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2012/05/28

「もっとわたしを」読んでみた

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『もっと、わたしを/平安寿子著(幻冬舎文庫)』を読みました。

すごい本です。
いきなりお世辞にもモテるとはいえない男が、彼女の家でトイレに監禁され、ドアの外では「結婚しよう」と言われた女同士が大バトルを繰り広げるのです( ;´Д`)ノ

しかもモメだすと、一人の女は元カレを呼び出して、無理矢理監禁された男を救い出そうとしたりして、女達の話を聞いていると、別にそんなに閉じ込められている男を好きでもないのに、結婚するチャンスとして一枚カードを取っておきたいがために争っているという・・・。

短編集なので、この話が情けない形で終わっても、さらにこの登場人物が会社やその他別の場所で別の短編で動き出し、またそこでも男女のやるせないような関係の物語が始まります。

読んでいると、まさに“今どき”の男女が次から次へと現れては醜い争いをしたり、妙な駆け引きをしたり、まともな恋愛小説になるようなものは一編も無し(-_-;)

で、どのお話も打算が渦巻き、奇妙な恋愛とも言えないような恋愛が存在していて、ひょっとして現代の男女の姿ってこれが真実なのかも・・と思わせるくらいの“乾いた”ような“成り行きまかせ”のような物語が次々と出て来て・・・結局、それが逆におもしろくなってあっという間に読み終えました。

読んでいて思ったのは、今や“純愛”などというものはこの世には微塵たりとも存在せず、いつも自分中心の打算的な男女関係が主流となりつつあって、恋愛、そして彼氏、彼女というのは自分の時間に割り込んでくる面倒くさいものとして取り扱われることになるのかもしれません。

それが、良い世の中だとは思いませんが、実際にはそんな世の中になってしまったというのをこの小説で再認識させられるのです。・・・まいったなぁと思いつつそれぞれの短編ストーリーのおもしろさに引き込まれてしまうのでした。


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