イタリア語通訳の田丸公美子さんのエッセイを読みました
『シモネッタのデカメロン/田丸公美子著(文春文庫)』を読みました。
副題は~イタリア的恋愛のススメ~です。
イタリア語の通訳や翻訳業をされている著者の、特に通訳をしたときのイタリア人とのエピソードが、タイトルどおり“シモネッタ(下ネタ)”とともに書かれています。
まあ、読んでいるとイタリア人の男は女とみれば口説くのがマナーだと言わんばかりに口説きまくります(^_^;)
特に社長などのお金持ちの通訳をしたときには、通訳までも口説くのは当たり前。
浮気相手との密会を知ってしまえば、それさえも口止めされ、逆に奥さんの側からの鋭い突っ込みの質問を浴びせられてタジタジになる作者の場面も出て来て・・通訳って、ただ訳してりゃいいってもんじゃないのだな、と深く感心してしまったのでした。
で、これを読んでいるとイタリア人と日本人の男というのは、まるで別の生きもののようです。
しかも、最近は草食男子が跋扈(ばっこ)していて、イタリア人には日本のそんな男子の生態は理解不能でしょう。
少しこれを読んで男としての“勢い”をつけようか、という男性がいたら、これはぜひとも読んだ方がいいです!(^o^;)
ちょっと過激なのでびっくりするかもしれないですけどね(*^o^*)
【NowPlaying】 All Together Now / The Beatles ( Rock )
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