【Disc2】ビートルズのBBC音源第二弾、聞いてみました(続編)
Disc2は、今回のポール日本公演でも演奏された「 I Saw Her Standing There 」でスタート。
ジョージのギターはレコードとは異なっていて、これも聞き処です。“活き”がいいです!(*^^*)
「 Memphis Tennessee 」は、あまり楽器の演奏が大きな音量で被らないので、ジョンのクールなボーカルが浮き立って、ジョンのボーカルの良さが如実にわかるものとなっていました。
こういう歌い方の人ってあまり他にいないように思います。
ジョンの歌を堪能できる録音です。
「 If I Fell 」では、ギターの生音も美しく、コーラスも分離されて良くその構成がわかります。ビートルズはある意味「コーラス・バンド」でもあったのだと再認識する一曲です。
リンゴのハイハットの音もとても良く聞こえていて、ドラマーの私にもお気に入りのトラックとなりました。
「 And I Love Her 」では、やさしくてやわらかい印象の演奏を聞かせてくれます。リンゴは通常のドラムセットを使い、リムショットでパーカッション的な演奏を再現しています。ギターはエレキでアコースティック風に仕上げています。
これもなかなか聞けない良いバージョンだと思いました。
「 Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey!」は、レコードよりもテンポがゆっくりで、うねるような演奏になっています。これもあまり聞いたことのないビートルズの演奏が聞ける一曲です。
ラスト「 I Feel Fine 」は、お馴染みのハウリングを起こそうとベースをつま弾いたあと、アンプに近づき何度もトライしている様子が収録されています。
かなりワイルドでライブっぽい雰囲気を感じることができます。
間奏なども手慣れた感じで、メンバーそれぞれがだんだんと“乗って”くる感じがなんともライブ録音らしい、いい演奏です。
今回のBBC録音・第二弾は既発表の曲が多いのですが、レコード発表されたものとの比較ができて楽しいということ(既存の発表曲をよく聴いているファンにはうれしい)と、録音が良くてストレスを感じることがないというのが特徴であると思います。
ちょっとゆっくりと、ビートルズを懐かしんでみようか、というようなひとときに持って来いです。
どうぞ若々しくみずみずしいビートルズをお楽しみください!(*゚▽゚)ノ
【Now Playing】 Money / The Beatles ( Rock )
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