今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その1】
今年の様々な出来事や自分自身を振り返ることについては、また後日書いてみようか、などと思っていますが、このブログで一番のアクセス数を弾き出している『宝塚歌劇』を振り返ることが、このブログの振り返りにも近いと思い、99周年であった今年の宝塚歌劇(私の観てきたものに限ってですが・・)をもう一度思い出してみます。
一昨昨年、一昨年は職場が一緒だった「お酒の女神」と「心配性の天使」、そして隣の事務所の「マダム Black River 」も一昨年から加わり、みんなで採点表をつけて「ああでもない、こうでもない」と楽しく一年を振り返り、いろいろな「賞」を設けて勝手に表彰したりしていました。
昨年も、女神が採点表などの準備をして私とマダムも採点までしたのですが、結局タイミングを逃し、皆で宝塚を振り返るという楽しい企画は実現しませんでした。
今年もちょっと寂しいのですが、私ひとりで勝手に振り返ってみますね。
とりあえず何回かかるかわかりませんが、年内には終わらせたいと思います。
まずは「1月」から
[星組・宝塚ジャポニスム~序破急~/めぐり会いは再び2nd/Etoile de TAKARAZUKA]
星組が台湾公演に行く前に東京宝塚劇場で観ました。
「序破急」は、完全“和もの”で、しかも台湾公演も意識して普段にはない「日本」を意識した割と組子の動きがあまりないものに逆にしみじみと感動しました。
「めぐり会いは再び2nd」は、その元となった「1st」のメンバーが退団や組替えでいなくなっていて、単体でこれを見た人にはわかりずらかったかもしれませんが、楽しかった・・(*´▽`)
礼真琴(れい・まこと)さんの夢咲姫の弟役は鮮烈でした。もう、礼さんから目が離せなかった。
「Etoile de TAKARAZUKA」、星組のショーはスケール感が他の組とは全く異なる、と意識させられました。
トップの柚希礼音(ゆずき・れおん)さんがぐいぐいと引っ張るスケールの大きいステージングは、星組最大の魅力です。まさに「グランド・レビュー」と呼ぶにふさわしいものでした。
星組の組子達も大きな演じ方が自らの“持ち味”であることを意識しているように感じました。
柚希さんの歌声も下から湧上がるようで、いつ聞いても素晴らしい。
そして夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんとの不動のコンビも円熟の域に達してきました。銀橋での羊の髪の毛とミニスカート姿の夢咲さんの強烈な可愛い感じには(^_^;)腰が抜けました。
[宙組・逆転裁判3 検事マイルズエッジワース]
蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんが宙組時代に開拓した、ゲームのミュージカル化の第三弾を、今年退団を決意された悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)さんが主役で演じたものですが、残念ながら大雪が降り、観劇は出来ず、「お酒の女神」に急遽電話して観劇していただきました。
女神の評判もたいへん良いものでした。行きたかったなぁ。
ということで、観劇内容は書くことが出来ないのです。
悠未さん、カッコイイ高身長のイケメン男役、あっぱれでした。大好きな男役さんの一人でした。私は大和悠河(やまと・ゆうが)さんトップ時代の「パラダイス・プリンス」の悪役が、あやしい雰囲気で好きでした。
つづいて「2月」です。
[月組・ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-]
まだ明日海りお(あすみ・りお)さんが“準トップ”として月組にいた頃ですね。
もう、ずいぶん前のことのような気がしてしまいます。
実はまともに「ベルばら」を観たのはこれが初めてといってよい状態でした。宝塚のことをしょっちゅう書いている身としては恥ずかしい話ですが、巡り合わせでそんなことになっていたのです。そして、それにむしろ“ほっ”としていたというのがある意味事実でした。
まさに宝塚の「歌舞伎」といってもよいような“様式美”を守る舞台。
戦闘シーンの時代を感じさせる妙なダンスや、オスカルの突然“しな”をつくる“なよなよ具合”にも想像はしていたものの「すごいな、ううむ」と手に汗握って観劇しておりました。
“こってり”とした宝塚の古典ともいうべき「ベルばら」は、わかってはいましたが、衝撃的でした。でも好きだよ(*^^*)
[雪組・ブラック・ジャック-許されざる者への挽歌-]
未涼亜希(みすず・あき)さんが主演した手塚治虫作品の舞台化です。
未涼さんのクールで、ふとした時にみせる人間味、静かに組を引っ張っていく力は意外と強力!
夢乃聖夏(ゆめの・せいか)さん、大湖せしる(だいご・せしる)さんの演技力にも心が揺り動かされました。
終演後の“かみかみ”な未涼さんの舞台挨拶がチャーミングで、未涼さんのことをもっともっと好きになりました。
そして次回は「3月」に進みます<(_ _)>
【Now Playing】 六輔その新世界 / ピーコ他 ( TBSラジオ )
« あわただしい“仕事納め”でした | トップページ | 今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その2】 »
「宝塚」カテゴリの記事
- 宝塚歌劇 日本青年館ホール・雪組公演「双曲線上のカルテ」を観劇してきました。(2023.09.14)
- 「寝ても醒めてもタカラヅカ!!/牧彩子」を読みました。(2023.07.09)
- 宝塚歌劇・雪組東京公演「Lilac の夢路/ジュエル・ド・パリ!!」を観てきました。(2023.06.28)
- 宝塚歌劇・月組 東急シアターオーブ公演「DEATH TAKES A HOLIDAY」を観て来ました。(2023.06.22)
- 宝塚歌劇・宙組東京公演「カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~」を観劇してまいりました。(2023.05.11)
« あわただしい“仕事納め”でした | トップページ | 今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その2】 »
コメント