中本千晶さんの新著を読みました!
日曜日の午後から心臓の調子が少し悪くて更新できませんでした。
やっときょう、調子が戻ってまいりましたので、アップいたします。
『ヅカファン道/中本千晶著(東京堂出版)』を読みました。
中本さんといえば、すでに「なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか」「宝塚(ヅカ)読本」など宝塚関連の著書多数。
このブログでもご紹介してまいりました。
そして今回の新著「ヅカファン道」です。
掲載されている話題もつい最近のことまで書かれているので、最新の宝塚ファンの状況などもわかろうか、という内容です。
「部屋を片付けると紫の袋が大量にでてくる(劇場の売店・キャトルレーヴの袋)」や、「あらゆるものの値段をS席に換算してしまう」などなど・・f^_^;) 身に覚えのある宝塚ファン(私?(^^;))も多いのではないかという、宝塚ファンの生態についての記述には笑ったり、てへへ状態になったりで、楽しい本です。
いろいろと読み応えのある章が多いのですが、特に今回感じたのは、宝塚ファンの昨今についてアンケート結果を含め取り上げているところでした。
オールドファンの、今から考えるとけっこう“ゆるい”スターとの関係などについてもふれられていました。
たしかに、私が最初に見た頃は大劇場の出待ち後に、スターと近くの「ザ・チェック(・・もう無い)」などでお茶をしたことなどもありました。
そして、一緒に写真を撮って、「また来ます、さよなら~」なんてこともありました。
今では、この本に書かれているように「ガード」と呼ばれる体制がしっかりと私設ファンクラブにより構築されていて、スターに近づくなんてとてもできない状況です。
さらに2000年代以降、顕著なのが、やはり書かれていましたが、インターネットの活用が当たり前になってきたことです。
チケットの手配や、ファン同士の交換、オークションでの入手の他、ブログやツイッター、その他SNSなどでの情報収集は、ファンにとって欠かせないものになっているようです。
・・その弊害として、根も葉もないというか、あることないこと、といった内容の情報が飛び交うという、ちょっとイヤな状況があるのも事実です。
そんなこともあって、私はあまり観劇の感想などが書かれているブログなどは見ないことにしています。
特に匿名で記述されているものには、ほぼ近づかないのです。
せっかくの東京まで応援に行く気持ちが萎えてしまうからです。
なので、私のブログでの記述は“完全オリジナル”となっておりますd( ̄  ̄)私が感じた本当の気持ちそのままなのです。
インターネットの利用がファン同士の新しい繋がりを生むこともあるのですが、中本さんが書かれているのは、情報を徹底収集して一人で見に行く“オタク的”ファンも増えているということでした。
それに、劇場に行くときはオシャレして・・などということもなくなっている若いファンも増えているのではないか、ということでした。
たしかに、劇場に行くとそんな気もちょっといたします。
私が初めて観劇した頃とは、かなりの変化が見られている宝塚ですが、それでもファンの“アツい”気持ちは今も昔も変わらず・・です。
今回の中本さんの著書は、すでにファンになっている人向けでしょうか。
オールドファンにも、新しいファンにも読みやすく、しかも楽しい本となっています。
「ああ、そうそう、そうなんだよねぇ~(´▽`)」などと独り言を言いながら読んじゃってください!!d(^_^o)
【NowPlaying】 キミはともだち / トーマス・ハーデン・トリオ ( Jazz )
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