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2012/02/14

池井戸潤さんの「架空通貨」を読んだ

20111218_kakutsuka


『架空通貨/池井戸潤著(講談社文庫)』を読みました。
なんか、久しぶりのブログ書き込みで、ちょっと馴れない感じになっています。不思議だな。

この話は、最初女子高生が先生に相談に来たところから始まり、その女子高生の親の会社が倒産し、どうすればいいのか・・という出だしなのです。
その会社を先生と共に女子高生が活躍して救うのか・・などと思っているとストーリーは意外な方向へ。

倒産しかかった会社は、田上亜鉛という大きな会社から発注の多くを受けていたが、その会社から田上札という私募債を無理矢理引き受けさせられている事実を突き止めます。

そこからは、“どろどろ”の“ぐちゃぐちゃ”な魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)する抜けるに抜け出せない「架空通貨」の世界が見えて来て、その田上亜鉛という会社の城下町的な様相を呈している町ぐるみ、多くの下請け会社ぐるみのどうにもならない世界が見えてきます。

女子高生に相談された先生は、かつて金融業界で活躍していたのだが、仕事だけの人間になってしまい、妻に去られ、その後は人生ただ生きているだけのような状態になっていた。
しかし、この一件に関わり、まるで“生き甲斐”を見つけた”かのように命を懸けて動き出します。
その辺も、読んでいて後半に向け加速感が増すような印象を受けました。

登場人物も多く、わけがわからなくなりそうなのに、非常にすっきりと物語が整理されているので、何のとまどいもなく、ずんずんと読み進めましたし、ストーリー展開に停滞するような箇所も無し。ページ数も多いのですか、一気に読めます。

いつもの池井戸さんの最後に“水戸黄門”的な痛快解決シーンがやってくるパターンではありませんでしたが、これは実に不思議な“金融ミステリー”作品と言えるかと思います。そして、魅力的なジャンルでもあると思いました。他にこんな風な作品を書ける人がいるかな・・とも思いました。

ちょっと久しぶりに読んだ池井戸作品、またまた面白かった(b^ー°)


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