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2012/05/30

しあわせのスイッチは入らなかった

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『運命の流れを変える!しあわせの「スイッチ」/ひすいこたろう+ひたかみひろ著(王様文庫)』を先週、青山のリブロ書店で見つけて手に取り、結局買ってしまった。

“腰巻き”が二重になっており、通常の腰巻きの上にさらに腰巻きが掛かっていて、「こんなとき、そっと本書を開いてください」という、本来の腰巻きの上にリブロ書店の腰巻きが掛かっていて、「2012 リブロ ベストセレクション ファイト一冊 編」と書かれていた。

なんとなく、自分の気持ちが明るくて良い方向に行くような気がして手が出たのです。

でも、読んでいると、よほどの前向き指向な人じゃないと結局終盤まで付いていくことができないな・・と思ってしまいました。

○本当に大切なものに気づく・・・というテーマでは、失うことになったらとても 悲しいものをあげさせておいて、逆にそれがある今をありがたいと感じるはず。

とか、

○自分はツイているか、という質問をして「ツイている」と答えた人を採用する松下幸之助の話

などなどが書かれていますが、読んでいるとますます元気が無くなってしまうのです。
「ツイている」とは思っていないような人が読む本なのに・・・と、ちょっとがっかり・・・。

終盤に進むに連れ、どんどん前向きになっていって、置いてきぼりになりました。

ちょっと今の自分には「助け」にならない本でした。

読むべきシチュエーションが違っていたようです。


【NowPlaying】 You Go To My Head / Ann Richards ( Jazz Vocals )

2012/05/28

「もっとわたしを」読んでみた

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『もっと、わたしを/平安寿子著(幻冬舎文庫)』を読みました。

すごい本です。
いきなりお世辞にもモテるとはいえない男が、彼女の家でトイレに監禁され、ドアの外では「結婚しよう」と言われた女同士が大バトルを繰り広げるのです( ;´Д`)ノ

しかもモメだすと、一人の女は元カレを呼び出して、無理矢理監禁された男を救い出そうとしたりして、女達の話を聞いていると、別にそんなに閉じ込められている男を好きでもないのに、結婚するチャンスとして一枚カードを取っておきたいがために争っているという・・・。

短編集なので、この話が情けない形で終わっても、さらにこの登場人物が会社やその他別の場所で別の短編で動き出し、またそこでも男女のやるせないような関係の物語が始まります。

読んでいると、まさに“今どき”の男女が次から次へと現れては醜い争いをしたり、妙な駆け引きをしたり、まともな恋愛小説になるようなものは一編も無し(-_-;)

で、どのお話も打算が渦巻き、奇妙な恋愛とも言えないような恋愛が存在していて、ひょっとして現代の男女の姿ってこれが真実なのかも・・と思わせるくらいの“乾いた”ような“成り行きまかせ”のような物語が次々と出て来て・・・結局、それが逆におもしろくなってあっという間に読み終えました。

読んでいて思ったのは、今や“純愛”などというものはこの世には微塵たりとも存在せず、いつも自分中心の打算的な男女関係が主流となりつつあって、恋愛、そして彼氏、彼女というのは自分の時間に割り込んでくる面倒くさいものとして取り扱われることになるのかもしれません。

それが、良い世の中だとは思いませんが、実際にはそんな世の中になってしまったというのをこの小説で再認識させられるのです。・・・まいったなぁと思いつつそれぞれの短編ストーリーのおもしろさに引き込まれてしまうのでした。


【NowPlaying】 Please Please Me / The Beatles ( Rock )

気持ちの整理ができない人・・?!

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『気持ちの整理ができる人できない人/和田秀樹著(新講社ワイド新書)』を突然見つけて突然買ってしまい、そして読んだ。

あれこれ心配してしまったり、先読みして深刻に考えたり(たとえば、「ああ、あの人は私を避けている」などと思っても、事実だけを整理するとそんな心配しているほどのことは起こっていない、など)、いつまでも踏み切れないでいることも、実はその気になったときがベストタイミングなのだ・・などということが沈着冷静に整理されて書かれているのです。

でも、そんなこと言っても、なかなかそうは考えられないのが人間です。
むずかしい・・・。

「自分の失敗を周りの人はすっかり忘れている」・・と書かれていて、それはそのとおりかもしれないけど、やっぱり気になるのです。私はまだまだそんなことに囚われているのだとあらためてがっかりしてしまいましたが・・駄目ですね、こんなことじゃ。

こだわり過ぎて仕事を遅らせるよりも早く手離す方がいい・・・そうか・・・。

結論を早く言わないと相手に押し切られてしまう・・・最近痛感した・・・。

日記やブログに「一日を書き留める」と気持ちは落ち着く・・・これは以前からやっていて、効果は確認した。
でも、ブログを書き始めた当初は、ブログそのものがまだ理解されていないこともあって、我が社の人からずいぶんとひどいことを言われたが・・やっと馴れたし、馴れたと思った頃にはTwitterやFacebookがあらわれて、そのひどいことを言った人たちがよろこんでSNSを使っている・・きっと自分の言ったことをおぼえていないだろうなと去年から思っていました。

なぜこの本を突然買ってしまったのか、よく思い出せないが、参考になったこともいくつかありました。

少しでも役立てよう。


【NowPlaying】 wkwkラヂオ学園 / 藤江れいな他 ( NHK-AMラジオ )

2012/05/27

『近松・恋の道行』・・感動の中で【2/2】

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前回の続きです。
宝塚歌劇・花組東京特別公演 上方絵草紙「近松・恋の道行」、今度は花組の皆さんの活躍についてです。

先ずは主演男役の愛音羽麗(あいね・はれい)さん。
彼女独特の“女性っぽい”というか色気のある男役は、今回の心中ものにはとても“合う”感じがいたしました。
真面目で世間知らずの茶碗屋「一つ屋」の跡取り息子を演じ、新伏見坂町「柏屋」の見世女郎の「さが」(役:実咲凛音 みさき・りおん)に出会い、初めて男女の機微にふれます。

「さが」に入れあげ、幼馴染みの悪に騙され、それでも信じることをやめず、破滅・・心中へといざなわれてしまう、はかない人生を演じて見事でした。それに愛音さんは歌が良い。和ものにもしっくりと、そして哀しく美しく響く歌声は見事でした。

相手役の実咲凛音(みさき・りおん)さんは、今後宙組主演娘役としての組替えが決定していますが、さすがの色気と、凛とした美しさに見惚れました。
それに、台詞の軽やかさと、通りの良さもキンキンせず、優しく観客の耳に届きます。早くも素敵な主演娘役の予感がいたします。

“うまい話”で主役の愛音さんを騙し、地獄の底まで突き落とすイヤな役(印伝屋長作)を演じた瀬戸かずや(せと・かずや)さんも良かった。思わず芝居を忘れて「なんてことするんだ」(^o^;)と、やきもきしてしまいました。

私の大好きな宙組男前軍団から組替えでやってきた近松の次男で浄瑠璃作者を目指すも目が出ず、放蕩息子を演じた春風弥里(はるかぜ・みさと)さんも大熱演!体当たりでこの物語の肝心な骨の部分に関わり、大役を見事に果たしていました。

ベテランの汝鳥伶(なとり・れい)さん、光あけみ(こう・あけみ)さん、そして専科に移った夏美よう(なつみ・よう)さんは、この近松ものに一本芯を通して重厚な演技を見せてくれました。

とても良かったのは、小間物行商人だが、実は赤穂浪士の一人に仕えた足軽の息子で、女郎に身を落とす運命になってしまった主人の娘を命がけで守ろうとする清吉を演じた華形ひかる(はながた・ひかる)さんでした。
その女郎に身を落とした娘・小弁を演じた桜咲彩花(おうさき・あやか)さんとともに、二人の淡くて必死な愛の姿と主演二人の狂おしいほどの情念の愛が舞台で交錯して、それはそれは日本的な男と女の世界がひろがって、宝塚ではなかなか無いものになっていました。
来て良かったと思いました。

ちょっと驚いたのは、浄瑠璃そのままに人形として踊っていた柚香光(ゆずか・れい)さん。
とても美しい男役で、誰だろう誰だろうと幕間までその立ち姿が頭から離れなくなりました。きりっとしたいい男役です。2009年初舞台ですから、まだまだ若手です。注目ですね。

皆さんが皆さん、その時代に生きていた人たちのように、生き生きとして立ち振る舞い、踊りも歌も、もちろん芝居も、まったく隙のない良い舞台でした。
本公演も含め、今年前半で一番の良い舞台だと正直思いました。
見なかった人は、・・ちょっと損したかも・・φ(・_・;) 


【NowPlaying】 アメリカのあくび指南 / 鈴々舎馬るこ ( 落語 )

『近松・恋の道行』・・感動の中で【1/2】

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外苑前の日本青年館まで足を運び、『近松・恋の道行(宝塚歌劇・花組東京特別公演)』を観て参りました。

主演は花組・三番手男役の愛音羽麗(あいね・はれい)さんと、娘役で宙組への「主演娘役」としての組替えが決定している実咲凛音(みさき・りおん)さんです。

脚本・演出は植田景子先生。宝塚で初めての女性脚本・演出家です。
女性の脚本家を募集してもいないのに応募して相手にされず、何年もかかって歌劇団に入団した「あきらめない」人です。

私が見た植田先生の舞台やDVDでは、「あきらめない」「夢に向かって突き進む」が今までのテーマでした。
その後の星組・安蘭けいさんのサヨナラ公演では「どんな逆境でも淡々と自身の信じるところを歩む」ことの尊さがテーマに。より、人の生き方に深く突っ込んでいった感がありました。

宙組・大空さんの「クラシコ・イタリアーノ」の脚本では、「人それぞれ、さまざまな生き方こそが人として美しい」・・というテーマになっていて、植田先生は今の世の中にとっても、私にとっても興味深いテーマを次々と提示して、いつも心の奥底にぐっと迫ってくるのです。

先生の書かれた著書「 Can You Dream ? 」を職場の女性、お酒の女神と心配性の天使と回し読みしながら三人で号泣読みし、その後すぐに感想文を便箋にしたため先生にお送りしたことがあります。
読んですぐにです。
そうしたら、先生からクリスマスに素敵なカードをいただきました。
先生の姿はテレビや雑誌などでもお見かけしていますが、ますます大好きになりました。

・・と、植田先生のエピソードが長くなってしまいました。
それほど先生が描かれる作品はテーマが重要なのです。

そして今回は「近松」です。

今回の先生のテーマは、人間の、・・男女の、根源的なテーマ、『愛』そのものです。
人間の「性(さが)」を深く捉えた力作です。
昨今の草食男子がはびこり、メールでおつき合いの申込みも、“相手を振る” こともでき、ウエットで深い付き合いなど皆無&絶無となった世の中に、あえて「愛する人のためなら“死”を選ぶ」という心中ものです。

すべてを投げ打ってでも成就する『愛』が、どんなものか、近松の浄瑠璃をモチーフに見せてくれる・・・そんな感じなのです。
「ついに、矛先はここに来たのか」と、私も本気になって見ました。

近松の「生玉心中」「曾根崎心中」が巷で評判になっていた頃の、江戸時代の大阪が舞台です。
天下太平の世でありながら、元禄バブルがはじけ、長引く不況の中、なんとなく先行きの見えない不安感のある時代、封建制度や家長制度に縛られて思いのままに生きることができなかった時代には恋に殉じて、いくところまでいってしまう男女の姿が、何かある種の感慨を人々にもたらしたのかもしれません。

それは、今の世にも言えることなのかもしれません。
“お手軽”な「愛」がそこここに跋扈し、もう命をかけた愛なんてものが風に吹かれてどこかにいってしまった今こそ「愛」について「男女」についてテーマにしてみるのは、この時代には逆にとても“深い”ことなのかもしれません。

心中ものの二人の人形が主演ふたりのうしろで、操り人形を模した踊りとして象徴的に繰り広げられ、ストーリーは近松の心中ものそのままに植田先生が練りに練った形で展開します。

目が離せませんでした。踊りも、衣装も、舞台装置も、歌も、芝居も、何もかもがこの現代に心中もの浄瑠璃の如く進行していくのです。隙がない、無駄な演出がまったくない話でした。素晴らしいです。

今回の演目の前置き的、解説的な部分が長くなってしまいましたので、愛音さん中心の花組生の方たちの話題は次回で・・・。興味のある方はご覧くださいね。


【NowPlaying】 算段の平兵衛 / 桂文珍 ( 落語 )

2012/05/25

「水曜の朝、午前三時」・・印象の強い本だった

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たまたまブックオフで立ち読みして見つけた本。
『水曜の朝、午前三時/蓮見圭一著(新潮文庫)』
250円でした。

ちょっと立ち読みしただけで、もうこの話から抜けられなくなってしまい、購入したものです。

いきなり、主人公・・?・・にあたる女性が亡くなっているところから始まり、その女性(45歳で亡くなる)が病床で吹き込んだ四巻のテープ、それを起こしたものがこの話だ、という形で始まる。

翻訳家でちょっと知れた詩人の本人。
危篤に陥る二週間前に、ニューヨークに留学していた一人娘のもとにテープが郵送され、その内容がこの話の中心となり、亡くなった女性の生まれてからやがて許嫁があらわれ、それに逆らうように大阪万博のコンパニオンとして働き、そこで激しい恋に落ち、激流のような恋人との人間関係、許嫁との約束破棄、両親との確執、葛藤、平凡な結婚に無理矢理突き進むも、自分の人生を自分で納得せぬまま・・ガンになり・・死を間近に人生を振り返る・・というもので・・・もう波乱のストーリーに引きずり込まれっ放しでした。

読んでいるこちらはハラハラしたり、なぜそんな向こう見ずなことをするのか、いや誰もがこんな経験をしていて、夫婦とは互いに秘密を持ったりしているものだ、これは波瀾万丈に見えて、誰にでもあるストーリーなのかも知れない・・などと思いつつ読んだのでした。

振り返る時代は70年代初頭の大阪万博の頃。

文中に登場する音楽は、当時のロックミュージックが随所に効果的に鳴っていて、たぶん当時を知らない人が読んでもなぜか“懐かしさ”を感じるかもしれません。
そんな不思議なノスタルジーさえも感じさせる空気が漂っています。

非常に“力”のある小説でした。
ちょっと本屋でめくっただけなのに、本から離れることができなくなるくらいだったのですから、実際に読んでいくと心の中に静かだが、強い風が吹きました。

奥付を見ると版を重ねているようですし、人気作品なんですね。
納得の力作でした。
心に残るものは、何年に一度かの強いものでした。


【NowPlaying】 Till There Was You / The Beatles ( Rock )

2012/05/23

天の邪鬼なので・・・d( ̄  ̄)東京タワー

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テレビでもラジオでも、とにかくみんながみんな「東京スカイツリー」「東京ソラマチ」って騒いでいるので、あえて東京タワーの写真を載せました。
これは、東京で仕事をしているときに同業他社との懇親会の帰りに撮ったものです。

あんまり「スカイツリー」の話題ばかりなので、東京タワーが可哀想になりました(*´`*)

東京タワーは今でも美しく、そして“凛”としています。

忘れてはなりません。

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実際に東京タワーを東京で見ると、近くで見ても、遠景で見ても、昼に見ても、夕に見ても、夜に見ても、「とても美しいたたずまい」です。

その姿には今でも感動をおぼえます。

どうかひとつ、東京タワーのことも時々は思い出してやってください。

スカイツリーに昇るには、どうせまだまだ予約制が続くのです。
今のうちに東京タワーを訪ねてみるのもいいかもしれませんよ(*^^*)


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 宮川泰夫他 ( NHK-AMラジオ )


2012/05/21

とりあえずビール(続・酒と酒場の耳学問)を読んだ

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ちらちらとめくりながら『とりあえずビール(続・酒と酒場の耳学問)/端田晶著(講談社文庫)』を読みました。

サッポロビールの広報IR室の方の著書ですが、とにかくご本人はもちろん“お酒好き”で、お酒にまつわる楽しい話や、エピソードを紹介してくれる心地よい本でした。

発泡酒なんて近年の産物かと思っていたら、第2次大戦中の兵士の戦意昂揚のために「代用ビール」として既に開発されたものだった・・などと新たに知ったこともありました。

ビール券の話から、江戸中期には“酒切手”などというものがあって、それを酒と交換できたというのも驚きました。
文中にも書いてあるのですが、落語好きの著者が「文七元結(ぶんしちもっとい)」という演し物に酒切手が登場するとしています。
そう言えば、大店の旦那が礼を尽くすため主人公の家を訪ねるときにたしかに「酒切手」を用意するくだりがあったと思います。
酒の歴史も様々な角度から考察すると楽しいものだということがわかりました'(*゚▽゚*)'

ビールの泡も空気との接触でビールが酸化してしまい、美味しさが損なわれるのを防ぐ『蓋』の役割を果たしているのだと書かれていました。
泡が無いと、ホップの香りや炭酸ガスも飛んでしまうとのこと。

たしかにほどよく泡の立ったビールは“ウマイ”ですよねd(^_^o)

ときどき、ビールを注いでいると、「人がコップを傾けて泡が立たないようにしてるのに泡を立てるな」と叱られることがあるのですが、・・せっかく美味しくしようとしてるのに・・と思うこともあります。

缶から直接ビールを飲んでも「なんだか全然ビールの味がしない」と思います。
まさに泡が立っていないからなんでしょうね。

そんなこんなのお酒の話、誰が日本で一番最初にワインを飲んだか、ビールを飲んだか、などの楽しい想像なども書かれていて、ちょっとひまつぶしに読むにはもってこいの本でした。


【NowPlaying】 wktkラジオ学園 / 松井咲子他 ( NHK-AMラジオ )

2012/05/20

椎名誠さんの「時にはうどんのように」

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『時にはうどんのように/椎名誠著(文春文庫)』をブックオフで105円にて購入。
1994年頃の本です。

ここでは、椎名さんは携帯電話は持ちたくない、テレビは見ない、必要あるものは録画してあとで見る、カセットで演歌全集を買ってクルマで聞いている、など椎名さんらしいエピソードが書かれています。カセットなんて時代がしのばれますが、私もまだカセットは自宅で使うことがあります。
音を聞いているとなんだか安心するのです。ノイズがあったり、回転ムラを感じると逆にほっとするのは人として自然なことなのかもしれません。

時代はどんどん変わり、スマートフォンだなんだとさらに時代のアイテムが増えて、椎名さんはじめ私もそうですが、面倒な世の中になったものです。

名古屋で「味噌煮込みうどん」を食べ、“うどんをおかずにゴハンを食べる”名古屋式に「これは“あり”だ」と興奮し、小倉トーストは本音“むき出し”で良い、天むすはじっさいにうまいぞ、誰も文句を言わないのだからそれでいいのだ!(^^;)と、椎名節全開です。

味噌煮込みうどんに“行者ニンニクのかしわ肉つつみ”が入ってたいそうよろこび(^_^;)、つまみサービスに行者ニンニクと味噌の組み合わせが良いとよろこび、生ビールを頼む・・そのうれしそうな姿が目に浮かんで思わずニヤッとしてしまいました。
椎名さんが食べ物の話をしたり、野宿したりたき火したり、人との出会いに感動したり、世の中のイヤ~なことや、イヤ~なヤツに怒ったりするのを読んでその都度「そうだそうだ」「そんなヤツいるよなぁ」などと相づちを打ちながらいつもの如くにあっという間に読み終えました。

途中、千葉のことをあまりよく思っていないらしい記述があり、ちょっと残念でしたが、ある意味、千葉の人間のことや千葉のさまざまな場所をずいぶんと知っていて、がっかりすることが多いよな・・と思われているふしも感じられました。

基本的に椎名さんの“怒り方”はしごくまっとうで“好き”です。
そして、もちろん笑ったり喜んだりしている内容にも大いに共感します。

とにかく、目次を見ると、おもしろそうな項目ばかりです。
そして実際におもしろい!!(*´`*)・・で、いつも気がついたときには手元に椎名さんの本があったりするわけです。


【NowPlaying】 Old Brown Shoe / The Beatles ( Rock )


アビーロードのジャケ写真、別バージョンがオークションに

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新聞の記事に、ビートルズが最後に作ったアルバム(最後の発売はレット・イット・ビー)、アビーロードのあの有名な横断歩道を歩くビートルズ写真がロンドンで競売にかけられると載っていました。

このフォトセッションでは6枚の写真が残されていて・・・(マニアならいろいろなところで見ていると思うが)・・、そのうち、アルバムジャケットとは反対方向に歩いていて、ポールが裸足ではなく、サンダルを履いているバージョンが売りに出されるとのこと。

当時はアルバムタイトルがまだ暫定的に「エヴェレスト」で、このジャケットが世界で最も有名なジャケットになるとは誰も思っていなかったでしょう。

ジャケット写真に写っているフォルクスワーゲンのナンバーが IF28 で、ポール死亡説が流れる中、ポールが生きていたら28歳だという意味だ、とか、白いスーツのジョンが牧師で、黒のスーツのリンゴは葬儀屋、ジョージのラフなコスチュームは墓堀人、ポールは死亡しているから裸足、しかも左利きのポールが右手で煙草を持っている、これは“替え玉”だ!・・・などとまことしやかな噂が飛び交ったエピソードがあります。

ビートルズ一流のジョークに世界中が“のっかって”くれたわけですd(^_^o)


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このアルバムジャケットにはいろいろなエピソードがまだまだありますが、私の持っているアナログレコード・日本盤のジャケットの裏側の曲目の欄は、二曲目がマックスウェルズ・シルバーハンマーに、三曲目がサムシングになっていて、曲順が間違って印刷されています。
天下のビートルズ日本盤がこんなことでいいのか、と思いますが、マニアにとっては、うれしい“ミスプリ”です'(*゚▽゚*)'

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この横断歩道を使ったさまざまなアーティストのパロディ・ジャケット、世界中でいったいどれくらいあるか数えきれないと思いますが、私が持っている参考文献にもたくさん紹介されています。
その一部をちょっと写真でご紹介しつつさらなるエピソードを。

アビーロードは、なぜか世界では1987年に一斉にCD化されたのに、日本では1983年にフライングでアナログ用のマスターテープを用いて(実は日本だけに送られてきたプロ用アナログ盤アビーロード用の高音質だったらしい)発売され、その後あわてて回収されています。
もし、それを持っている人がいたら・・・たいへんな「お宝」です。
・・あのとき、店で何度も見かけたのに・・買わなかった(T_T)・・買っときゃよかった・・・。

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さらにエピソードをもうひとつ、アビーロードはオープンリールテープでも当時発売されていて・・・実は私の中学時代の担任の先生が所有していて、当時先生のご自宅で聞かせていただいたことがあります。
しかも、世界でただ一つのモノラルのアビーロードなのです。
2009年にリマスター化された時、有線放送がビートルズ特集をやっていて、そのオリジナルテープを放送にかけていました。録音したのですが、たいへん貴重な音源です。

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アビーロードって、ちょっとあげただけでもこんなにエピソードがあります。
ビートルズが最後に四人の力を結集して作った渾身の力作は、あまりにも素晴らしくて、最後の最後なのに彼らの最高傑作となりました。

ただ、花火が消える間際に一瞬眩いばかりの閃光を放ちますが、まさにそんな感じ。
パーッと、光り輝いて、そしてファンの前から去って行ったのです。


【NowPlaying】 Blue Moon / Lou Donaldson With Three Sounds ( Jazz )

2012/05/19

凸凹デイズを読みました

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『凸凹デイズ/山本幸久著(文春文庫)』を読みました。

たった三人のデザイン事務所「凹組(ぼこぐみ)」で働く主人公とそれを取り巻く仕事仲間の現実的だけど、ストーリー展開そのものはちょっとデフォルメされた非現実的な面白さも加わった作品です。

以前同じ著者の「カイシャデイズ」という作品をこのブログでご紹介したことがありました。
そちらでは、人が仕事をしている日常の姿が淡々と、しかし面白く描かれていて、とても面白い作品でした。

こちらの「凸凹デイズ」では、登場人物がちょっと“ぶっ飛んだ”人ばかりで、コミックでも見ているかのようなシーンが続きます。
読者である私は勝手に、登場人物を頭の中で想像して、その突飛なキャラクター達を頭の中で“妄想込み”で動かしながら読んだのでした。

読んでいると、なぜ人は人とつながりたがるのか・・とか、仕事とはある意味人とつながりたいという気持ちが支えているのではないか・・などという思いがわいてきました。

若い人達が主役のこの本は、私にとっては遠い昔のことのようですが、でも上記のような気持ちは今でも残っているように思います。

この本には、特に若い人が今の自分の位置を感じることができるような、そんなことが書かれていたように思います。
逆に、私にとっては、今の自分は何をやっているのかと、・・しみじみ感じてしまうものでした。

この作者の独特な世界観と、書きっぷりは新鮮です。
ちょっと不思議な、仕事と日常の中にいる人々を描いた作品でした。


【NowPlaying】 永六輔その新世界 / 松島トモ子他 ( TBSラジオ )

2012/05/13

久しぶりにやってきた

写真が撮れないのが残念ですが、先日朝に「コココココォォォォン」という木を叩くような音が、何度も繰り返し聞こえました。

数年振りに我が家の庭の木に「キツツキ」がやってきたのです。

以前には、連続して何年かやってきたことがあって、木に“まん丸い”穴を開けていたのですが、まだどの木を突いているのか発見できていません。

前には“つがい”でやって来ました。今年はどうなんだろう?

その姿もまだ確認出来ていませんが、できれば撮影してアップしたいものです。
何年か前には、ちょっと遠いけれど何とかその姿を写真に収めることができたのですが。

辛抱強くチャンスを待ちます(゚ー゚*)。oO


【NowPlaying】 Ballin' / Hank Mobley ( Jazz )

2012/05/10

たまには仲良く

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休日の午後。

こんなふうに仲良く“ひなたぼっこ”している我が家のネコたちを発見しました。
めずらしいので写真に撮りました。

ふだんは微妙な距離を保っている二匹ですが、この日はどうしたことか、仲が良い(*´▽`)


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・・で、があぁぁぁ~と寝込んでしまいました。

気持ち良さそうに超脱力です。

こんなネコ達がうらやましいです。

どんな夢見てるんだろ(*´`*)


【NowPlaying】 Magical Mystery Tour / The Beatles ( Rock )

2012/05/08

「しずかの朝」を読んだ

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『しずかの朝/小澤征良著(新潮文庫)』を読みました。
これも前回と同じくブックオフで250円にて購入d(^_^o)

このお話もちょっと変わっていました。

主人公「しずか」は、25歳の女性。
家庭のある恋人と別れて、勤めていた会社は倒産。

無理矢理お見合いさせられるも、まともに付き合う前に相手の男性が不慮・・謎の死を遂げる。

その見合いの相手だった男性との会話がきっかけの不思議な縁で亡命ロシア貴族の未亡人が住む横浜の洋館で暮らすことに。

主人公には、一見恵まれた結婚をして幸せそうに傍からは見える姉がいるが・・実はそうでもなさそう。

というシチュエーションで物語は展開するのですが、前半は見合いをしたり相手が亡くなってしまったりの急展開なのに、後半は、ひょんなことで住むことになった洋館での生活がゆっくりと動き出す感じなのです。

その時間がゆっくりと動いている中で、主人公は自分の生きる道をなんとなく見出していきます。
今まで「こうしなくちゃいけない、ああしなくちゃいけない」「自分はよそ様から見ればかなり異端なのか」などという考えがロシア貴族の未亡人ターニャ(日本人なので本名は、主人公となぜか同じ“しずか”)と共に暮らしていくなかで少しずつ緩和されていきます。

その感じがゆったりしていて、なんだかぬるい湯の風呂にでも入っているような読書感!

そして、明らかに幸せそうなフリをしている一見非の打ち所がない姉も洋館に呼ばれて、ターニャの話を聞き、仮面パーティーの準備を手伝っている内に明るく柔らかな人になっていく・・のです。

こんなにゆっくり進んで、あとページが残り少ないけど、どうなってしまうのか・・と思っていると、これからに期待をちょっと持てるような段階でエンディングになってしまうのです。
あっけに取られるというよりは、なんだか、ほんのりと幸せ感が漂ったまま終了するのです。

この不思議で“しずか”で、ほんのりと明かりが灯るような小説、ヒーリング効果がありそうな心地よさでした。


【NowPlaying】 Love You To / The Beatles ( Rock )

2012/05/06

二冊の「人間関係」の本

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自分でもなぜ読もうと思ったのか、きっかけさえも忘れてしまった本二冊。
読みかけになっていたので、この休みにちょっと読んでみました。

一冊目は、『もうイライラしたくない/心屋仁之助著(中経出版)』です。
DVDもついていて、著者のセミナーの様子も併せて見る事ができるようになっていました。

なぜあなたはイライラするのか・・という分析があって、イライラというのは「無くなること、減ることへの恐怖」だというのが作者の持論です。

「失敗して、評判が落ちて、信頼が減るのが怖い」・・そんなことを考えているとイライラしてしまうというのです。

そして、怖くなるが故に強がってしまう・・・そうかもしれない・・・。

本当は自分が弱いということを知り、負けてもいい、バカにされてもいいと開き直るといいよ・・と著者はおっしゃっていますが、この本を読んでも、同包のDVDを見ても、まだまだ私はその境地に至らないというか、そんな心境が見えてきません。

DVDでは、「今はわからないかもしれないが、あとでわかってくる」とお話しされています。

いつか役に立ちそうですが、まだまだ私には特効薬とはなり得ませんでした。


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さて、もう一冊。
『他人と深く関わらずに生きるには/池田清彦著(新潮文庫)』です。
250円にてブックオフでたくさん本を購入したときに、ちょっとタイトルが気になりカゴに放り込んでおいた本です。

この連休にこの本も読んだのですが、最初のうちは

・クルマも来ないのに赤信号で待っている人はバカである

・病院にはなるべく行かない

・心を込めないで働く

・ボランティアはしない方がカッコイイ

・他人をあてにしないで生きる

・おせっかいはなるべく焼かない

・退屈こそ人生最大の楽しみ

・自力で生きて野垂れ死のう

・・・などなど、目次を見ているだけでもそうとう風変わりな人にちがいないという気がしました。

で、破天荒なだけに面白かったのですが、そのうち消費税を20%にしろとか、教師に免許はいらない、誰でも教師になれるようにして民営化だ!・・などというくだりに至り、後半なってくると、もう付き合いきれなくなりまして・・・。

最後はとばし読み・・・降参いたしました。

感想としては、前半の方は必ずしも同意できないことばかりでしたが面白かった。
後半は、同意もできないし、いやになってきた。
そんな感じでした。

上記の目次がおもしろそうだと思われたら読んでみてもいいかも。


【NowPlaying】 I Should Have Known Better / The Beatles ( Rock )

ドン・カルロス/ Shining Rhythm ! 観てきました

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前回のブログでご紹介した「絵師100人展」を観たあとに、有楽町まで出かけ、宝塚歌劇・東京雪組公演『ドン・カルロス/ Shining Rhythm ! 』に突入いたしました。
主演男役「音月桂(おとづき・けい)」さんがこのあいだ退団の決意を表明したばかりの組です。

最初の「ドン・カルロス」は、16世紀後半のスペインの王子、ドン・カルロスのお話。
自分の婚約者が国同士の取り決め(政略結婚)により、自分の父と婚姻するという複雑なことになり、その父との確執や、かつて婚約者であった・・今では母となった女性との関係、さらに女官(舞羽美海・まいはねみみ)との淡い恋まで展開され、そこに臣下の侯爵の政治的な動きも絡んで、物語は深刻かつ複雑になっていきます。

この中で、主役のドン・カルロス(音月)は、人として、王位の後継者として人間的にも成長していくのですが、これを舞台でやって面白いのかというと・・・ちょっと疑問でした。

舞台のセットもあまり変化が無いし、場面的にも似たような部分が多く、なぜここでこんなに物分かりが良くなってしまうんだろうという部分もあり、ちょっと不可解なところが気になってきて、最後に幕が降りたときには、「ええっ、こんなんで終わりかいっ!」というような気持ちに。

どうやら周囲を見渡しても、あっけに取られている人がけっこういました。
休憩時間のロビーでも、必死に納得がいかない人を説き伏せている人を見かけました。
「こういうことだからああなったのよ」なんて。

全体としては、五つ星で採点するなら三つ星くらいに私には感じました。
雪組ファンの皆さん、怒らんといてね。

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そしてこの写真は、幕間にロビーの階段で記念写真を撮っているみなさん。
いつもながらいい光景です。休日に目立ちます。初めて東京宝塚劇場を訪れたら必ずやりますよね。私は今でもですけど・・・。

さあ、ショーです。「 Shining Rhythm ! 」はいいですよぉ~っ!!
非常にメリハリの効いた、骨のあるショーです。

衣装も雪組には珍しいオレンジで始まったりしたのも、目を引きました。
けっこう様々な人にいい役が与えられ、またそれに応えて皆いいダンス、歌唱を繰り広げていました。

どの場面も楽しく、緊張感あふれ、力強くて驚きました。
雪組らしいいいショーです。

主演二人はもちろんのこと、未涼亜希(みすず・あき)さん、早霧せいな(さぎり・せいな)さん、緒月遠麻(おづき・とおま)さん、沙央くらま(さお・くらま)さん、期待の彩凪翔(あやなぎ・しょう)さん、彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さん、皆大活躍で銀橋もふんだんに使い、見どころ満載でした。

あとは、千葉市出身の夢華あみ(ゆめか・あみ)さんも色々なことがありましたが、元気にステージで頑張っていました。
歌唱力は文句なしだし、人の目を引く力も持ち合わせています。
これからも頑張ってほしいし、いつもオペラグラスで夢華さんを探しています。
今回も銀橋のシーンがありました。千葉市民としてとてもうれしい時間でした。

雪組の今回の東京公演、ミュージカルの方は、私の感じ方に問題があるのかもしれませんが、もうひとつの印象。ショーは満点に思えました。


【NowPlaying】 You've Got To Hide Your Love Away / The Beatles ( Rock )


2012/05/05

長女と『絵師100人展』に行ってきました

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昨日は、長女と秋葉原UDX「AKIBA_SQUARE」で行われている『02絵師100人展』に出かけました。

これは、このチラシのようなイラストの展覧会で、日本発の漫画やアニメなど世界から注目を浴びている作品の中から、高い技術で秀麗なイラストを描く画家(イラストレーター)の作品を集めた企画です。

近年では、それら画家のことを江戸時代の浮世絵師になぞらえて、『絵師』と呼んでいるのだそうです。

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実は、昨年も家族四人でこの会場の第一回の企画展を見たのですが、正直“驚愕”でした。
そのあまりにも繊細なタッチと描き込み、光の描き方、グラデーションの巧みな使い方、何もかもが初めて味わうもので、行く前にはちょっと軽くみていたことを反省しました。

今回は、いろいろな都合で長女と二人でした。

長女は、絵の具や色鉛筆、カラーペンなどでイラストを描いていて、最近ではコンピューターでも描くようになったのですが、完全にお勉強モードで一作品ずつ真剣に観察していました。

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ミュージアム・ショップでは、今回展示されている作品に関する様々なグッズが売られていましたが、長女はどうしても図録が欲しいということで、購入するのにも長蛇の列に並び、手に入れるまで小一時間かかりました。
上記の写真がその図録のページを開いたところです。

とても良く出来ていて、色も現物にかなり近く、長女の参考書としてはかなりいい買い物になりました。


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豪華絢爛なイラストもあれば、可愛いもの、妖艶なもの、ストーリー性のあるもの、見る者を圧倒する迫力のあるものなど様々な作品がありました。

この図録に載っている作品も、展示会場内で、不気味に魅力を放っていました。
私と長女も立ちすくみました。

う~ん、これは飽きない!
いつまでも会場にいてもいいくらいのおもしろさでした。
こういうの千葉で出来ないかな・・・。

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会場内は、ほとんどが20代~30代の男性ばかりでした。
長女のような中学生はいませんでした。
女性は数人・・・。
ちょっと意外でした。漫画家やイラストレーターを目指している女子や、単にこういうイラストの好きな女性もたくさんいるのでは?と思ったのですが・・・。


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そして、展覧会も見て、図録も買い、長女は向かい側にある「アニメイト」に突入!
私も一緒に入ってみたのですが、・・・その雰囲気に圧倒され、すごすごと外に出て長女の買い物が終わるのを待つことにしました(^_^;)

『絵師100人展』、明日5月6日までです。
ご興味のある方はぜひ足をお運びください。けっこう驚きますよ。


【NowPlaying】 I Wanna Be Sedated /Ramones ( Rock )

2012/05/03

ラジオで聞いた心あたたまる話・・・。

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先週の土曜日に、永六輔さんがラジオでお話されていたエピソードです。

ご存知の方も多いかと思いますが、永さんは1933年生まれのご高齢で、昨年11月に大腿骨骨折をされていますが、土曜日のラジオ番組にレギュラーとして復帰し、元気な声を聞かせてくれています。
その気力にはただただ感心するばかりです。

そんな永さん、東京の繁華街でタクシーを拾おうと思って、手を挙げていたのですが、せっかく拾えそうになっても若い人達が突然車道に飛び出して永さんが舗道で待っていても皆その人達に拾われてしまいタクシーを拾うことが出来なくて困っていたのだそうです。

そんなとき、反対側車線にとある若者達が走って行ってタクシーを止め・・・永さんは「ああ、あのクルマも取られてしまった」と思っているとドアは開いたまま、運転手さんに若者達が話しかけていてそのままドアが閉じられたかと思うと、Uターンしてきて永さんの前に止まってくれたとのこと。

永さんが運転手さんを見るとハンカチで涙をぬぐっていたのだそうです。

「どうしたのですか」と聞くと、さっきの若者達が、「反対側でお年寄りがタクシーをずっとつかまえることが出来ず、困り果てているようです。どうかあのお年寄りを乗せてあげてください。」と言われたというのです。
もちろん、その若者達は永六輔さんを知らないし、単にお年寄りを思いやる気持ちでそうしたのだと思います。

「いまどき、そんな若者がいるのだと思うと涙が出てしまって・・・。」と永さんに説明してくれたのだそうです。
それを聞いて永さんも涙を流し、二人で車中で泣いてしまった( ;´Д`)というお話でした。

ふた昔前なら、当たり前のことだったのかもしれませんが、今となっては、そんなことをしてくれる若者はなかなかいません。運転手さんと、永さんが思わず涙してしまった気持ちはわかります。
私だって高齢になって、タクシーがなかなか拾えず困り果てていたら、きっとやさしくされて涙したかもしれません。

その後番組内では、それに関する「感心した」「ぐっときた」などのコメントが多数寄せられていました。

こういうエピソードがエピソードにならない世の中がいちばんいいのかもしれませんが、いつかそういう日が来るのでしょうか。
“いい話”だと思いつつ、ちょっと考えてしまうエピソードでした。


【NowPlaying】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2012/05/01

13日間で名文を書けるようになる・・本・・??

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『13日間で「名文」を書けるようになる方法/高橋源一郎著(朝日文庫)』を読みました。
実際の大学での講義をまとめたもので、学生達の発言や、宿題で書いてきた作文についても誤字脱字を修正せずにそのまま掲載されています。

タイトルだけ聞くと、読者は講義を聴くが如くに、その方法を習得できるメソッド本なのではないか、と思われるのですが、実はそんな教則本的なことはまるで書かれていません。

いくら読み進んでも、名文作成に欠かせない技術的な指導などは一切ありません。
何も直接的には教えない講義です。

で、何を先生はしているのかというと、学生達に“気づかせる”ことをしているだけなのです。

何を気づかせるのかというと、

・文章を書くときに誰に向かって書いているのか、それが意識されていなければならない。
・どの位置から書いているのか。それによって物事の見え方は反転するくらいに変わる。
・右利きの社会に生きる左利きの人を例にとって、一方的に右利きだけにわかる文章になっていないか。

などなど、あまり書いてしまうのはいけないので、ほんのちょっとだけしか書けませんが、カフカの「変身」と「日本国憲法」を読み比べたり、さらには日本国憲法の序文を学生に書かせてみたり、ラブレターを書かせてみたり、「演説」を書かせてみたりで、先生に“遊ばれている”のかと錯覚するくらい自由奔放な講義の様子が書かれているのです。

この不思議な感覚が漂う講義・・せび、皆さんにも読んでみて味わってもらいたいものです。

私は、このブログを書くときには、希に特定の個人を想定してしまうことがあるのですが、でもほとんどの場合は、不特定多数に向けて・・・というふうには書いていません。
「わたし」から「あなたと、あなたと、あなたと、あなたと・・・・・・・・」という具合です。

これは多分ラジオから語りかけているディスクジョッキーや、パーソナリティなどに似ているかもしれません。
ごく親しいわけでもないが、“耳を澄まして”・・いやいや文章だから、“目を見張って??”読んでくださる方を想定しているのです。

私の書き方が「ちょっと他と違うね」とよく言われるのは、そういうことがあるのかもしれません。
それに、私は右利きでありますが、左利き的な境遇に自分を置いて書いている部分も多々あります(その場合、アップした途端に嫌味なコメントをつけてくる人も時々います・・右利きの気持ちしか考えていない人なのかもしれない)ので、独特な雰囲気が醸し出されているのかもしれません。

今回ご紹介した本は、時々読み返すと、自分の文章に向かう姿勢をリセットできるようなものかもしれない、と思いました。

文章を書くことが好きな人も、苦手な人も一読の価値があると感じました。


【NowPlaying】 愛の歓び / アンサンブル・プラネタ ( Healing Voice )

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