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2013/03/31

花組の『オーシャンズ11』観た!!(その2)

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前回に続いて宝塚歌劇・花組東京公演『オーシャンズ11』の観劇記です。

前回にご紹介したメンバー以外の方についてもふれてみます。
まずはオーシャンズのメンバーのうち、星組では美弥るりか(みや・るりか)さんが演じていたハッカー役を鳳真由(おおとり・まゆ)さんが演じていました。
美弥さんに比べるとインパクトが薄い印象がありましたが、独自の個性も出ていたので及第点か。

水美舞斗(みなみ・まいと)、柚香光(ゆずか・れい)さんの防犯カメラ映像ねつ造担当の二人は、とても舞台でイキイキしていたうえに、その若々しい男っぷりには感心するばかり。
とてもキラキラと輝いていましたし、ラストのショーでのダンスもとても目立っていてよかった(*^^*)よその組もうらやましいと思うくらいの若手男役が出てきたという感じでした。

元カリスマ詐欺師のソール(星組公演では専科の未沙のえる(みさ・のえる)さんが演じた)役、悠真倫(ゆうま・りん)さんは、前回の未沙さんが卓越していたため、ちょっと比べるのは気の毒でしたが、いい味を出していました。
仲間達に演技指導する際のアドリブはちょっとからぶりっぽかったけど、これはその日によって異なると思いますので、次回に期待。

ヒロイン、テスをいじめるクイーン・ダイアナを演じた桜一花(さくら・いちか)さんは、「来るだろうな」と思っていた役かもしれませんが、想像どおり、いや想像以上に毒のある悪い女を演じて満点でした。
ラスト近辺のギャグも爆笑を誘い、さすがでした。

そして、芹香斗亜(せりか・とあ)さん。
星組では真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんが演じた重要なスリの役をもらい、初々しくて、甘いマスクを生かした美少年っぷりが実に素晴らしかった。
“華”があるし、観客の目を引きつける魅力にあふれていました。
これからも期待大です。

瀬戸かずや(せと・かずや)さんのディーラー役は、星組では夢乃聖夏(ゆめの・せいか)さんでしたが、これは夢乃さんに軍配が上がった印象でした。もうひとつ格好良さというか、個性が発揮できるとさらに良くなる印象でした。

クラブのオーナー、リカルドを演じた高翔みず希(たかしょう・みずき)さんは、もうひとつ強気な酔っぱらいぶりが出ると良かったかもしれません。まだ東京公演が始まったばかりなので、これからエンジンが掛かっていくかと思います。

そして、ロビーに貼られていた「花野じゅりあ(はなの・じゅりあ)さん怪我による休演」の報せに驚きました。
花野さんはリカルドの娘で、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん演じるラスティの恋人役となるはずでしたが、今回は華雅りりか(かが・りりか)さんが代演していました。
華雅さんの役作りもちょっとオシャマで、可愛い女性になっていました。
これも今後大きく変化していくかと思います。個性の出しどころがたくさんありますので楽しみです。

二回に渡って、失礼ながらあれこれと書いてしまいましたが、全体に見て今回の花組東京公演「オーシャンズ11」は非常に出来が良いと思いました。
まだまだブラッシュアップされていくかと思いますので、これから東京公演をご覧になる方は期待していいですよ!d(^_^o)
ミュージカルもラスト・オマケのショーも抜群です。


【NowPlaying】 wktkラヂオ学園 / 大島優子他 ( NHK-AM )

2013/03/30

花組の『オーシャンズ11』観た!!(その1)

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宝塚歌劇・花組東京公演「ミュージカル・オーシャンズ11」を久しぶりに長女と観てまいりましたので観劇記を。
長女は受験明けでやっと晴れ晴れと宝塚解禁です。

この演目に関しては過去、星組が公演しています。
ほぼ同じ内容での公演でしたが、花組のオーシャンズは印象がかなり異なりました。

先ず全体の印象でも、星組は柚希礼音(ゆずき・れおん)さん、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さんをはじめとして超個性的な男役を中心に、完全に“俺が俺が”という感じでギラギラとした印象の舞台でしたが、花組はとても家族的というか、チームワークで舞台を作り上げているように映りました。
舞台全体から組子の演じる歓びがあふれている感じ。
しかもそれに呼応して観客も体が思わず動いてしまうくらいの一体となった劇場内に私もウキウキしてしまいました。

加えて、専科から北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんが、主演の蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんのダニー・オーシャンの相棒ラスティ役として参加していることが非常に大きいと感じました。
お二人は宙組で何度も共演していて、まさに“あうん”の呼吸で何も言わなくても通じ合っているのがこちらにも伝わってきました。

春風弥里(はるかぜ・みさと)さんも元宙組、コンビネーション抜群で、舞台はよりいっそうスリリングで楽しいものに。
春風さんは花組に行ってさらに二回りほど男役として立派になられたと思いました。

主演の蘭寿さんは、星組の柚希さんの“ヤバい”男という感じとは異なり、人生の機微を身に染みさせつつ、自分の思うところを突き進む男という感じでした。
ダニー・オーシャンのとらえ方として、蘭寿さん流だし、とてもご本人の印象とも重なっていて良い印象を持ちました。

娘役主演の蘭乃はな(らんの・なは)さんは、いつもどおりの精一杯の演技がヒロイン、「テス」の新たな女性像となり、これもまた素敵な女性になっていました。
星組・夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんのちょっと勝手で、ずるい感じのテスも良かったのですが、蘭乃さんのテスもなかなか良いです(*^-^)

そして、悪役であり、この演目の“肝心要”テリー・ベネディクトを演じた望海風斗(のぞみ・ふうと)さんも、星組の紅ゆずるさんの虚栄心と悪の妖怪のようなベネディクトとは異なり、地道な“悪”?(^_^;)を積み重ねてきた“苦労人”でちょっと人間的な側面も見せるベネディクトとなっていて、これもまたなかなかの役づくりでした。
歌も良かった!(゚ー゚*)。oO

忘れちゃいけない、私の大好きな華形ひかる(はながた・ひかる)さん。
今回の「イエン」という役を聞いたときは、華形さんには役不足なのでは!・・と、ちょっとお怒りモードになったのですが、銀橋での歌のシーンも新設されていたし、役柄もかなり変更され、さらに華形さんの実力で魅力ある役になっていました。
素敵な男役です。いつも感心!(*^^*)

というわけで、花組・オーシャンズ11の観劇記はその1としてここでいったんアップいたします。
続きはなるべく早くアップするつもりです。
今回の花組東京公演、いいよぉっ!(#^.^#)


【NowPlaying】 While My Guitar Gently Weeps / The Beatles ( Rock )

2013/03/28

『55歳からのハローライフ/村上龍』を読んだ

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お昼休みに千葉銀座通りにある中島書店に寄り、背表紙をながめつつ店内をぐるっと回っているときにぐぐっと引きつけられ、立ち読みすると棚に戻すことができなくなりました。

『55歳からのハローライフ/村上龍著(幻冬舎)』を読みました。

5編の短編で構成されている本ですが、タイトルにもあるとおり、55歳からその後の人生を歩む男と女それぞれのストーリーが現実的に描かれていました。

婚活や再就職、家族への信頼の回復、ペットへの愛、老いらくの恋など・・以前の自分だったら現実味もなく、興味もそれほど持てなく、通り過ぎてしまうような本ですが、今の自分にはあまりにも厳しく5編のストーリーが襲いかかってくるように感じました。

男も女もそれぞれが自分の今までの人生を抱え、今までの自分はいったい何だったのだろうかと立ち止まる・・それが55歳以降なのではないでしょうか。

過去に生きてきた意味が見いだせないとき、今後の自分の生き方に意味を見出すことはたいへんな困難を招きます。
そのあまりにも厳しい状況がつぶさに描かれていて、読んでいる自分も辛くなりました。
希望のあるエンディングもありましたが、非常に“重い”本でした。

読んでよかったとは思いますが、辛くてもう一度読むことはないかもしれません。
自分がもう何年か経って、少しは心安らぐ状況になれたならば、もう一度ページをめくることがあるかも・・ないかも・・しれない。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 松本一路 ( NHK-AM )

2013/03/23

『宝塚夜話・第八夜 < 退団後の生徒が気になる > 』

土曜日の夜、クルマに乗って長女を塾に迎えに行った帰りのラジオで「ニッポン放送」の『ミュージック・キャッスル』という過去の良い音楽をじっくりと紹介する番組をよく聞きました。

きょうは、もう長女も塾がなくなったのですが、家で聞いてみました。
それは、和音美桜(かずね・みおう)さんという宝塚歌劇団を数年前に退団された方がパーソナリティをつとめている番組なのです。

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和音さんは宙組娘役には欠かせない人でした。
写真は長身・イケメンの悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)さんを囲んでいる宙組の娘役陣。

左から純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さん、和音美桜さん、美羽あさひ(みわ・あさひ)さん、花影アリス(はなかげ・ありす)さん。
いずれ劣らぬ豪華娘役陣にあって、和音さんは宙組きっての“歌姫”でした。

この写真の演目、「ダンシング・フォー・ユー」のテーマソングの一番盛り上がるところでの超高音スキャットには、当時宝塚観劇を復活させたばかりの私には驚異の歌唱力でした。

今思うと、このときの宙組の娘役は充実していましたね。
皆、主役をとれるような方ばかりです。

先に書いた音楽紹介のラジオ番組では、歌唱のときとは一転するちょっと低めのハッキリとしたしゃべり方で小気味よく曲を紹介していました、和音さん。
和音さんの音楽に対する真摯な気持ちがよくあらわれていて、とても良い番組です。

ラジオを聞かれるようなチャンスがあれば、ぜひ和音さんの「ミュージック・キャッスル」、お聞き下さい。
土曜日、夜9時から、ニッポン放送です(*^-^)


【NowPlaying】 新芽 / Oka Naoki ( Instrumental Music )

2013/03/19

ゆめまぼろしのような小説

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『龍宮/川上弘美著(文春文庫)』を読みました。
川上さんの小説には、私の大好きな「センセイの鞄」がありますが、今回読んだのは八編の短編からなるこの「龍宮」です。

読み始めると、あまりにも不思議で得体の知れないお話ばかり。

蛸(タコ)なのに人間の世界で飲んだくれては女を追いかけ、しかも“モテる”男の話。姿形は人間なのに、くねくねと“蛸的”な印象でもって、ふと知り合ったニートの男性に酒をおごってもらいます。そして女などについて語ります。
かつては、北斎の「蛸と海女」のモデルにもなっているという・・・奇想天外なお話。

そして、七代も前の先祖に恋する女。でも七代前のその先祖はアパートで現在一人暮らし??というわけがわからない設定なのに、恋心についてはしみじみとわかってくる話。

海から上がってきた生物であるのに人間の男に拾われ、結婚し、その夫から次の夫へと引継ぎをされて、また別の男の妻になる女の話。

ほんとにもう、わけがわからないのに、よくわかる!?(-_-;) 
心情的にはなんとなくわかるのに、ストーリーそのものは非現実の世界という特異なものでした。

でも、私には「この先どうなるのか」、「いったいこの女の正体は」などと先を読み進まねばいられない、魅力的な短編集でした。

この読後の“不思議感”は初めて味わうものでした。
マニアック・タイプの読書家におすすめですよ。


【NowPlaying】 Memory Motel / The Rolling Stones ( Rock )

2013/03/13

おじいちゃんルックの話

きょう、クルマの中で若い人と話してたんだけど、町を歩いている比較的元気なおじいちゃんの話。

町内会や防犯活動などにも積極的に参加するような、そんな感じのおじいちゃんの“装い”なんですげど・・。

たいてい、ズボンは作業着系で、上はポッケがたくさんついているベスト状の、やはり“作業着入ってる”感じのものをシャツの上に羽織っています。

帽子は、“せり”の現場にいる人が被っているようなキャップです。

「典型的なおじいちゃん、あの“おじいちゃんルック”はどこで売っているのだろう」と私が発言したところから始まりました。

「謎ですねぇ~」ということになり、おじいちゃん専門店みたいなものがあるんじゃないか、ということになりました。

で、話し相手が「最近はそういう典型的な“おじいちゃんルック”はどんどん崩れているんじゃないでしょうか」と言い出し、「それはユニクロが入って来ているからですよ」と、なるほどなコメントをもらいました。

あと数年で「ユニクロ・ルック」な“おじいちゃん”がたくさん出現するかもしれません(*^_^*)

そして私もリタイアしたら、“おじいちゃんルック”で闊歩するようになるのでしょうか(^_^;)

本日は「おじいちゃんルック」のお話でした。


【NowPlaying】 ポップ・スター / トーマス・ハーデン・トリオ ( Jazz )

2013/03/07

「ラジオのこころ」また珠玉の一冊だった

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『ラジオのこころ/小沢昭一著(文春文庫)』を読みました。
これは最晩年の小沢さんがラジオで語ったものの中からご本人が選んだ「傑作選」となっています。

どれもこれもあのラジオで名調子を聞かせてくれた小沢さんの“本領発揮”的な面白さです(゚▽゚*)

そして、小沢さんも自らの引き際を考えていたのか、「ぼちぼちお墓について考える」という一編も入っていました。
小沢さんは、自ら「ちゃんとしたお墓に入りたい」と言って、先祖代々のお墓を長野県からご自身の大好きな隅田川沿いの向島のお寺に移転した、と書いています。

それに、散骨などはいやで、死んでからの居所をちゃんとして、そこからまた世間を見ていたいというようなことも書かれています。

だから、「千の風になって」という歌は嫌いとはっきり言っています。
「そこには私はいません、眠ってなんかいません」という歌詞に対して「やっとゆっくり眠ってんだよ」(^^;)と、ちょっとおかんむり(^_^;)

かつて特異な能力のあった私からも言わせてもらうと、亡くなった人はお墓にいます。人によってですが、亡くなってから数年はそこにいます。長ければ七~八年は。

・・・という話題から、小沢さんのあの番組でいつも登場する架空のお父さん、“宮坂おとうさん”のことを思い、番組一万回記念として「宮坂さんお訪ね旅」を企画します。

そして、番組に応募してきたのは集落全体が宮坂さんとなっている長野県岡谷市の宮坂さんからでした。
そこには二千人の宮坂さんが!( °O °;) 
近隣の諏訪地方には六千人の宮坂さんが在住(*^^*)

岡谷市の小井川区というところでは宮坂さん二百四十軒が金山神社の氏子になっているなどという話題も出て小沢さん驚いたり喜んだり(*^。^*)

現地に赴き、宮坂さんというお店で、全員宮坂さんという大宴会も開催されます。
こんなおもしろい話題満載で、しかも小沢さんのお話の中から珠玉の十編が読めるこの本、たいへんな良書でありますd(^_^o)
ぜひ日本の“おとうさん”の書棚に一冊ほしい本なのでした。


【NowPlaying】 ムーン・リバー / バーニー・ケッセル ( Jazz )

2013/03/06

大人の流儀第3弾「別れる力」を読んだ

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『別れる力/伊集院静著(講談社)』を読みました。
以前にもこの伊集院さんの「大人の流儀」シリーズについては、「1」「2」とも読後感をこのブログで書きました。

そして本屋で見つけてしまった第3弾。やはりおもしろく読ませてもらいました。

読んでいくと、伊集院さんとは意見の一致が多い。・・喜んでいいんだと思うけど、世間的にはただの頑固おやじか、偏屈なおっさんになってしまうのです(^-^;

この第3弾のテーマは「別れ」です。
さまざまな人や、飼い犬との別れについても書かれていましたが、「出逢えば別れは必ずやって来る。それでも出逢ったことが生きてきた証しであるならば、別れることも生きた証しなのだろう。」・・・名言です。

スマートフォンを使っている姿には風情、情緒がない・・・そのとおり、もっと言えばみっともない。

発泡酒とビールは、私はまったく違うものだと知っている。ビールを作るにはそれなりの価格が出るのは当然で、本物のビールを晩酌で飲めるように大人の男は働き、収入を得ているはずだ。・・・そう思う。一週間にたった一杯でも本物のビールを飲むために働きたい。

安すぎることの弊害は、物を大切に扱わなくなってしまうことがある。これが社会に蔓延すると、その国の柱がおかしくなる。・・・もうおかしくなっている。

あの支持率は本当のことなのか。・・・本当じゃないと思う。

相撲に八百長があったって?何をいまさら・・・。・・・ほんとだよ。

「伊集院さん、子供を鮨屋のカウンターに座らせてはいけませんか?」「駄目ですね。」・・・このあと理由が書かれているが読むまでもない、ダメに決まってんだろ。

なぜ、テレビはオリンピックだと騒ぐのか?視聴率のためとしか思えない。勝者ばかりにスポットを当てる所が品がないったらありゃしない。・・・同感。

電車に乗り、背もたれがリクライニングになるとわかれば十人中半分がそれを平気で倒し、うしろの席のことなどおかまいなしである。ひどいのになると靴を脱ぎ靴下の足を組んでふんぞり返る。
それがほとんど五十歳から七十歳くらいの男である。戦後に幼少期を過ごした男たちだ。このあたりの連中は気質(たち)が悪いのが多い。金を払っているのだから、と口にする。・・・そのとおりです。

などと小さなエピソードを拾っていくだけでもこんな感じです。
内容はもっともっと深く、苦いのですが、それについては読んでください。
ブログで済ませようってのがあさまし過ぎる・・伊集院風(^_^;)


【NowPlaying】 オールナイトニッポンGOLD / 坂崎幸之助・吉田拓郎 ( ニッポン放送 )

2013/03/05

『宝塚夜話・第七夜 < タイトルのとなりの( )書きに注目 > 』

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宝塚夜話、今夜は第七夜です。
宝塚を見始めると、ポスター、チラシ、チケットなどにミュージカルやショーのタイトルのとなりにある( )で書かれているものに目が行くようになってきます。

よくあるのが、(ミュージカル・プレイ)とか、(グランド・ショー)などとその内容を想像させるようなものが必ずといっていいほど付いています。見始めた方はとっくにお気づきですよね。

今回はそれに注目してみたいと思います。
意外といろいろなものがあるようです。

まずは、“和モノ”、近年、花組が全国ツアーで演じたお芝居「小さな花がひらいた」には(江戸風土記)と付けられています。雰囲気出ていますd(^_^o)

近松ものでも、花組の愛音羽麗(あいね・はれい)さん主演だった「近松恋の道行」に(上方絵草紙)と付けられていて、これもいいですねぇ。

もうひとつ日本モノとして最近星組が演じた「宝塚ジャポニズム~序破急~」には(舞踊ファンタジー)と付けられていました。たしかに桜のシーンなど、幻想的でした、あのステージ。

東京で現在公演中の「ベルサイユのばら」には(グランド・ロマン)と付けられていて、壮大なロマン・・という感じがファン心を盛り上げます'(*゚▽゚*)'

最近の雪組の「仁」には、(グラン・ステージ)と付けられていて、“グラン”というふうに最後に“ド”をあえて付けていないところが、あの躍動感あるストーリーにぴったりのような気もします。

(グランド・レビュー)なんていうのは、宝塚のレビューの王道を行くレビュー・ショーであることを表しているのだと思います。これは星組の「エトワール・ド・タカラヅカ」に用いられていました。

(ショー・ファンタジー)は、「仁」のあとの音月(おとづき)さんのサヨナラ公演の時のショー「ゴールド・スパーク」に付けられていましたが、歌声が美しく、立ち振る舞いも麗しい音月さんには“ファンタジー”という表現が良く似合います(゚▽゚*)

その他に、花組のラテンそのもののショーだった「コンガ」には、(ラテン・パッショネイト)、水夏希(みず・なつき)さんの頃の雪組では、(ラテン・ロマンチカ)・・演目は「リオ・デ・ブラボー」というのもありました。これらはちょっと珍しい( )書きです。

もうひとつ珍しいものとしては、上記と同じく水夏希さんの頃の「ロシアン・ブルー」というコメディ・タッチのミュージカルには、(スクリューボール・コメディ)というものもありました。めまぐるしく展開するストーリーとちょっと愉快な内容に合っていたように思います。

あと覚えているもので、ちょっといいな、と思ったものをいくつか挙げてみましょう。

星組の「セレブリティ」には(ショー・グルーブ)、あの次から次へと星組のスター達が繰り広げるうねるようなショーの感じが出ています。

花組の「カノン」には(レビュー・ファンタシーク)、・・そんな感じだったなあ(#^.^#)

月組の「ミスティ・ステーション」には(ブリリアント・ステージ)、月組っぽい綺麗なキラキラしたショーには合っていますよねぇ'(*゚▽゚*)' 

(ショー・アトラクト)、これは大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さんの時の宙組のショー「ナイス・ガイ」に付けられていました。
まさに上着の裏地のショッキング・カラーを男役が豪快に踊りながら見せていた(魅せていた)あのショーそのものです(*^▽^)/★*☆♪

そして、真飛聖(まとぶ・せい)さんの頃の花組の十八番(おはこ)といってもいい再演も行った「エキサイター」という興奮のるつぼ的なショーには、(スパークリング・ショー)と付けられていましたっけ。あのショーは凄かったなあ・・“スパークリング”してたよなぁ(゚▽゚*)

ということで、今回の夜話は、ふだんはあまり気にしていないタイトル横の( )書きのお話をしてみました。
みなさんもチラシを手にしたらちょっと話題にしてみてd(^_^o)


【NowPlaying】 You Can't Always Get What You Want / The Rolling Stones ( Rock )

2013/03/04

桐島、部活やめるってよ・・・えっ

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『桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ著(集英社文庫)』を読みました。
直木賞最年少受賞者で平成生まれの最初の受賞者なんだそうです。

直木賞受賞後に担当の出版社の方がラジオで喜びを語っていましたが、朝井さんの作品に取り組む姿勢や、以前は学生と作家、現在は会社員と作家の両立をきちっと出来ていること、インタビューでの立派な語り、作品の良さなどについても自慢の息子を語るような調子でうれしそうに語っていました。たぶんそんなに歳は離れていないのかもしれないけど。

この「桐島、部活やめるってよ」は、何度も本屋さんで見かけて気になっていました。
それに、誰もがこの本をほめています。今までになかったスタイルだ、などと聞いて、ついに読んでみました。この作品自体は直木賞受賞作ではないんですけどね。

読み始めて気になったのが、その景色や感覚の表現でした。

「さらさらと視界を流れていく景色は秋の余韻と冬の予感を含んでいて、乾いた風が学ランの襟元へ入り込んでは俺の体を何度も撫でていく」

「空を殴るように飛び跳ね、町を切り裂くように走り回る。飛行機雲を追い抜く早さで、二人乗りの自転車をかっ飛ばす」

「水色のTシャツと自分の肌の間を、薄く形を変えた風が、す、と通り過ぎて行く。自分の内側にあった汚い気持ちがそのままじわりとにじみ出てきたような粘り気を含んだ汗が、さらさらと浄化されていく気がした」

私のような者には、一度読んでこれがすっと入っては来ないのです。
頭の中で考え直して、・・んと、ああこういうことが言いたいのかな・・みたいになってしまってそこで読んでいる流れが止まってしまいます。今の若い人との感覚のギャップなのかもしれません。

この作品の中では何か中心的なストーリーがあって、それに付随する事象が肉付けされているというわけではなく、それぞれの高校生の様々な様子や普段の生活が、今の学生にはあまりにもリアルな感覚で表現されているのではないかと感じました。

でも、私にはどのエピソードもほとんど心にふれてくるものはありませんでした。現役高校生なら「そうそう、そうだよ」というところも、「ああそうかい、そうなんかい」となってしまって・・f^_^;)

ここで書かれている、学生の間ではグループにランク付けがあって、身なり、ルックスその他で「上」のグループに入っている者をあがめるようにしている情景というのは、想像もつかないのですが、今のご時世ならあり得ると思いました。
だから悩みも日常的に抱えてしまうのでは・・とも、ストーリーとはちょっと離れますが、思いました。

唯一(唯二?)おっ、となったのは、野球部に属しながらほとんどさぼっている男子(上の部類にいるらしい)が、自分の彼女やその他回りの友達などを俯瞰して孤独を感じている部分と、再婚同士のところに次女として入り、長女(義姉)と父(実父)が交通事故で亡くなってしまい、義母と暮らすことになってしまった女子高生の話。

義母は、精神的ショックで義理の娘を自分の長女として記憶を再構成してしまうエピソードがあったのですが、そこは小説的にはとても入り込むことができました。
でも、それさえもほんのエピソードのひとつとして書かれています。
だから、その後どうなったのかもわからない。

結局、私にはあまり合わないのかな、と思いました。
いい作品だと思いますが、もうごちそうさまでした。
道尾秀介さんの作品を読んだときも、いい作品だけど、もうこりごり、という印象でしたが、それと似ている読んだばかりの今の感想です。


【NowPlaying】 サマーズ・チャイルド / デヴィッド・ランツ ( Instrumental Music )

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