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2013/05/26

【簡単・3分宝塚講座 Vol.21(再演を楽しめ!)】

久しぶりの「簡単・3分宝塚講座」です。
今回の話題は、昔はあまり無かった『再演』モノについて、その私なりの楽しみ方をご紹介したいと思います。

近年の宝塚は、大劇場初出作品も、1~2年の内に再演されたり、往年の名作なども全国ツアー(昔でいう“地方公演”のこと)でどんどん再演されています。

ということは、あなたが宝塚初心者でも数年の内に、過去自分が見た作品の再演に出くわすこととなる可能性は大です。

例えば今回写真と共にご紹介する「スカーレット・ピンパーネル」というミュージカルは、星組で初演されたあと、2年と経たぬ内に月組が再演しました。

そして、その時に私が感じたことは、「トップスター」によって、さらに「組」によって、台本自体はほとんど変更が無いのに、大きく異なった印象になるということでした。

20130525_alan_kei

初演星組の安蘭けい(あらん・けい)さん演じる主役のパーシーは、新婚なのにスカーレット・ピンパーネルとしての活動を隠密裏にする中で荒涼たる厳しさの只中に一人たたずみ、寡黙に突き進む、というような印象でした。
相手役マルグリットの、遠野あすか(とおの・あすか)さんは、夫の行動に不審感を持ち、自身がどう生きていったらよいのか、迷いと悩みの中でもだえるように苦しむ女性を描いていました。


20130525_hiromu_kiriya

打って変わって、月組トップ大劇場お披露目公演となった再演では、霧矢大夢(きりや・ひろむ)さんの主役パーシーは、妻との関係もスカーレット・ピンパーネルとしての活動にも人として真剣に取り組み、その悩み苦しむ様子を隠そうとしない、より現実的であり、観客からは感情移入してしまうようなタイプのパーシーでした。
そして、相手役の蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さんは、夫に不審感を抱きつつも、自分の人生を自分の思うところにより全うする・・そんな強い女性でありながら、夫に最後の信頼を寄せている、という微妙なところをあえて狙っていたように感じました。蒼乃さんの「役」の解釈は、その後の様々な公演でも特筆ものの優れたものがありました。

上記のように主演のトップ二人の演じ方によってその内容は大きく方向が変わります。
それに合わせて組子達の演技も変わってくるわけで、観ている観客も、劇場の雰囲気もかなり変わってくるのです。

「今回は再演だな、前に一度観たことあるぞ」と思われたときには、ぜひ一度観劇前に以前の公演を反芻しておいてからご覧になると良いと思います。

「おおっ、あの場面をこの組ではこう演じたか」「このトップ二人は、この場面を大事に考えているな」などと、感じたりするものです。
そんな楽しみ方もおすすめです。
「再演かぁ・・」などと思わずに、ぜひ(*^^*)


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