今度は『ホリデイ』(The Holiday)を見た
前回、借りて来たDVDで見た映画の感想を書きましたが、今回は他に借りていた映画の感想もアップいたします。
表題の『ホリデイ』は、2006年のアメリカ映画です。
失恋した二人の女性(アメリカ・LAとイギリス・サリーに住んでいる)が「ホーム・エクスチェンジ」ということで自宅と車などをまるまる二週間交換して住む(人生の一部まで交換?)というお話でした。
イギリスの女性はケイト・ウィンスレットが演じ、会社の同僚で恋人の男性がこともあろうに、二股をかけていて、会社のクリスマスパーティーで別の女性との婚約発表をするという、屈辱であまりにも悲しいことに。
アメリカの女性はキャメロン・ディアスが演じ、会社経営をして比較的優雅な暮らしをしているものの、恋人で同棲している男性が浮気・・別れることとなり、悲しすぎて涙も出ない状態。
そんな二人のホーム・エクスチェンジの二週間。
素敵な出会いかと思っても、二週間が終われば国まで異なるほどの遠距離恋愛になってしまう・・しかも、話が進むうちに相手には子供が二人いたりして、驚いたり悩んだり、というストーリーでした。
アメリカに渡った方の女性は、ハリウッドの高級住宅地でかつて1970年代に脚光を浴びた脚本家のおじいちゃんと知り合い、さまざまな教訓を得たり、アメリカの家を訪ねて来た男性と深い友情を築き、気づけばそれが・・などというストーリーなのですが、恋愛ものの映画が嫌いな男は多いと思いますが、私は今現在とても好きになっています。
そこには人との出会い(恋愛だけでなく)があり、人生の機微が凝縮されたり、散りばめられたり、人生模様が描かれていて、心に響きます。
もう、暴力や恨み辛み、破壊や狂気、なんてのもお呼びじゃなくなりました。
そういう映画はたぶんもう見ないだろうな、と思います。
人生、静かに味わい、過ごしたい、そんな気分にぴったりの映画でした。
アメリカ、英国ともロケーションが素晴らしく、それぞれの国によって画質も味わい深く変化していました。そんな楽しみ方も味わえました。
7年も前の映画でしたが、楽しめました。
映画館で新作も楽しみたいのですが、なかなかそうもいかないので、また何か見て自分の記録にもなるので、このブログでご紹介しようと思います。
【NowPlaying】 思い出の樹の下で / 岩崎宏美 ( 歌謡曲 )
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