『宝塚夜話・第十二夜 < 芸名のおもしろさ > 』
宝塚を観劇すると、舞台上の出演者の多さに驚いたり、舞台装置や生演奏に感激したりと色々なことに気づくことになるのですが、プログラムを買ったときに驚くのが、「芸名」の読み方の難しさです。
ローマ字で振ってある“読み仮名”を見ないと読めない人多数です。
でも、様々な芸名を見ていると、「なかなかいいね」と思う人もたくさんいます。
今回は、芸名をいろいろ見てみようと思います。
大地真央(だいち・まお)[月]
たいていの人はお馴染みかと思いますが、いい名前ですよねぇ。彼女にぴったりの堂々とした男役らしい名前です。この人が人気者になってからは、一般の方でも「真央」という名は、使われるようになったと思います。
以下、ランダムに思いつくまま挙げてみましょう。
鳳蘭(おおとり・らん)[星]
威風堂々、豪華絢爛な印象です。ご本人も見た目どおりの宝塚トップスターらしいルックスで、ピッタリの名前です。
檀れい(だん・れい)[月・星]
宝塚現役時代の“お姫様”ぶりがこの名前に現われているような気がします。
印象に残る名前です。
音月桂(おとづき・けい)[雪]
漢字の見た目の印象からは、風流で、しかも美しい音色が聞こえてきそうで、歌のうまい彼女によく似合う名前だと思いました。
未涼亜希(みすず・あき)[雪]
涼しげで、利発そうで、彼女の静かだが秘めたるものを感じる舞台を感じさせる名前で、これもいいなと思います。
夢乃聖夏(ゆめの・せいか)[雪]
彼女が舞台に立っただけで、その場が華やかになり、パッと明るくなります。
夏の聖夜に夢見るような、いい名前です。
蘭乃はな(らんの・はな)[花]
すみれ乃麗(すみれの・れい)[宙]
二人は双子の姉妹で、互いにかなり変わった芸名です。
由来は歌劇団発行の「乙女」に色々と書かれたりしていますが、私が何かで読んだのは、蘭乃さんが自分も妹の分も付けたというものでした。
最初は、何??と、なりますが、馴れてしまうといい名前かも。
緒月遠麻(おづき・とおま)[宙]
時代劇のような名前ですが、男らしく、そして優しい、彼女の芸風によくお似合いです。
水美舞斗(みなみ・まいと)[花]
近年らしい名前です。ルックスも名前どおりのイケメン男役です。
星条海斗(せいじょう・かいと)[月]
アメリカンスクール出身者らしい、星条旗をもじったカッコイイ名前です。
ルックスもアメリカナイズされていて、ピッタリd(^_^o)
凪七瑠海(なぎな・るうみ)[月]
長身・男役ですが、エリザベートで娘役主演もこなした美形で可愛いルックスも併せ持つスターです。この名前は何処にもないユニークなもので、私もすぐに覚えて忘れることができなくなりました。
夢咲ねね(ゆめさき・ねね)[星]
トップ娘役の座についてから、数々の役をこなし、さまざまな夢を実現してきた彼女にふさわしい名前です。まだまだ夢の花が咲いていきそうです。
桜一花(さくら・いちか)[花]
主演も出来るし、スパイスの効いた女も演じてしまう、彼女の舞台に咲く一輪の花のような印象そのままです。
・・・ここらで、宝塚では全員が持っている愛称についてもふれておきましょう。
既に出てきた鳳蘭さんは、愛称:「ツレ」ちゃんでした。
というふうに、愛称でちょっと気になる方を挙げてみますね。
明日海りお(あすみ・りお)[月]→みりお
これは親しみやすく呼びやすい、グッドな愛称です。
続いて似ているのですが、
実咲凜音(みさき・りおん)[宙]→みりおん
彼女の美人で可愛いルックスと相俟って、組子達も「みりおんちゃん」とテレビで呼んでいるのを見ました。
華形ひかる(はながた・ひかる)[花]→みつる
これは・・「花形みつる」から来ているのでしょうか(*^_^*)
朝夏まなと(あさか・まなと)[宙]→「まぁ」。宙組のまーくんです。
寿つかさ(ことぶき・つかさ)[宙]→すっしぃ。笑っちゃいけません。すっしぃの大階段・燕尾でのダンスは超カッコイイのです。さすが組長。
紅ゆずる(くれない・ゆずる)[星]→べに子。すでに「べに子」キャラでテレビやその他コンサートなどにも登場する始末で、(^^;)紅ゆずるとべに子の二本立てで活躍している状態です。
というわけで、いろいろと楽しみながら挙げてみました。
特に私は宝塚に関しては中級の下くらいのところにいるので、愛称などは面白いものをご存じでしたらお教えください。
それではまた(*゚▽゚)ノ
【Now Playing】 Who Feelin' It / Tom Tom Club ( Rock )
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