5年前の映画『P.S.アイ・ラブ・ユー』を借りて来た
最近、映画を見る機会がめっきり減りました。
映画館に出かけるのが難しいということもあって、気になる映画も見ずにおりましたが、本屋さんに行ったときにレンタルで見てみようと思い、表題の映画を借りて来ました。
とある若い夫婦の話なのですが、冒頭は夫婦喧嘩のシーンで始まり、その後「○○はイヌも喰わぬ」ということで、ラブラブシーンに・・・。
始まったな、と思っているといきなり夫が脳腫瘍で亡くなってしまいます。
途方に暮れる妻の誕生日に亡くなった夫から手紙が!!!
夫ジュリー役は、ジェラルド・バトラー、落ち込む妻・ホリー役はヒラリー・スワンク。
どんな仕組みなのか、亡くなった夫は引きこもりになってしまった妻を外に導くような手紙をよこしたり、友達との旅行に自分の故郷であるアイルランドをすすめ、旅券を用意してあったり、綿密な計画に基づいた手紙が届きます。
心配する母や妹、友人達の温かい心や、主人公の未亡人に恋する男、随所に入ってくるいい曲、美しいアイルランドの景色も手伝ってなかなか心に染み入る映画となっていました。映画館で見たかった。
原作とは、手紙の届き方や家族構成、舞台、恋を予感させる人の登場、など一部異なるところがあるようですが、悲しみの中から周囲の人たちのやさしさに気付き、自分のやりたかったことをもう一度見直し、亡くなった夫に対する気持ちの整理も徐々にできて立ち直りつつあるところで物語は終わります。
ラスト近くに手紙が次々に送られてきた方法を知り、驚きと感動で主人公も見ている私も泣いてしまうのですが、これからレンタルする人のために、そのことは書くのをやめておきましょう。
人が愛する人と出会って、そして周囲の大切な人たちと関わっていく、そんな当たり前だと思っていることについて、あらためてそれがどんなに尊いことか、見ているこちらも見直すような気もちになる映画でした。
借りて来てよかった・・・(゚▽゚*)・・・いい映画でした。
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