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2012/03/31

REON ! ! に行って来た

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宝塚歌劇・東京特別公演(柚希礼音スペシャル・ライブ)『REON!!』に静岡市、豊橋市の方と、夜出かけていたのですが、感想も書けずに時間が経ってしまいました。場所は日本青年館。

遅れましたが感想を書きたいと思います。

この舞台は宝塚では珍しい“コンサート形式”の演目で、コンサートタイトル「REON」の文字通り、星組トップスター「柚希礼音(ゆずき・れおん)」さんの魅力をあますとろこなく前面に出したものです。

歌も“イイ”、ダンスも“イイ”の柚希さんに、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さん、真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんの二番手、三番手がどお~んとバックに付くゴージャスコンサートとでも言えばよろしいでしょうか。

そして、ねねちゃん(夢咲ねね・ゆめさきねね)のセクシービームが炸裂するのでありました。
白華れみ(しらはな・れみ)さんも、堂々の“娘役二番手ぶり”を見せつけ、星組の組子たちもフレッシュかつダイナミックなダンスと歌で柚希さんを強烈にサポート!


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宝塚ファンとしては見所満載、いい曲いっぱい、おもしろコーナーぎゅう詰め、楽しい、うれしい、幸せいっぱいなコンサートです。
単純に喜んでしまえばいいのですが、私はちょっと心につっかかるものがありました。

当日は、花組のトップスター「蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)」さんが観劇され、柚希さんや紅さんに“いじられ”ていましたが、蘭寿さんはどんな気持ちでご覧になっていたのでしょうか。

私が思うに、この形でのこういうコンサートは、たぶん星組以外は無理でしょう。
というか、他の組ではやる意味が無さそう。

ある意味、「隠し芸大会」的な要素も含み、なおかつマニアックなファン向けの懐かしいシーンや、「あのシーンだけもう一度やって」みたいなシーンもふんだんにあって、これだけサービスしちゃうと、本公演との緊張感の落差のようなものを乗り越えることが難しくなり、今後もこのようなコンサートがあるとすれば、ファンにとってはうれしいけど本公演との気持ちの境界線がだんだんと曖昧になってしまうような気がしました。

今はメチャメチャうれしいけど、宝塚らしいキリッとした規律のようなもの、ピリピリとした緊張感が薄まっていくような気がして・・・取り越し苦労であるとは思いますが、一抹の不安を感じたのでした。

会場は、大熱狂!、二階席と柚希さんの会話まで飛び出すし、客席降りも大サービス、アドリブが溢れ、掛け声に近い歓声も入るという普段の宝塚からしたら“掟破り”なところも実はファンにはうれしいのですが、上記のような感想も併せて持った・・ということでした。

いつも宝塚には甘口な私ですが、あえてとても良かったコンサートで別の角度から思った感想を書いてみました。


【NowPlaying】 A Day In The Life / The Beatles ( Rock )


「間取りの手帖」を読んでいた

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ブログについては“書き込み”はずいぶんと久しぶりになりしまた。
まずは“ジャブ”的に小ネタをひとつ。

『間取りの手帖 remix /佐藤和歌子著(ちくま文庫)』を読みました・・見ました?!

よく新聞折込みのチラシなどに“間取り”の図入りマンション広告が入っていますが、あれってけっこうじっくり見ちゃいませんか?(^-^)

ええっ、こんなのあり?とか、何に使うのこの部屋とか、不思議な間取りだなぁ、などと、ついつい見入ってしまうのです。

で、この著者の佐藤さんは「マドリスト」と自称しているわけです。
隠れマドリストもかなりいらっしゃると思いますが、この本に掲載されている間取りは、まさに傑作“変”?間取りのオンパレードです。

極端な変形間取りや、ひとつの部屋に窓や収納が十数カ所もあるもの、なぜか風呂・トイレがいったん外通路に出てからあるものなど、さまざまなマドリストが思わずうなる“間取り”が笑わせてくれたり、驚かせてくれたりする本でした。

何よりも、佐藤さんの「マドリスト」という呼称がいいですね。
このひと言でどんな物書きかわかってしまいますd(^_^o)

この本はひまつぶしにはもってこい。
部屋より広いベランダを持つマンションなど、ぜひお楽しみいただきたいので、「オレは(わたしは)マドリストかも?」と思われる方、読んでみてくださいな(*^^*)


【NowPlaying】 Good To Me / Inara George ( Pops )

2012/03/29

ブログをご覧のみなさまへ・・・近況

ブログのみをご覧いただいている皆様。

私、今までの東京勤務から千葉に戻ることになり、その準備というか後始末というか、心の整理などもあり、更新できていません。
連日300人近い方が来てくださっているのに、このところまったく更新できず、ブログ上では何の話題も提供できず申し訳ございません。

もうちょっとでいろいろなことの整理がつきそうです。
そうしたら、またさまざまな楽しい話題で満たそうと思っています。

あとひと息ですので、お待ちいただければと思います。
では、近々の更新でお会いしましょう(^-​^)ノ゙

2012/03/18

『わらの人』を読んだ

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『わらの人/山本甲士著(文春文庫)』を読みました。

以前、山本さんの「ひなた弁当」の読後感をこのブログに書きましたから、著者ご本人からコメントをいただいて、とてもうれしかったので、本屋さんで山本さんの本を探して、この本を買い求めたのです。

“わらの人”とは、フランス語の慣用句で、「わらの男」という身代わり、替え玉や、“取るに足らない人”、“役立たずの人”という言葉から来ているようです。

キャッチセールスにつきまとわれる、仕事をおしつけられる、歩道で自転車にベルを鳴らされる、部下に馬鹿にされる・・などなど、そんな人達が主人公の短編が6話入っているのです。

しかも、6話とも主人公が途中で、30歳近辺のバツイチの女性がやっている理容店に行き、眠っている間に“驚き”の髪型にされてしまい、上記の仕事をおしつけられる他幾多の困った状態を抱えている身の上が『激変』していくのです。

その変わりように、胸がすっとするのです。

特に「花の巻」というお話では、退職後に何もすることがなく、どんどんしょぼくれていく男性が、理容店に行き、お坊さんのような頭にされてしまい、孫から作務衣までプレゼントされ、そこから生き方が激変していく一編には胸がアツくなりました。

家の中の細々した仕事などもすすんでするようになったおじいちゃんが、今まで疎遠だった町内会で、ある提案をし、作務衣をくれた孫と町内の人達を説得するも、最初はまるで相手にされません。

孫がしばらく経ってから、おじいちゃんの家を訪ねると、その町がどうなっていたか・・・。
感動のお話になっています。

人は、ふとしたきっかけで、今までの駄目だった自分を、“新しい自分”に変えられるのではないか、と思わず体感するようなお話が満載なのです。
今回も、山本さんの著書、とても感動しました。
そして、読んで良かったと思いました。


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「こぼれ話」・・・この本を読んでいたら、写真のような『福紙』とよく呼ばれるページがありました。

普通は、製造過程でのミスということで、がっかりするかと思うのですが、これは“縁起物”ということで喜ぶべきものです(゚ー゚*)。oO

山本さんの本らしいエピソードだと思ったので、思わず写真を撮ってしまいました'(*゚▽゚*)'


【NowPlaying】 日曜日のそれ / 笑福亭鶴瓶 ( AMラジオ・ニッポン放送 )

2012/03/13

ぶんちゃんの「こざかなくん」と「かむ!するめくん」モニタりんぐ

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同業他社の福山市事務所に“営業活動込み”でうかがったら写真の「こざかなくん」と「するめくん」の小袋をいただきました(*^o^*)

Uやまさん(イニシャルトークになってないけど・・( ̄▽ ̄;))からいただいたこの小袋。
お知り合いの会社でつくっていて、学校給食にも地元では出ているとのこと。

ネットで“検索”「こざかなくん」で出てくるようですよ!(b^ー°)

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ぶんちゃんの「こざかなくん」を、私もさっそく食べてみた。
う~ん、こりゃビールのつまみにいいね!(゚▽゚*)って、「学校給食に出てる」と言ったばかりだけど
( ̄▽ ̄;)・・・でも、つまみになりますね。

もちろん、子供達のおやつにもなりますよ(^-​^)ノ
アーモンド、かたくちいわし、ごまなどが入っているわけで、栄養になります!


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さらに、「するめくん」は・・・またまたこりゃ、つまみにいいね!!d(^_^o)
ビールがすすんじゃいそうですけど・・(o^_^o)

でも、これも“噛む”ことが苦手な子供達にも“おすすめ”でございます。
おいしかったよ(*^^*)

きょうは、福山市からのおすすめ、ぶんちゃんの「こざかなくん」と「かむ!するめくん」のご紹介&モニタりんぐでございました!

お店でみつけたら、“買い”だよっ!(゚ー゚*)


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 /岡山県総社市 加藤せい子さん ( NHK-AMラジオ )

2012/03/11

ミュージカル「天使のはしご」みてきました

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宝塚歌劇・星組東京特別公演『天使のはしご』を先週、見てきました。
主演は、涼紫央(すずみ・しお)さん、音波みのり(おとは・みのり)さんのお二人。
物語は、ジェーン・オースティン作の「高慢と偏見」が原作となっています。

17~18世紀のイギリスが舞台。
当時の女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる主役男女二人の恋と心の“すれ違い”が描かれ、ニヒルで高貴な涼さん演じるダーシーはその誤解の中心人物となります。

お金持ちの伯爵などをつかまえて、とっとと結婚させようとする母を演じたのは、このあいだまで星組組長だった英真なおき(えま・なおき)さん。
会場を笑いと楽しい雰囲気にあっという間にしてしまうのは、さすがでした。

そして、転落し、すさんだ人生を歩むウィカムを演じた夢乃聖夏(ゆめの・せいか)さんは、前回のオーシャンズ11から、成長著しく、今回も涼さんと対峙する難役をあるときは、“ワル”となり、あるときは立ち直ろうとする“真摯”な男をうまく演じていました。

美弥るりか(みや・るりか)さんは、娘役主人公の音波さん演じるリジーの姉の恋人を演じ、相変わらずの“王子様”的な美しい男を演じて素敵でした。


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コリンズ牧師を演じた天寿光希(てんじゅ・みつき)さんは、リジーの家族らと共にコテコテのクレイジーキャッツやドリフ的なギャグで会場を爆笑の渦に巻き込んでいて、これは“お得”な役でした。
見ているとまだまだいろいろ笑わせるチャンスがあると思うので、後から見る人はさらに笑いのシーンが増えるかも(*^o^*)

さて、物語はけっこう真っ直ぐな性格のリジー(音波)が、ダーシー(涼)を誤解していくことから始まり、ダーシーはその真っ直ぐで明るい女性であるリジーに惹かれていくという展開。

言葉と言葉の行き交いが巧みで、そのたびに心模様が変化していく様が見ているこちらの気持ちを“やきもき”させたり、“安心”させたりで、ミュージカルに焼き直されても非常にマッチしている内容だと思いました。
そして、不思議に明るいリジーの家族も独特のキャラクターを持っていて、それらが衝突したり、和んだりで、とても心地よい時間を過ごすことができるミュージカルでした。

涼さんは、やや“引いた”感じの演技が、主人公ダーシーの心の有りようにピッタリ。
音波さんは、そこに“押し”ていく感じで、コンビネーションばっちりです。

宝塚独特の“コスチュームもの”としても楽しめました。
歌もダンスも心地よかった(゚ー゚*)。oO


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ラスト、おまけのショーについていた男役渾身の燕尾のついた衣装でのダンスは、最高でした。
特に夢乃さん、素晴らしいっ!!
舞台から二列目という最高の位置で見ることができたため、その“キレ”の良さまで風圧と共に感じました。
真剣な表情の英真さんの迫力あるダンスと共に、夢乃さんの格好良さが非常に良かった。

大満足で会場をあとにすることができました。
今回の星組のメンバーはバッチリです。
最後に、今回娘役主演の音波さんの姉を演じた、華雅りりか(かが・りりか)さん、娘役らしいやさしい表情と優雅な立ち回りが目立ちました。期待できそうです。


【NowPlaying】 Annie Laurie / Jimmy Forrest ( Jazz )

2012/03/10

極上『吉乃川』を飲んでみた

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できるだけ見る人が多いと良いと思ったのでブログで挙げます。
同業他社、新潟市のTさんよりご紹介いただき、取り寄せていただいた「大吟醸生原酒」【蔵出し一番・極上吉乃川】を飲みましたので、感想をアップいたします。

しぼりたてをそのまま濾過せず、しかも加熱もしていないということで、非常にデリケートなお酒です。
中に入っていた美味しく飲むためのアドバイスにも、「香りを楽しむためにワイングラスでお飲みになることをお勧めいたします」と書かれていました。


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原料米を40パーセントにまで高度に精白したもので、突ハゼ麹と吉乃川独自の優量酵母を用いて、しかも10℃前後の低温で長期にわたって発酵させたものだそうです。
聞くだに“うまそう”なのです。

芳香豊かな大吟醸生原酒。
ワイングラスでなく、ガラスの猪口に注いでみました。
無濾過というだけあって、ちょっと色がついているように見えました。


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「わずかに発酵した炭酸ガスと共に“爽快な香味”をお楽しみください」と書かれていましたが、たしかにこれは「爽快感」があります。
香りも立っているし、アルコール度数も高いので、ただ爽快感があるだけでなく“ガツン”ときます。

澄んだ清流がそよそよと流れるというよりも、魚も住み、豊かな川が力強く流れていくような、そんな印象でした。

妻も一緒に飲んでみたのですが、「これはつよいね」と言っていました。

たしかに美味しいので、ぐいぐいといけそうですが、芳醇なお酒で味も濃く、あなどれない“力感”があります。
煮物などにも負けない感じがあるので“北”のおいしい料理とともに味わうと良いかもしれないですね。

新潟市のTさんありがとうございました。これはうまい!!


【NowPlaying】 Jingles / Milt Jackson & Wes Montgomery ( Jazz )

2012/03/07

「ラブ・イズ・ザ・ベスト」を読んだ

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『ラブ・イズ・ザ・ベスト/佐野洋子著(新潮文庫)』を読みました。
以前に、同じ佐野さんのエッセイ集「覚えていない」の読後感を書きましたが、今回の作品は、佐野さんの記憶の片隅にある不思議な想い出というか、多くは印象に残る人達のことが、短編小説のように語られているものです。

佐野さんの母親も登場しますが、どんなに苦労している時でも化粧を欠かさない、唇に紅を指すときの唇の描写などが妙に艶めかしく、子供の頃の佐野さんにはそれが「一番きれいな人」に見えていたので、化粧するときにはいつもそばから見ていて、母親にうとまれた・・そんな記憶が摩訶不思議な短編となっています。

学生時代の友、アルバイト先の同僚、ままならぬ自分の子供、出てくる人達それぞれにそれぞれの生き方が有り、影が有り、息づかいが有り、どの人物もどのエピソードも全く別々の世界にいざなわれます。

それは、佐野さんの人生そのものが波瀾万丈であったことがうかがわれるものです。

この本を読んで、人がひとり生きて行くこと自体が様々な枝分かれした道を進んでいくようなものだと思わされました。
数奇で、ちょっと味わい深い人生の側面を垣間見てみたい、そんな気分に合う本でした。


【NowPlaying】 ニュースここ一番 / NHK ( AMラジオ )

2012/03/04

すこし心が落ち着いたこと

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私が現在の住まいに移り住んでから二十年以上経っています。

このあたりでは、江戸時代からの風習というか、各家の墓地は自らの畑の中につくるということになっていたようです。
その墓地が私の家のすぐ近くにあり、遡ると私の四代前の祖先で、「氏」は異なるのですが私の実家が盆や彼岸には墓参りし、特に盆には迎えに行っていました。現在も続けているのです。ようするに供養を欠かさぬようにしてきました。

私の家からは、毎晩、深夜になるとその墓地から話し声が聞こえ風呂場の窓から見てみると着物を着た人達がさらに別の畑にある墓に移動していくのが見えていたのです。
私には、その姿まで確認できるのですが、近所に越してきた方は、「なぜ深夜に話をしている人がいるのか。外に出てみると誰もいないのだ。」と不思議がっていました。

そんな怪現象(別に悪いことがあったわけではない、上記のことが毎晩あるだけ)のある中、私の住んでいる土地の公図を調べると、その墓地の位置が私の家の庭に存在することになっていることに気づきました。
昔のこと、いい加減な測量でそんなことになっていたのでしょう。

それを昨年から訂正して正しい本来墓地のある位置に戻そうと動きを開始。
改正原戸籍などをたどっていくと、岩手に法律上の墓の持ち主にあたる子孫が存在することが判明。

それからは、事情を説明するのですが、なかなかわかってもらえず、住んでいる町の歴史なども測量会社が調べ、なぜ墓地が畑の中にあるのか、私と私の親・兄弟がなぜその墓を守っているのか、などほぼ一年かかり(私も手紙を必死で書いた)理解してもらい、なんとか判子をいただき、先月末、無事登記が完了しました。

きょうは、そのたいへんな苦労を共にしていただいた測量会社の方にごちそうして感謝の気持ちを伝えました。

おどろくことに、測量会社が入り、測量を開始してからは、怪現象は無くなりました。今に至るも全くありません。

きょうは、実家の仏壇に測量会社の方からお供えをしてもらい、さらに図面上も正しい位置になった墓地に檀家になっている寺に頼んで書いてもらった卒塔婆を立て、皆で線香もあげました。

ほっとして、心も落ち着きました。
一時は、相手方に理解してもらえず、寝られないこともありましたが、ほんとうに安心しました。

きょうは心安らかな気分で過ごしました。

よかった、よかった(^-^)


【NowPlaying】 渋マガZ / 椿姫彩菜他 ( NHK-AMラジオ )

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