【ビートルズひとり雑談・第一談(最後のライブ演奏)】
新年にもなりましたので、大好きなビートルズものの企画として、「ビートルズひとり雑談」というものを考えつきました。
あたかも誰かに語りかけるかのように、ブログ閲覧者の皆さんと雑談風にビートルズについて書いてみる企画です。
今回の雑談は、1月といえば1969年1月に行われたビートルズ最後のライブ演奏、アップルビル屋上での謂わば“ゲリラ・ライブ”についてです。
この模様は映画「レット・イット・ビー」で見ることができます。
アフリカで演奏するとか、テレビ・ショーで演奏する、などいろいろなアイデアがポールから出されたようですが、結局は身近な自社ビルの屋上で演奏してそれをフィルムに収めることで、ほとんど人前にも姿を見せず、もちろん演奏もしなくなったビートルズの姿をファンの前に出すことにしたのでした。
アルバム「レット・イット・ビー」にも何曲かその様子が収録されています。これがまた零下2度、寒風吹きすさぶ屋上での演奏とは思えない“締まった”演奏となっています。
写真は珍しいその現場を上から見た画像です。あまり見ない角度ですね。
メンバーはジョン、ポール、ジョージ、リンゴの四人の他、古くからの友人であるビリー・プレストンがキーボードで参加しています。
映画後半からセッションに加わったビリー・プレストンですが、前半の険悪で間延びした環境、演奏とは異なり、ビートルズの演奏も息を吹き返してきます。ほとんど全てビリーのおかげ(^_^;)
感謝を込めてかどうか、唯一ビートルズのレコードで『ビートルズ・ウィズ・ビリー・プレストン』とクレジットされているのです。
あのエリック・クラプトンでさえクレジットされなかったにもかかわらずです。粋だね、ビートルズ!
その演奏は、既紹介のアルバム「レット・イット・ビー」、そして「レット・イット・ビー・ネイキッド(より当時の録音に近いものにしようとあらためて制作されたもの)」、そして「アンソロジー」でも聞くことができます。
写真で見るとわかるのですが、ギター二本に、ベース一本、ドラム、キーボードだけの構成です。しかも見渡してもほとんどエフェクト類は見あたらない。超シンプルなバンド構成と演奏内容でしたが、中身は素晴らしいものでした。
ロンドンの街に“こだま”するジョンの「ドント・レット・ミー・ダウン」・・写真はこれを歌っているときのジョン?カンペを持った人が前にいる・・。
どの曲も渾身の名演でした。
ジョージのテレキャスターとフェンダーのツインリバーブ・アンプのコンビネーションは抜群で、切れのいいカッティングと、艶やかなサウンドが見事です。
ジョンのゲット・バックでの魂のギター・ソロ。
ポールのシャウトしそうでしない絶妙なゲット・バックのボーカル(^-^;
リンゴの唯一無比、誰にも叩けない独自のリズム。
完全にビートルズの一員となっているビリー・プレストン、圧巻のエレピ!!
今聞いても“奇跡”の演奏です。
今年はこの「レット・イット・ビー」がDVDになる・・なんて噂もありますが、ファンとしては“切に”希望しているところです。
去年も話題になったけど、結局実現しなかったからなぁ。
というわけで、「ビートルズひとり雑談」これからも“しずしず”と続けていこうと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします(^^)/
【NowPlaying】 Get Back / The Beatles ( Rock )
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