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2012/01/21

橋下さんの本、読んでみました

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話題の大阪市長・橋下さんの本、『体制維新-大阪都/橋下徹・堺屋太一(文春文庫)』を読んでみました。

堺屋太一さんとの対談も随所に含まれているものなのですが、“言いたいこと”はきちっとまとめられていて、とてもわかりやすい本だと思いました。

要するに言いたいことは“ひとつ”、『大阪都』を作りたい!それだけです。

明治維新後の日本の体制というか、“大阪府”という体制下ではせいぜい1970年の万博までの成長が限度だった、これからは新しい体制でないと動かんというわけです。

ものすごくわかりやすい例えで書いてありましたが、新しいことをやろうとして今のままの体制でいるというのは、「OSがWindows95のままで、新しいソフトは動かない、それと同じ!」という理屈です。

大阪というのは、大阪市の周囲自治体を含めた形で将来を考えていかないと「大阪」としての一体の政策が実現できない。
でも、今は大阪市が市のみを中心とした考えで政策を進めていて、“府”がかかわって全体的な政策を進めていくという体制が出来ていない。それ自体が大阪の発展にとって不幸だ、というのが橋下さんの考えです。

なので、堺市を含め、大阪市を現在の区の数から減少させた10区程度の特別自治区を設けて、そこの区長は公選し、住民と密接な政策を実現していったらいい。
その体制・システムだけを作りたいのであって、実現後の政策、行政はその後に選ばれた区長がやればいいのだ!・・と、簡単に言うとこんなことが書いてあったのです。

もうひとつ例を挙げていましたが、ゲームで新しいゲームの話をすれば、皆その話に“のって”くるけど、ゲーム機そのもののスペックの話をして、こういうゲーム機があればいいという話をしてもつまらないでしょう。
だから、ゲーム機そのものを作って、「ほらいいだろう、これ」とやりたいのだ・・というようなことも書いてありました。

でも、これは橋下さん独特の“うまい”話術というか話の展開で、実は現在の状況はむしろ『大阪都』というゲーム機自体にマスコミを含め一般市民の関心は向いているのではないでしょうか。
自分の話は「わかりにくい“ゲーム機”の話なのでなかなかわかっていただけない」というようなことも書いてありましたが、そうでもないと思います。
人を自分の味方につける手法もなかなかのものだと思いました。
そうでなけりゃ、今のような展開にはならなかったでしょう。

橋下さんの言うように、「一度つくってみなければわからない」「作ってやってみてどうなるのか、その実現のために動いている」というその考え方には一理も二理もあると思います。

ただ私がいつも感じるのは、橋下さんの発言やそのお姿をテレビ等で拝見していて「大阪の人達の将来の喜んでいる姿」が想像できない、ということです。
それは本人がそういうものを頭の中に描いていないからなのではないか、と・・(私の感覚ですよ)・・思っているのです。
「くだらんこと言うな、あれだけのことを実現してきて、さらに今突き進もうとしているのに何考えてんだっ!どうかしてるぞ。」と言われることも承知の上です。

新しい「大阪都」というシステムを作り上げ、大阪が発展する。
でも、少子化が進み、男も女も働いても働いても生活は良くならず、結婚しない・・したくない・・興味もない。
家庭に興味が無い。自分のことだけ考えて生きて行く。
生きて行く喜びが見いだせない。
あるいは、もうそこそこ生きて行ければいい、いくらがんばっても何が良くなるわけでもない、結局大きなところのエライ人だけが喜んでいる。
世の体制や、政治、経済などの問題からひとつ外れた「人としての、そもそもの根源的な問題」にたどり着いていないんじゃないか・・と、小市民の私は思うのです。

これが橋下さんの本を読んでの“私の感想”です。
「お前の意見は間違っている」などの苦情はお断りです。
あくまで私のただの感想なのですから。

【注】持論がある方は、自分でブログやFacebookに自分の責任で掲載してくださいね。
それが一番です、人のブログで相撲を取ろうとしないように、お願いいたします。
(過去にもこんなことがあったので、一応申し添えました。)

【NowPlaying】 You Took Advantage Of Me / Eileen Sharkey ( JazzVocals )

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