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2012/05/01

13日間で名文を書けるようになる・・本・・??

20120501_takahashi_genichiro


『13日間で「名文」を書けるようになる方法/高橋源一郎著(朝日文庫)』を読みました。
実際の大学での講義をまとめたもので、学生達の発言や、宿題で書いてきた作文についても誤字脱字を修正せずにそのまま掲載されています。

タイトルだけ聞くと、読者は講義を聴くが如くに、その方法を習得できるメソッド本なのではないか、と思われるのですが、実はそんな教則本的なことはまるで書かれていません。

いくら読み進んでも、名文作成に欠かせない技術的な指導などは一切ありません。
何も直接的には教えない講義です。

で、何を先生はしているのかというと、学生達に“気づかせる”ことをしているだけなのです。

何を気づかせるのかというと、

・文章を書くときに誰に向かって書いているのか、それが意識されていなければならない。
・どの位置から書いているのか。それによって物事の見え方は反転するくらいに変わる。
・右利きの社会に生きる左利きの人を例にとって、一方的に右利きだけにわかる文章になっていないか。

などなど、あまり書いてしまうのはいけないので、ほんのちょっとだけしか書けませんが、カフカの「変身」と「日本国憲法」を読み比べたり、さらには日本国憲法の序文を学生に書かせてみたり、ラブレターを書かせてみたり、「演説」を書かせてみたりで、先生に“遊ばれている”のかと錯覚するくらい自由奔放な講義の様子が書かれているのです。

この不思議な感覚が漂う講義・・せび、皆さんにも読んでみて味わってもらいたいものです。

私は、このブログを書くときには、希に特定の個人を想定してしまうことがあるのですが、でもほとんどの場合は、不特定多数に向けて・・・というふうには書いていません。
「わたし」から「あなたと、あなたと、あなたと、あなたと・・・・・・・・」という具合です。

これは多分ラジオから語りかけているディスクジョッキーや、パーソナリティなどに似ているかもしれません。
ごく親しいわけでもないが、“耳を澄まして”・・いやいや文章だから、“目を見張って??”読んでくださる方を想定しているのです。

私の書き方が「ちょっと他と違うね」とよく言われるのは、そういうことがあるのかもしれません。
それに、私は右利きでありますが、左利き的な境遇に自分を置いて書いている部分も多々あります(その場合、アップした途端に嫌味なコメントをつけてくる人も時々います・・右利きの気持ちしか考えていない人なのかもしれない)ので、独特な雰囲気が醸し出されているのかもしれません。

今回ご紹介した本は、時々読み返すと、自分の文章に向かう姿勢をリセットできるようなものかもしれない、と思いました。

文章を書くことが好きな人も、苦手な人も一読の価値があると感じました。


【NowPlaying】 愛の歓び / アンサンブル・プラネタ ( Healing Voice )

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