ひとりガサゴソ飲む夜は・・・読んだ・・・
『ひとりガサゴソ飲む夜は・・・/椎名誠著(角川文庫)』を読みました。
椎名さんは、千葉市出身。
小学校は幕張小学校だったそうです。
高校は千葉市立高校。
椎名さんの書く“お酒”の話はいつもおもしろい。
変わった肴で飲む話もいいし、変わった酒を飲む話もいい、そして変わった“人”と飲む話もすべて愉快・痛快です(^-^)
椎名さんはここでも書いていますが、お酒の中ではビールが一番好きで、それを飲むためには世界の「禁酒」地帯に行っても“あやしい”お店の奥にまで入って行って、“内緒”で高額を支払いビールを入手・・・でも、禁酒地帯でビールをのんびり冷やしている場所ももちろんないわけで、ぬる~いビールを密室で飲まされて非常に不味かった話なども書かれていました。
・・・酒飲みって、そんなところに行っても何がどうあろうと「飲もう」とするのですね(^-^;
悲しい酒飲み男の“性”が滲み出るように伝わってきました。
テキーラをご当地の飲み方で乾杯を繰り返して飲んでいたら、この世の終わりかと思うような人生最大の「二日酔い」になる話なども、こっちが具合悪くなるような気分で読みましたf^_^;) ・・お酒にまつわるエピソードには、椎名さん事欠かないようです。
馬刺しと飲む焼酎の美味さの件(くだり)などは、こちらも「そうだろうなぁ、おいしいだろうなぁ」などとつぶやきながら読みました(゚ー゚*)。oO
人は想像しているだけで、ほっこりと幸せ気分になるものです。
落語に出てくるお酒の話などにもふれ、落語を聞いているうちに「飲みたくなる」話もおもしろかったし、ナスの古漬けを細かく切って楊枝に刺してちびちび食べながらやる酒の話も、こちらが飲みたくなったし、韓国の朝食、前日の残ったキムチをフライパンに入れてご飯と一緒に炒めるキムチチャーハンの話も楽しめました。
海のワカサギと言われる「チカ」という魚の天ぷら丼の話もよだれが出ました(*´`*)
読んでいるとお酒と肴が欲しくなってくる本。
読んで下さい、呑兵衛の方々・・ヽ(^ー^)/▯
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