あの感動がまだ残っている☆「星組・ロミオとジュリエット」【4/4】
通常はない形でひとつの演目について観劇記を4回に渡って書くこととなりました。
それほど星組の「ロミオとジュリエット」は良かった。
星組(梅田・博多)→雪組(本公演)→月組(本公演)→星組(本公演)と続いてきた「ロミオとジュリエット」ですが、すっかり宝塚歌劇の代表的な演目となりました。
それもこれも先ずはこの星組が最初に舞台化したことが大きく、柚希さんはじめ、星組の方達の“自負”を感じる舞台でした。
柚希さん、夢咲さんのトップコンビの代表作にもなったと思います。お二人の「ロミオとジュリエット」にかける意気込みがひしひしと伝わって来ました。
最後になりましたが、ヴェローナ大公を演じた十輝いりす(とき・いりす)さんのスケール感ある堂々とした演技(もっとオーバーに演じてもいいくらいだった)良かったです。
あらたに加えられた組長・万里柚美(まり・ゆずみ)さんのフラメンコ・シーンも華を添えました。
モンタギュー卿の美稀千種(みき・ちぐさ)さん、専科からのキャピュレット卿役・一樹千尋(いつき・ちひろ)さんの渋く、堂々とした演技も光りました。
そして、元星組組長で、全てにわたって知り尽くした我が家のような星組で心優しく、慈悲深いロレンス神父を演じた専科の英真なおき(えま・なおき)さん。いつもどおりの温かく素晴らしい演技を披露してくださいました。
結局この星組の公演はチケットがどこにいったのかわからないくらい観劇困難なものになってしまいました。
宝塚ファンの私としては、できれば全国ツアーで日本中のファンにもう一度見せていただきたいと思いました。いい考えでしょう?!d(^_^o)
舞台規模や人数も減るかもしれませんが、この作品の良さはきっと伝わると思います。
星組でなくとも、どこかの組にもう一度演っていただきたいという気持ちを表明して今回の観劇記を終えます。
4回に渡る長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )
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