聞き書きボランティアというものがある
先日、早朝にラジオを聞いていたら、「聞き書きボランティア」というものが今注目されている、という内容で放送されている番組に出会いました。
これは、元々「傾聴ボランティア」というものがあって、要するにお年寄りのお話を聞かせていただくというもので、語るお年寄りも聞いてもらうことで色々な若い人に出会えるなどメリットがあるものだと思います。何より孤独感を感じず、話をする人ができるということは良いことだと思います。
番組では、孫娘のような方がお爺ちゃんの話を聞いていました。
若い頃の時代背景を語りつつ、当時のお爺ちゃんの彼女の話をしたりしていましたが、うなずいたり、笑ったりの1時間半がダイジェストされていました。
話した本人も次の話す機会を楽しみにし、聞く方も知らないことを初めて知ったりで、ただ忍耐の一文字で一方的に聞いているのかと思っていましたが、そうでもないようでした。
そして、ここからが“聞き書き”ボランティアの特徴ですが、その聞いた話を本にしてしまうのです。内容は、敢えてまとめずけっこう“そのまんま”です。
実際に文章にまとめられたものが番組内で読まれたのですが、「話し言葉」のまま書かれていました。そして、その方が良さそうに感じました。
話しているそのときの光景が目に浮かぶのです。
話し言葉で読むというのは、なかなかいいものです。
現在はこのボランティアの養成講座も開設されているとのことで、ちょっと気になりました。
※ネットで検索すると養成講座はけっこう色々な所で開講されていました。
今の自分の仕事の中でも傾聴ボランティアをされているところに関わりがあったりするのですが、そこでは聞く側の大学生のスケジュールの都合が付かず(今の学生は忙しいのです)、当初の目標どおりにはいかなかったのです。
こうして何か形になるものが残ることで、語る方、聞いてまとめる方にも励みになるのではないか、と思いました。
これについては、もう少し調べてみようか、という気になっています。
【Now Playing】 エクスルターテ / リベラ ( 合唱 )
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