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2012/06/16

翻訳家・岸本佐知子さんの不思議なエッセイ集を読んだ

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『ねにもつタイプ/岸本佐知子著(ちくま文庫)』を読みました。

なんとも不思議なエッセイ集でした。

著者が妹といるときに、ふいにその「妹という存在」に愕然となる・・と言っています。
何年も一緒に過ごしてきて、でもそれが「自分の妹」であるという事実に気がつかなかったような気がした・・と。

こういう感覚って、私もよくあるのです。
職場や、バンド活動でメンバーの中にいるとき、とある会に参加したとき、などに自分自身の存在が突然わからなくなって宙に浮いたような状態になったりするのです。
きっとそんな感覚について書かれているのではないかと思います。

「人間」という字が突然読めなくなる・・・。
「じんかん」・・か??
人と人の間??なにそれ?!みたいなことになるとも書いてあります。

「新聞」という字が突然読めなくなったりもする・・・これもよくわかる感覚です。

そうしていくと、「赤ん坊」という文字だけ見ていると、「なにこれっ!赤い何かおそろしい生きものかも」などということになり・・(^_^;)・・ここまで書いて「なに言っているのかさっぱりわからん!」という方は、“まっとう”な人です。
どうかお気になさらずにd(^_^o)

その他、いったんプリティ・ウーマンのイントロが頭の中に流れ出すと止まらなくなり、それが「ズン・ズン・ズン・ズン・ズン・ズンドッコ」と聞こえ始め、ぐるぐる回り出してどうにもならなくなるというお話など、ほんとにもうどうでもいいことが延々と書かれているのです。

シャレや冗談がわかる人、普段の自分の頭の中について整理はされていないが、何らかの疑問を持ちつつ生きている私のようなちょっと“変わった”人には「それってあるある」的な感じで読める風変わりな本です。
誰にもおすすめではないが、おもしろがり屋には「ほほう・・」って感じで読める本です。


【NowPlaying】 I'ts All Too Much / The Beatles ( Rock )

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