分を育ててくれた大将の元を去った男。不遇な生い立ちの自分を育ててくれた大将と半ばケンカ別れしてです。

大勢の職人が分業して大量生産したものを、過去の自分のようにお金を持たぬ人達でも手に入れることができるようにする、という自分の考えを実現して成功を収めた男・・・その男にアメリカがもうけ主義で手を差し伸べてくる・・で、結局手縫いをしない本末転倒なことを強いられていく・・・。

最初の男役達が次々にファッションショーのように表れてくるオープニングだけで、宙組の男役の格好良さとダンスや身のこなし、一分の隙もないステージングにもうノックアウトされました。

物語が始まると、主演・大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんのスーツの着こなしだけで気絶ものの良さですが、演技も練りに練られた大空流です。
それを支える凰稀かなめ(おおき・かなめ)さん、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんの、大空さんを取材するアメリカの番組制作者と、仕立て職人のがっぷり四つの渡り合いも見どころでした。
三人の演技にスキも無駄もない。

さらに周りの男役陣、悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)、十輝いりす(とき・いりす)、凪七瑠海(なぎな・るうみ)、天羽珠紀(あもう・たまき)、風莉じん(かざり・じん)、春風弥里(はるかぜ・みさと)、蓮水ゆうや(はすみ・ゆうや)、鳳翔大(ほうしょう・だい)、これだけ挙げてもまだ足りない実力の男役達が腰の据わった演技を見せるわけで、ただただ舞台を魅了されながら見ているのでした。

娘役では、今回、愛花ちさき(あいはな・ちさき)さんが非常に活躍していました。
これだけの良い役を与えられて、素晴らしい演技が開花していました。
主演の野々すみ花さんは、まさに宝塚の中でも“女優中の女優”と言われ、今回も見事な役者っぷりを見せてくれたのですが、愛花さんも演技は大人の余裕ある演技だったし、さらに演じている女性がとても魅力あふれるものとなっていました。

すみれ乃麗(すみれの・れい)さんは、今までにない、“悪い”女を演じ、新たな境地に踏み入れた感がありました。

物語は、成功した主演・大空さんの経営をさらにアメリカまで広げるかの岐路で、かつての部下がとんびが油揚げをさらうようにかっさらって行き、敗北を味わうのですが、そこでアメリカから取材に来ていた凰稀さんが演ずる若手映像作家が大空さんの生き方に興味を持ち(男が男に惚れるってヤツ)、素晴らしい映像を録り、最後には飛び出してしまい、それっきりになっていた大空さんの師匠とその映像によって和解するという・・味のある話でした。

大空さんと、大将(専科の汝鳥伶(なとり・れい)さん)との男と男のやり取りには自然と涙が出て来てとまらず、困りました。
私は、今回の演目を見ていて、ずっと「終わらないでくれ、ずっとこの演劇を味わっていたい」と思っていました。
こんなこと、長い観劇経験の中でも初めての経験です。
あまりにも素晴らしい舞台運び、大空さんのさらに高みに上がった感のある「異境地」に、感動し、居心地もよくて“虜”になってしまったのです。すごいことです。

野々すみ花さんが演じる、情けなく、ドジな田舎の娘がラストにはちょっとだけ素敵な女性になって大空さんにあこがれ、ちょっとだけ身を寄せて港で幸せそうにするシーンには、これもあまりに清々しくてジ~ンとしました。
これも今までにない、小さな幸せシーンで私にはとても良かった。

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今までも大空さん主演の作品は皆良かったけれど、今回はさらにもうひとつ先のところに達したと思いました。
絶対に見た方がいいですよ。

戦闘シーンもなく、熱烈な恋愛シーンもない作品なのに、心に“ずしん”とくる宝塚作品なんて滅多に見られるモノじゃないし、たぶん大空さん以外に今後こういうことができる人もいなくなるでしょうから。

長くなったので、ショーの方は次回にいたしますね。

それではまた次回。


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