【ホンダのN-BOXに乗る機会があった】
写真のクルマ、話題のN-BOXというホンダの軽自動車です。
現在乗っているシビックの点検時に代車としてホンダが貸してくれたものです。
“軽”が弱点と言われていたホンダにとって、救世主となり、売れに売れているクルマだそうです。
「どうぞ乗ってみてください」とすすめられたので、乗ってみました。
まず、背が高いです。そしてフロント・マスクもけっこう“いかつい”ですね。
デザイン的に好みかと言われるとそうでもないのですが、存在感はあるし、他の同傾向のクルマと比較しても明らかに区別できるルックスだと思いました。
それに、“軽”っぽくない・・・。
運転席から見た計器類なども、ちっとも安っぽくないし、細部に渡り作り込みがきちっとなされているという印象でした。
メーター類のランプの灯き方も通常の小型乗用車と比べても遜色ないもので、「軽だから」という部分は感じませんでした。
後席は、写真を見てもわかるとおり、広大です。
特に着座して自分の膝頭から前席シートまでの空間は、よく「こぶし何個分」などという表現を用いますが、5個でも6個でもいくらでも入るくらいの余裕がありました。
それに、後席シートを畳むと、広大な荷室が現れ、自転車を立てたまま人間も一緒に乗り込めるのです。これは実際にすごいことだし、私も子どもが自転車通学しているときに感じたのですが、必要なことが遂に軽自動車で手に入ったということで、たいへん喜ばしいd(^_^o)
また、前席左側の三角窓的なところに車内に絶妙な角度のミラーが二つ設けられていて、これが車左側面下部の“死角”を見事にカバーしていました。これもよく工夫されていると感じました。
で、乗ってみた感想も、軽自動車らしからぬ、ぐっと落ち着いた乗り味でした。しっかりとしていて、ドタバタしたところがありません。
しかも、ノンターボのナチュラル・アスピレーションであるにもかかわらず加速について特に不足は感じませんでした。
これは売れるねぇ、実際に売れまくっているようですが、うなずけます。日常に使用するのに、不満を持つ人はいないと思います。
少子化、高齢化が進む現代には、人の生活にしっくりと馴染むのではないでしょうか。
ほめてばかりでしたが、実際にわずかな時間の代車でしたが、かなりの魅力を感じました。
日本の軽自動車に対する取り組み、作り込みはすごい。
他メーカーも負けず劣らずのクルマをどんどん出してくるでしょうね。
俳句の「五七五」のように、取り決めというか、規則というか、軽の660CCで、サイズはここまでという「枠」があると、逆に日本人は良いものを生み出すのではないかと、つくづく思ったのでした。
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