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2013/11/30

坂口安吾の本を見つけた

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『堕落論/坂口安吾著(角川文庫)』をブックオフで105円にて見つけました。
難解そうでわかりやすく、わかりやすそうだと思った瞬間にその状態を見失って迷路のような世界に迷い込んでしまう・・そんな本でした。

戦後の混迷する社会で、それまでの倫理観などを否定して当時は若者に絶大な支持を得たらしいのですが、本当かなぁと思ってしまいました。
それほどわかりやすそうでわかりにくいのです。要するに万人の多くには理解し難いように思えたのです。

「人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。」・・・これが安吾のこの著書でのメインとなっている考え方でした。

堕ちる・・堕ちきることによって真の自分を発見し、救われる・・とありましたが、同意もできるし、できなさそうでもある…σ(^_^;)

安吾は「私自身として生きたいだけだ。ただ人間を愛す。私の愛するものを愛す。私の愛するものを発見しなければならないので、私は堕ちつづけ、そして私は書き続けるであろう。神よ、わが青春を愛する心の死に至るまで衰えざらんことを。」と、だいたいこんな感じでこの本を進めています。

恋愛は所詮幻であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、それをするな、といい得ない性質のものだ。
それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。
人間は死ぬ。どうせ死ぬものなら早く死んでしまえということが成り立たないのと同じだ。・・というのも安吾のお言葉。
言われてみればそうだ・・と思ったりもしますが、でも私は考えている途中で頭の中が混乱し、わからなくなってしまいます。

人生において、最も人を慰めるものは何か。苦しみ、悲しみ、せつなさ。
さすれば、バカを怖れたもうな。
苦しみ、悲しみ、切なさによって、いささか、みたされる時はあるだろう。
それにすら、みたされぬ魂があるというのか。
ああ、孤独。
それをいいたもうなかれ。
孤独は人のふるさとだ。恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、このほかに花はない。

何か、すべてを語られてしまったような気がします。
苦しみ、悲しみが人生の慰めとなっていたのか・・じゃ、もうちょっと耐えてみようかな・・・。


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