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2013/06/24

小手鞠さんの、別れ・・のあとの物語

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『別れのあと/小手鞠るい著(新潮文庫)』を読みました。
六編の短編小説により編まれていましたが、そのどれもが「別れ」を経験した女性の物語です。そしてその別れのあと様々に人生を歩む女性の物語でもありました。

女性が最初に恋に落ちる・・というか、何か幸せのイメージを現実に求めて離れられない仲になってしまう男は何故か必ず“ワケあり”な男で、女性が20代なのに、男性は40代妻子有り、っていうパターンがその短編のいくつかを占めていました。

「妻とはうまくいっていない、子供のことを考えてもう少ししたら別れようと思っている」という男の言葉もいくつかの物語に共通していました。

女性が何を幸せに思っているのか、そして互いに相手を求め合っているのに、どうして二人は“落ちて”いくのか・・・。

そして、そんな『別れ』の物語だけで終わるのかと思うと、意外やその後の人生が辛いことの数々をさらに経るということはあるのですが、人生後半戦に入って、考えもつかなかった「小さな幸せ」を見つけるという話が多かった。
そんな六編でした。

人からどう思われていようが、自分のささやかな幸せが見つけられれば、それがどんなに大切なことなのか、そういうことが沁み入るように伝わってきました。

これは若い人にも、そして幾多の失敗を経験した人生の渋みを今噛みしめている最中の大人にも、しみじみと漢方薬的に効く物語かもしれません。
誰にでもおすすめはできないが、心の良薬として私はおすすめします。


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コメント

誰にでもおすすめはできないが

たしかに良薬になるかもなぁ~、といま思いました。
個人的には複雑な気持ちが支配した感じなんですけどね。
小手鞠さんって、他の作品もこんな傾向なのかと思って
いろんなサイトの記事とかを見ていたら、
http://www.birthday-energy.co.jp/
で小手鞠さんを論じてる記事を見つけました。

ざわめくような強靱な遊び心ってのが、引っかかりますね~。
どんな作品が今後生まれてくるのか、いろんな意味で楽しみです。

正典さん、コメントありがとうございます^_^
小手鞠さんの作品は「クセ」があるので、誰にも「これイイよ」とは勧められないですね。
でも体質が合う人にはグッとくるのです^_^;
そういう作家に私は弱いσ^_^;

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