「Arsene Lupin / Fantastic Energy !」見ることができた【2/2】
続いては、月組東京公演、ショーの「Fantastic Energy !」です。
こちらは盛り上がりましたよぉo(^▽^)o
プロローグからきらびやかに、組全体の息も合っていて、トップの龍真咲(りゅう・まさき)さんが銀橋(観客席に張り出したエプロン・ステージ)に向かうときには「行くぞおっ」って雰囲気が満々で、見ているこちらも「楽しむぞおっ」って\(^o^)/気分が盛り上がりました。
月組のショーは、いつも綺麗で、キラキラしていて、しかもスピーディーな印象がありますが、今回もその特徴を存分に発揮して、宝塚のショーとしてとても見応えのあるものになっていました。
また、凪七瑠海(なぎな・るうみ)さん、美弥るりか(みや・るりか)さんの登場場面もかなり気を遣っているようで、その立ち位置はそれぞれのシーンで不公平がないように、順番で“いい位置”を共有させるようになっていました。いろいろとたいへんですd(^_^o)
専科からの北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんも完全に二番手的な立ち位置であり、歌もダンスもワンランクの違いを感じさせるくらいに魅力的でありました。この人はどの組に行っても、その組を“輝かせる”のですね。いつも感心します。
それから、今回のショーでの特筆は、かつて「ファントム」で見た『高速セリ』が何度も活躍していたことです。
月組のスピーディーで、華麗なショーには持って来いです。
龍さんのスラッとしたスタイルが、高速セリの格好良さをさらに際立たせました。
また、龍さん、愛希れいか(まなき・れいか)さんのトップコンビのデュエットダンスも良かったですよぉ~'(*゚▽゚*)'キレが良く、美しい!!☆
愛希さんの“元男役”だった名残か・・キリッと気持ちを引き締めてダンスに取り組む時の姿勢は惚れ惚れしてしまいます。なんていうのか、“男気がある”(^-^)みたいな感じ・・あんなに可愛いルックスなのに。
前のトップ娘役、蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さんが、デュエットダンスに入るときに居住まいを正すような雰囲気がありましたが、あれにも似た感覚でした。
ちょっと気になったというか、そうなのか・・と思ったのは、凪七さん、美弥ともにラスト大階段を降りてくるときには、“羽”を背負っていませんでした。
まだ「二番手」としては正式に認められていない、ということなのでしょうか。
華のあるお二人に自信を持ってもらう意味でも、ぜひ羽を背負わせてあげたいものです。
もうひとつ、ラストの部分で、エトワール(パレードの前に大階段でスポットライトを浴びてソロで歌い上げる、組一番の歌姫の役回りです)を務めた琴音和葉(ことね・かずは)さんは、確か宙組にいた和音美桜(かずね・みおう)さんと姉妹だったと思いますが、この人も実に歌がうまい!
ルックスも美形だし、素晴らしい歌姫ぶりを発揮していました。
幕が下りると、私の後方の席で、どうやら初めての観劇らしき若い女性三人組がいたのですが、「すごいね、すごいね」と感激していて、席を立てなくなっていました。気持ちはわかる(^^)、今のその気持ち大事にしてほしいです(゚ー゚*)。oO
最後の最後に、ロケット(いわゆるラインダンスのこと)でソロダンスを見せてくれた暁千星(あかつき・ちせい)さんについて。
ロケットでのソロダンスは星組の柚希礼音(ゆずき・れおん)さんが新人の頃以来のことだとファンの方からお聞きしたのですが、たぶん本当なのでしょうね。期待の新人現るって、ことですね、きっと。
新人公演でもたしか、凪七さんの役をもらったとか・・(※その後ネットで調べてみたのですが、どうやら星条海斗(せいじょう・かいと)さんのガニマール警部役みたいです)すごいことです。
というわけで、月組・ショーの観劇記でした。
また、東京宝塚劇場に行く機会があったら(たぶん花組公演)、観劇のご報告をいたします(^-^)/☆
【Now Playing】 聖地エルサレム / 栗コーダーカルテット ( プログレッシブロック )
« 「Arsene Lupin / Fantastic Energy !」見ることができた【1/2】 | トップページ | 「どこから行っても遠い町」 »
「宝塚」カテゴリの記事
- 宝塚歌劇を長いこと見てきたという人に会った。(2024.08.14)
- 俳句を詠んでみる_0138《宝塚俳句[ミュージカル Me & My Girl に登場した弁護士役 未沙のえる さんの名演に捧げる]》【 お屋敷の弁護士 胸に薔薇ひとつ 】(2024.06.21)
- 俳句を詠んでみる_0132《宝塚俳句[※個人的な思いで創った句です。宝塚歌劇団、元花組娘役 青柳有紀さんに捧げる]》【 緑さす とどけ ナーヴの ボーイソプラノ 】(2024.06.15)
- 俳句を詠んでみる_0126《宝塚俳句[ミュージカル、「エリザベート」で宝塚歌劇に新たな一頁を加えた一路真輝さんを詠む]》【 一路真輝 蝦蛄葉仙人掌(しゃこばさぼてん) 黄泉(よみ)の国 】(2024.06.09)
- 俳句を詠んでみる_0120《宝塚俳句》【 大晦日(おおみそか) 幻のアーニーパイル 】(2024.06.03)
コメント
« 「Arsene Lupin / Fantastic Energy !」見ることができた【1/2】 | トップページ | 「どこから行っても遠い町」 »
マー坊さん、こんばんは!
「ルパン」については、ブログ中にも書きましたが、マー坊さんおっしゃるように、何度か見て面白さがわかってくるような作品で、私としては、初めて宝塚を見る人や、ほんとうに年に一回だけ見る人などにとってはちょっと気の毒なように思います。
初めて見て、あれは楽しめないんじゃないでしょうか。
ショーはどこを切り取って見ても楽しめる良いショーでしたね。
三度もご覧になったということで、うらやましいやら、驚いたやら(^^)でしたが、何度も見ることで色々なことが見えてくるのも、これまた宝塚を含め、生の舞台の楽しさですよね。
次回、花組、私も楽しみにしています。観劇したら、また“熱く”感想書きますので、ご覧くださいね!
投稿: はっP | 2013/09/25 22:26
芝居とショーのテンションの差が凄まじい公演でした(笑)Fantstic energy 中毒になり三度もリピートしてしまいました。
ルバンですが初回は何度か寝てしまい(^^;) しかし二度三度見る度にツボが分かるようになり「ひょとしてこれは意外と面白いんじゃないか。」と感じました。噛めば噛むほど味の出る舞台なのでしょうね。
ショーのFEは全編エンジン全開でアドレナリン出まくりで私はこういうの大好きです。仰いますように愛希さんのダイナミックなダンスには惹き付けられました! そして北翔さんの歌・・・溜め息が漏れてしまいます(笑)
月組には実力はあってもパンチの効いた男役がいないような印象を受けます。二番手格のお二人もこのままだと下級生に持っていかれてしまうような気が・・・。まぁこういう風に色々と想像するのも宝塚の醍醐味ですね(^^)
次回の花組公演のブログも楽しみにしております。私的には芝居・ショー共に満足度最高でした。
投稿: マー坊 | 2013/09/25 10:20