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2013/12/31

来年に持ち越し

2013年の宝塚を振り返ってきたこの年末でしたが、大晦日は仕事で出掛けておりまして帰宅後も大急ぎでその取材写真の加工作業と原稿書き、ネットへのアップを終え、力付きました(;^_^A
続きはまた新年に( ´ ▽ ` )ノ
みなさま良いお年を!

2013/12/30

今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その4】

段々と進んでまいりました(*^^*)いよいよ「8月」に突入。

[宙組・うたかたの恋/ Amour de 99 !! ]

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まずは、宙組全国ツアーでの「うたかたの恋」。
紫苑ゆう(しおん・ゆう)さんが星組トップだった頃の古い演目、通常こういうものを舞台に掛けると時代的な違和感がどうにも邪魔をして“入り込めない”ことになり、困ることがあるのですが、凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんの場合、その王子様的なたたずまいがそうさせるのか、しっくりときて、見ているこちらは物語に集中できます。
また、相手役の実咲凜音(みさき・りおん)さんは、その役自体を作り込み、自分自身をそこに投入していくタイプとお見受けしまして、前回は成人する息子のために闘う母親を演じていたのに、この公演では、あふれるような初初しさと、秘めたる愛情は激しいものがある若々しい女性を演じて素晴らしいのでした。
見ていて、時代のズレを感じて“ずっこける”ようなこともなく、純愛にひたれた作品でした。

ショー「 Amour de 99 !! 」は、東京でも舞台に掛けたものを少数部隊用にデチューンしてツアーに持ってきました。
東京での華やかな往年の先生達の紹介シーンなどはありませんでしたが、逆にテンポアップしたステージは、宙組に持って来いの“熱い”ショーになり、観客は全国ツアーならではの、「ヒューッ」という掛け声までして、大応援!
緒月遠麻(おづき・とおま)さんが熱狂のラテンシーンを演じるなど、組全体が盛り上げていたナイス・ショーでした。


[雪組・若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアールⅡ]

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以前から、雪組の“しっとり感”は“和もの”に合う、と思っていたのですが、ベルばらから一気に日本物のお芝居「若き日の唄は忘れじ(原作:藤沢周平の蝉しぐれ)」に。
真摯に真っ直ぐに生きる壮一帆(そう・かずほ)さんを襲う権力争いと波乱の生涯、健気な愛加あゆ(まなか・あゆ)さんにも運命のいたずらがあり、二人は心の奥底では愛し合っているのに、二人が心を許し、言葉を交わすのはラストのわずかな海辺のシーンのみ・・でした。
でも、中日劇場のお披露目公演でも演じたこの役をお二人ともさらに深められていたようでした。これも目立たないが、好演でした。

ショー「ナルシス・ノアールⅡ」は、これも星組の古い演目でしたが、雪組には、こういうしっかりと作り込まれた秀作はぴたりとはまるように感じました。
余裕を持って細部に渡り気をつかって美しい所作などを見せつつショー全体を組み上げるのは雪組の持ち味かもしれません。
これも目立たなかったが、ゆっくりと楽しめるショーでした。


そして「9月」。

[月組・ルパン-ARSENE LUPIN-/ Fantastic Energy ! ]

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「ルパン」は、ちょっと宝塚には珍しい不思議な設定の演目(ルパン自身が著者に説明しながら物語が進行する)でした。
龍真咲(りゅう・まさき)さんは、その姿がどの組のトップスターにもない、独特の“しゅっ”としてスキのない美しいもので、同じくキリッとしたたたずまいのトップ娘役・愛希れいか(まなき・れいか)さんと二人して舞台に並ぶと、まさに麗しいトップコンビになっていました。
まだ、作品を二人して“作り込んでいく”というような感じではありませんが、徐々にお二人らしさが出てくるのではないでしょうか。

ショー「 Fantastic Energy ! 」は、実に月組らしい綺麗でスピーディーで若々しいものでした。これも月組のひとつの特徴でしょう。他の組にはない、まさにファンタスティックな印象でした。
この公演で、琴音和葉(ことね・かずは)さんの歌唱力と存在感も光りました。また、若手期待の大型新人、暁千星(あかつき・ちせい)さんのロケット時のソロのダンスも光りました。注目してしまいました。


「10月」に入ると・・。

[星組・ REON !!Ⅱ ]

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これは星組トップスター、柚希礼音(ゆずき・れおん)さんのコンサートという形式で東京国際フォーラムで行われたものです。相手娘役の夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんは別公演で共演していません。
「 REON !! Ⅱ」とうたっているからには、「Ⅰ」があったわけですが、そのときには「こんなに型破りにお楽しみ会的に楽しませてもらって、それはそれでいいけど、宝塚でこれはいいんかい?!」と思ってしまったのも事実でした。
でも、長年人気を維持し、さらに人気が上昇中であり、観客はいつも満員!、チケットは完売状態の柚希さんには「これでいいんだ」と思い直しました。
楽しくて、うれしくて、会場中が笑顔と歓声で盛り上がる・・柚希さんの素晴らしいコンサートでした。


[星組・日のあたる方へ-私という名の他者-]

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「日のあたる方へ-私という名の他者-」は、星組の“三番手”と言える真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん主演の、原作は「ジキルとハイド」という宝塚でも珍しい内容の演目でした。
観劇したときのブログにも書いたかと記憶するのですが、主人公の書き込みがもうひとつ足らないような気がして、真風さんには演じるための材料が不足していたように感じました。
相手役となった妃海風(ひなみ・ふう)さんの、記憶を失ったという設定も、逆に人物像としては描きにくかったのではないかと思いました。
途中から急展開で話がほぐれてくるのですが、結果として殺人を犯した主人公ほかの登場人物の妙な明るさや、ラストおまけのショーでもはしゃぎ過ぎのような感じが今ひとつ馴染めませんでした。
ただ、この難役をこなした真風さんと妃海さんには大きな財産となったのでは、と思いました。

以上で、10月までの感想を書いてまいりました。
次回は11月から、できれば12月のラストまで書きたいと思います。
本日はこのへんで<(_ _)>


【Now Playing】 Status Quo / Cliff Jordan & John Gilmore ( Jazz )

まだ手習い中、いろいろ撮ってます…σ(^_^;)

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ブログの表示障害も解消したようなので、こちらのブログでも新しいカメラで試し撮り中の写真をアップしてみます。
facebookでもいくつかアップしたのですが、調子にのってこちらでも・・(^^;)

なんでもない窓辺のビール瓶や、ビーズを入れた容器なども撮ってみたので、人の目にふれるようにしてモチベーションを上げようと思います。
愛用の古いデジカメが故障して、PEN miniを手に入れることにしたのですが、この偶然を喜び、試し撮りをしている私を尻目に家族は無関心です・・ (・_・;
とりあえずこの小さな花を・・・。


【Now Playing】 ウイスキーコーク / 矢沢永吉 ( Rock )

今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その3】

いよいよ後半「6月」からの観劇回想です。

[雪組・ベルサイユのばら-フェルゼン編-]

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この雪組公演は、東京でのトップ二人、壮一帆(そう・かずほ)さん、愛加あゆ(まなか・あゆ)さんのお披露目公演でもありました。
「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」は、これも私は初めて見る作品でした。
ドキドキしながら幕が開けるのを待ち、私が見た回では、冒頭、愛加さんの音声が出ていなく、いきなりソロで歌う部分に突入!、どうするのか?!と見ていたら、愛加さんそのままあの大会場で地声で歌いきりました。全く動ぜず。
しかも、その歌声は二階席奥で聞いていた私にもはっきりと聞こえました!愛加さん、素晴らしいっ!!度胸も据わっている。
そして、トップ男役、壮さんもお披露目だなんて感じさせない落ち着きっぷりで堂々のお披露目となりました。
昔のトップスターを見ているかのような安定感と、“芝居カン”の良さも壮さんの持ち味です。
お二人にとっては上々の船出となりました。


[花組・戦国BASARA真田幸村編]

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トップスター蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんにとっては、宙組時代の「逆転裁判」というゲームのミュージカル化に続いての花組では初めてとなるゲームのミュージカル化でした。
会場も渋谷「ヒカリエ」の「シアター・オーブ」で、舞台装置も観客席も今までの日本青年館とは大きく異なる最新施設での上演となりました。
「戦国BASARA」は、今までの宝塚とはまったく違う出し物という印象でしたが、不思議と現在の花組にはマッチして、主演娘役の蘭乃はな(らんの・はな)さんのミニスカートの着物という衣装もなんの違和感もありませんでしたし、春風弥里(はるかぜ・みさと)さんのガンダム的なキャラも全然OK!d(^_^o)、見ている人達もとても喜んでいたと思います。
そして、月組から明日海りお(あすみ・りお)さんが組替えで事実上の二番手として入ってきたのもこの公演でした。
明日海さんが舞台に現われたときの、あたりの空気まで変わってしまうような雰囲気は“さすが”という感じでした。
蘭寿さん、明日海さんが並び立つ豪華なステージに、ファンは「おおっ」と、拍手する手も止まってしまうくらいの“神々しさ”を感じてしまったのでした。


続いて「7月」

[星組・ロミオとジュリエット ]

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「ロミオとジュリエット」は、もともと星組が宝塚で(日本で)初演となったフランス版のロックミュージカルでした。
満を持して東京にやって来た柚希礼音(ゆずき・れおん)さんと、夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんの黄金コンビは、どうだと言わんばかりの素晴らしいロミオとジュリエットを演じました。
パワフルで、躍動感があり、組全体が「力」を見せてくれました。
役替わりも有り、真風さんはティボルトを演じることでさらに身につけたものは大きなものであったことと思いますし、マーキューシオやベンヴォーリオの役替わりもファンにとって見応えがあり、しかもうれしいものでした。
特に礼真琴(れい・まこと)さんのベンヴォーリオは生き生きとしていました。


というわけで、次回は「8月」からです。
まだまだ続くなぁ(^^;)


【Now Playing】Let It Be / The Beatles ( Rock )

2013/12/29

今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その2】

前回に続き、「3月」の観劇から

[花組・オーシャンズ11]

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星組が初演した「オーシャンズ11」、今年は花組が星組とはまた異なった印象のミュージカルに仕上げました。
特に主演の蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんは、主役のダニー・オーシャンを色っぽい大人の男として自在に演じていた印象がありました。
男役としての何かをつかんだ・・というのが客席から見ていても伝わってきたように思います。
娘役主演の蘭乃はな(らんの・はな)さんも、法律上の夫と新しいパートナーにしたいホテル王との間で心揺れる“いい女”をうまく演じていました、色っぽいけどちょっと可愛く。
また、この演目では悪役・ホテル王・ベネディクトを望海風斗(のぞみ・ふうと)さんが素晴らしい演じ方をして見せてくれました。
悪いが、ちょっと人間味があり、心に傷を負った男・・という感じで、星組の紅ゆずる(くれない・ゆずる)さんの怪演とも言える“悪”ぶりとはまたひと味ちがった人物像でした。


そして「4月」。

[専科(轟悠)+星組・ブロードウェイミュージカル 南太平洋]

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専科の轟悠(とどろき・ゆう)さんと若手娘役・妃海風(ひなみ・ふう)さんが主演でした。
歴史あるミュージカルで、宝塚にもなじみ深いこの演目を、素敵なミュージカル・ナンバーと共にゆったりと大人の演技で紡ぎ出す轟さんに星組の組子も応え、南の島の海風と時のゆっくりとした流れを感じさせる風格ある舞台になりました。
そして、特筆すべきは、若手娘役の妃海風さん。天下の轟悠を相手に元気に自由に、物怖じせずに、堂々と演じ、歌い、踊りました(実際はドキドキだったのかもしれませんが)。
いいもの見たなあ、いい時間だった、と感じるブロードウェイミュージカルでした。


次は「5月」

[宙組・モンテクリスト伯/ Amour de 99 !! ]

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ミュージカル「モンテクリスト伯」は、重厚・長大なミュージカルですが、現代の高校生を舞台に登場させてストーリーテラーにするなどの工夫が功を奏し、飽きずにテンポ良く見られる作品になっていました。
トップ凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんは、あまりにも過酷な運命と復讐心に燃えるエドモン・ダンテスを観客をぐっと引きつけて演じてくれました。
そして、相手娘役・実咲凜音(みさき・りおん)さんは、こぼれるような美しさの恋人役から、復讐のために姿を変えて戻ってきた凰稀さんと、自分の子を守るため、母親として剣を取り、闘うという苛烈な役を見事にこなしました。
そのシーンでは観客は息を呑み、ラストのシーンでは涙することになりました。

「 Amour de 99 !! 」は、99周年に渡る宝塚の歴史を振り返り、かつての名脚本家・演出家の先生の代表的なシーンも盛り込み、宝塚らしいあたたかく、美しく、優雅なレビューとなりました。
最初の銀橋にメンバーが勢揃いしている“洋風チョンパ”は、お客さんも歓声をあげましたっけ(*゚▽゚)ノ
華やかなだけでなく、宙組の持ち味である、躍動感あるスピーディーな舞台運び、超イケメン男役軍団の燕尾でのダンスなど見どころ満載でした。

さらに次回は「6月」以降に進みます。
まだ飽きていない方は、お楽しみにね!(*^^*)


【Now Playing】 Autumn Leaves / Bill Evans Trio ( Jazz )

2013/12/28

今年もしみじみ暮れてゆく・・2013年・宝塚歌劇を振り返ってみよう【その1】

今年の様々な出来事や自分自身を振り返ることについては、また後日書いてみようか、などと思っていますが、このブログで一番のアクセス数を弾き出している『宝塚歌劇』を振り返ることが、このブログの振り返りにも近いと思い、99周年であった今年の宝塚歌劇(私の観てきたものに限ってですが・・)をもう一度思い出してみます。

一昨昨年、一昨年は職場が一緒だった「お酒の女神」と「心配性の天使」、そして隣の事務所の「マダム Black River 」も一昨年から加わり、みんなで採点表をつけて「ああでもない、こうでもない」と楽しく一年を振り返り、いろいろな「賞」を設けて勝手に表彰したりしていました。

昨年も、女神が採点表などの準備をして私とマダムも採点までしたのですが、結局タイミングを逃し、皆で宝塚を振り返るという楽しい企画は実現しませんでした。

今年もちょっと寂しいのですが、私ひとりで勝手に振り返ってみますね。
とりあえず何回かかるかわかりませんが、年内には終わらせたいと思います。


まずは「1月」から

[星組・宝塚ジャポニスム~序破急~/めぐり会いは再び2nd/Etoile de TAKARAZUKA]

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星組が台湾公演に行く前に東京宝塚劇場で観ました。
「序破急」は、完全“和もの”で、しかも台湾公演も意識して普段にはない「日本」を意識した割と組子の動きがあまりないものに逆にしみじみと感動しました。

「めぐり会いは再び2nd」は、その元となった「1st」のメンバーが退団や組替えでいなくなっていて、単体でこれを見た人にはわかりずらかったかもしれませんが、楽しかった・・(*´▽`)
礼真琴(れい・まこと)さんの夢咲姫の弟役は鮮烈でした。もう、礼さんから目が離せなかった。

「Etoile de TAKARAZUKA」、星組のショーはスケール感が他の組とは全く異なる、と意識させられました。
トップの柚希礼音(ゆずき・れおん)さんがぐいぐいと引っ張るスケールの大きいステージングは、星組最大の魅力です。まさに「グランド・レビュー」と呼ぶにふさわしいものでした。
星組の組子達も大きな演じ方が自らの“持ち味”であることを意識しているように感じました。
柚希さんの歌声も下から湧上がるようで、いつ聞いても素晴らしい。
そして夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんとの不動のコンビも円熟の域に達してきました。銀橋での羊の髪の毛とミニスカート姿の夢咲さんの強烈な可愛い感じには(^_^;)腰が抜けました。


[宙組・逆転裁判3 検事マイルズエッジワース]

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蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんが宙組時代に開拓した、ゲームのミュージカル化の第三弾を、今年退団を決意された悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)さんが主役で演じたものですが、残念ながら大雪が降り、観劇は出来ず、「お酒の女神」に急遽電話して観劇していただきました。
女神の評判もたいへん良いものでした。行きたかったなぁ。
ということで、観劇内容は書くことが出来ないのです。
悠未さん、カッコイイ高身長のイケメン男役、あっぱれでした。大好きな男役さんの一人でした。私は大和悠河(やまと・ゆうが)さんトップ時代の「パラダイス・プリンス」の悪役が、あやしい雰囲気で好きでした。


つづいて「2月」です。

[月組・ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-]

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まだ明日海りお(あすみ・りお)さんが“準トップ”として月組にいた頃ですね。
もう、ずいぶん前のことのような気がしてしまいます。
実はまともに「ベルばら」を観たのはこれが初めてといってよい状態でした。宝塚のことをしょっちゅう書いている身としては恥ずかしい話ですが、巡り合わせでそんなことになっていたのです。そして、それにむしろ“ほっ”としていたというのがある意味事実でした。
まさに宝塚の「歌舞伎」といってもよいような“様式美”を守る舞台。
戦闘シーンの時代を感じさせる妙なダンスや、オスカルの突然“しな”をつくる“なよなよ具合”にも想像はしていたものの「すごいな、ううむ」と手に汗握って観劇しておりました。
“こってり”とした宝塚の古典ともいうべき「ベルばら」は、わかってはいましたが、衝撃的でした。でも好きだよ(*^^*)


[雪組・ブラック・ジャック-許されざる者への挽歌-]

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未涼亜希(みすず・あき)さんが主演した手塚治虫作品の舞台化です。
未涼さんのクールで、ふとした時にみせる人間味、静かに組を引っ張っていく力は意外と強力!
夢乃聖夏(ゆめの・せいか)さん、大湖せしる(だいご・せしる)さんの演技力にも心が揺り動かされました。
終演後の“かみかみ”な未涼さんの舞台挨拶がチャーミングで、未涼さんのことをもっともっと好きになりました。

そして次回は「3月」に進みます<(_ _)>


【Now Playing】 六輔その新世界 / ピーコ他 ( TBSラジオ )

2013/12/27

あわただしい“仕事納め”でした

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昨日は、今年最後の腰痛治療に出かけ、きょうは仕事納めの一日になるはずだったのですが、叔父(母の兄)が亡くなり、時間休を取って通夜に出かけました。

母の「兄」とはいっても、兄弟も多く、母は末っ子で、亡くなったおじさんは母とは親子ほど歳が離れていました。
なので、私が“物心ついた”頃にはおじいちゃんみたいに見えたものでした。
102歳の大往生でした。農家をやっていましたが、温厚で博学な叔父でした。

通夜が終わり、家に帰ると、今度は妻の誕生日ということで、facebook、HomePageなどでもご紹介したことのある、千葉市中央区の「マダムボンボニエール」という洋菓子屋さんの「ボンボンロール」で今度はお祝い・・(^^;)という忙しい一日となりました。

ちょっと早いですが、皆さん、「良いお年を!(*^^*)」、私は身体を休ませ、腰痛完治をめざします(*´▽`)


【Now Playing】 Till There Was You / The Beatles ( Rock )

2013/12/26

カメラが壊れて

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このあいだ、休日出勤して、その際仕事上のfacebook用に7~8年使っている愛用の安物デジカメを持って行ったのですが、それがデジカメの最後の仕事となりました。

電源スイッチを入れると、いったんは動き出すのですが・・「電源を入れ直してください」と表示され、ズームレンズも途中で停止したまま電源が切れてしまいました。
何度も生き返ってほしくて色々と試したのですが・・ハードに、しかもいつも私のバッグに忍ばせておいたデジカメは天寿を全うしたようです。

というわけで、懐は寒いのですが、デジカメを新しくしました。
今までの「こう写ってくれ!」と願い、念じ切って気合いで自分が想像した写真になるように写してきたやり方から少しは脱却しようと、これまでよりはちょっと高いカメラにしました。

で、最初に撮ったのがこの電柱。
コンビニの駐車場で近くにあった電柱を撮ってみたのですが、私の「こう写ってくれ」以上の写真になりました。
まだまだ使い方がよくわからずオロオロしているのですが、徐々に今まで同様使い倒していけるカメラにしていこうと思っています。

・・ただ、今までよりも“大きめ”なので機動力に欠けるんだよなぁ・・。


【Now Playing】 Good Jobニッポン / 大谷ノブ彦 ( ニッポン放送 )

2013/12/25

「ごっくん青空ビール雲」を読んだ

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『ごっくん青空ビール雲/椎名誠著(文春文庫)』を読みました。
タイトルがいいっ!そして腰巻きの“そこにBEERがあるからだ。のんで倒れて白い雲”が気にいった。

珍しくブックオフでなく、千葉銀座通りの中島書店で気にいって新刊を買った。
中島社長お元気ですか?!(^-^)

椎名さんも昭和19年生まれですから、気づけばそんなお歳なのです、ですが“椎名節”は健在。
洋菓子のことを「スイーツ」だなんていうヤツには「なんとかせねば」と思わず立ち上がってしまったけど、別になんにもできないのだった・・(^^;)

「コンテンツ」だとか「アクセス」なんて言葉を平気で使うヤツにも以前にもまして毒づくのですが、私の感じた印象は、実は椎名さん、ずいぶんとおだやかになったな・・というものでした。

今までどおりの“激怒模様”に見えますが、「まあ、せいぜいそうしとくがいいさ」という雰囲気を行間から感じたのです。
逆に、この本の椎名さん、今まで以上にとても素敵な人に映りました。

どのエピソードも“くだらない”ようで、とても面白いのですが、以前は怒りが文章の展開を通り越して逆上気味であったのに、今回の新刊では“余裕”さえ感じる様子が顕著でした。

世間の「どうにもこうにもゆるせん、かんね」という部分には鋭くジャブを入れたかと思うと、女性の話題などではボクサーの“ウイービング”よろしくヒラリヒラリと話題を乗りこなし、見事なアウトボクシング的展開も見せてくれます。

久しぶりに“ビール雲”と共にスカッとした椎名さんの新刊でした。


【Now Playing】 All Of The Monkey's Ain't In The Zoo / Tommy Collins ( Country & Western )

2013/12/24

『風と共に去りぬ』朝夏・スカーレット版も見た

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宝塚歌劇・宙組東京公演「風と共に去りぬ」の二つの役替わりパターンの内、朝夏まなと(あさか・まなと)さんのスカーレット版を見ましたので、そのご報告を。

朝夏さんがスカーレットを演じると共に、その他も役替わりがあります。
アシュレは、悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)さん、ルネは七海ひろき(ななみ・ひろき)さん、スカーレットⅡ(スカーレットの心の中として現われる幻影のようなもの)は、純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さん、メイベルは、怜美うらら(れいみ・うらら)さんでした。

実際に見てみると前回ご紹介した七海ひろきさんのスカーレット・バージョンとは大きく異なる印象でした。

主演の凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんは、相手が変わってもそれほど演じ方を変更したとは感じられませんでした。自ら演技を磨いている感じです。

また、今回は娘役トップの実咲凜音(みさき・りおん)さんもメラニーを演じ、役替わりはありませんのでそのまま。演じ方もやはり変化はありませんでした。相変わらず美しい心の持ち主で儚い命が燃え尽きるまで純粋な心を持ち続けたメラニーを誰もが感心するくらいに美しく健気に演じました。

で、スカーレットの朝夏さんは、破天荒な役柄ではありつつも、何かちょっと“可愛い”と感じてしまうくらいの愛らしい部分が見え隠れする演じ方でした。元々朝夏さんが持っているものもあるのかもしれませんが、そのちょっとお転婆ではあるが、憎めない感じは七海・スカーレットとはひと味変えた感じがしました。

逆に七海さんは、やや“荒い”感触を残し、「どうなってしまうのだろう」という“ハラハラ感”が大きく前面に出ていたように思いました。
どちらがいいというわけではなく、これが役替わりの楽しみなのだと私は思いました。

アシュレの悠未ひろさんについても、朝夏・アシュレの“お坊ちゃま的”な“若気の至り”みたいな印象よりも、人間的に不器用な印象で演じていたと思います。
男として、大人な部分と、未熟な部分が同居している人物像という感じでした。
これが、悠未さんのアシュレなんでしょうね。お二人を比べると、やはりかなり違う演じ方だと思いました。

スカーレットⅡの純矢ちとせさんについては、やはり怜美うららさんのそれとは明からに異なりました。
純矢さんは、スカーレットと表裏一体、鏡のように演じ、非常に人間味があるというか、人の心の奥底って結局こうなんだ・・という感じで、役者としての実力が如実に出ていると思いました。なかなかここまでスカーレットの本物の方と対等な感じで渡り合い、しかもお客さんが今どう感じているかまで、たぶん肌で感じつつ計算しながら演じるなんて出来ないことだと思いますが、見事にそれを実現していると思いました。さすがです。

怜美さんの、“本人・スカーレット”よりもキャラクター的に“可愛い影”のような演じ方も素晴らしかったし、両者なかなかやるなぁ・・と思いました。
こういうのって、観客として見ていて、とてもうれしい感覚です。

ふたつの役替わりパターンを見て、あらためてこの演目は宝塚にとても合う演目であると感じました。
スカーレットを男役に演じさせるというのは宝塚ならではの醍醐味となっていますし、スカーレットⅡの存在がよりスカーレットという女性の魅力を引き立たせ、レッド・バトラーとアシュレという特徴と魅力ある男性を男役である女性が演じているという、これもまた大きな宝塚的魅力となっています。

舞台装置や衣装も豪華で、劇場に行くことが日常から離れた、とても贅沢なことであるということをあらためて認識させられ、それがうれしいという観劇本来のよろこびを感じることができました。

宝塚99周年の最後がこの演目で、感慨もひとしおでした。
さあ、来年は100周年、どんな演目が私たちを楽しませてくれるでしょう!(*^▽^*)


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2013/12/23

映画「愛しのフリーダ」って知ってた?!

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限られた映画館でのみ上映された「愛しのフリーダ」。
フリーダというのは、ビートルズの有名なマネージャー「ブライアン・エプスタイン」の秘書であり、ビートルズ公式ファンクラブを仕切っていた当時十代だった女性の名前です。「フリーダ・ケリー」が彼女の名前。

実はビートルズファンを自認する私もフリーダ・ケリーのことを知りませんでした。今回の映画の話題を聞いて初めて知ったのです。恥ずかしながら。

彼女は、最初は普通のOLで、キーパンチャーが仕事であったのですが、下積み時代のビートルズがリバプールで出演していたキャヴァーン・クラブに昼休みも通い詰め、何と190回、ビートルズのキャヴァーンでの演奏を聞いているのです。まさに、ファン中のファンと言ってもよいでしょう。
そのうち、ビートルズのメンバーとも親しくなり、電話で次ぎのライブでの曲目リクエストなども友達から聞いて直接ポールなどにしていたのです。
つまり、かなり親しい仲であったということ。

ビートルズとマネージメント契約した5人目のビートルズとも呼ばれたブライアン・エプスタインが、彼女に目をつけ、秘書にした上に、彼の会社(トニー・シェリダン:歌と、ビートルズ:演奏のレコードを客のリクエストで取り寄せてこのネムズという会社で売ったことが、ビートルズのその後の運命を決めた)に彼女の仕事場を設け、ファンクラブを運営させたのは、今となっては、慧眼だったというか、ビートルズにはこういう奇跡が付き物です。

彼女は、ビートルズのメンバーとも親しく、メンバーの家族とも家族同然の付き合いというか、子供のようにメンバーの家族には可愛がられたのが、この映画でよくわかりました。特にリンゴの両親とは。


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写真は、フリーダが現在所有している思い出の写真ですが、ビートルズが解散して、その後、ファンクラブを解散した旨の手紙を全員に出し終えたあと、今となっては、億万長者になれたであろう、貴重な資料、グッズなどを1974年にほとんど全て(小さな段ボール箱4箱を残すのみで)ファンにあげてしまったのだそうです。これも映画の中で語っていました。


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もうひとつの写真はフリーダがファンクラブの会員に送った手紙や写真などです。
全て映画館のロビーに実物が展示されていました。

で、なぜ今になってこういう映画が出来たのか。
それは、フリーダが自分の子供達にもひと言もビートルズと仕事をしていたことを話すことなく40年もの間過ごしてきたわけですが、息子さんを亡くし、何も言わずにいたことを後悔し、家族(特にお孫さん向けに)に事実を語っておいた方が良いと思い、家族用の記録録画を始めたことがきっかけとなったのでした。

制作している側は、「これはひょっとすると・・すごいことになるかも」ということになったのでしょう。家族向けビデオのようなものから、こうして世界に向けたビートルズファンへの映画となったのです。

でも、ビートルズファンでなくとも、この映画を見ると、フリーダの人となりがたいへんナチュラルでチャーミングで、素敵な一人の女性であることがわかり、それだけでいい映画になっていることに気づきます。

映画の最後に、ビートルズのリンゴ・スターが登場し、フリーダのお孫さんに向けて、きみたちのおばあちゃんは、ビートルズのために素晴らしい仕事をした、すごい人なんだと、語りかけて思わず見ている人の顔もほころびました。

マジカル・ミステリー・ツアーのフィルムにもフリーダは登場していたのですね。
ものすごい数のファンレターをさばき、ファンの夢のために仕事としてはたいへんなものであったのに、自分の楽しみとして(熱烈なファンとしては最高の仕事ですものね)も仕事を成し遂げたフリーダ。
十代の少女が巨大なビートルズ・ファンクラブを運営していたなんて知りませんでしたが、この映画全体に漂う温かくてお茶目な雰囲気が全てが良かったのだな、と納得させてくれるものでした。

ビートルズ・ファンも必見だし、そうでないちょっとチャーミングなOLさんにも楽しい生き方の見本を提供してくれるような素敵な映画でした。


【Now Playing】 すてきなダンス / The Beatles ( Rock )

2013/12/22

ミュージカル『メリー・ウィドウ』は素敵だった

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宝塚歌劇・月組東京特別公演『 MUSICAL Merry WIDOW ~オペレッタ「メリー・ウィドウ」より~』を見ました。
主演は、専科から北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんを迎え、相手役ハンナ・グラヴァリは若手も若手、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんが演じ、主要人物である吟遊詩人・カミーユ・ド・ロションは、月組組替え後活躍中の凪七瑠海(なぎな・るうみ)さんが演じました。

軽い気持ちで見に行ったのですが(軽い気持ちで見るのがふさわしい演目ですが・・(^-^))、主演北翔さんの月組のメンバーをまとめる力にまずは驚きました。

皆が皆、北翔さんを慕い、追いていく・・という、何か“あたたかい”団結力を感じました。

可笑しなエピソードが続き、ミルコ・ツェータ男爵の星条海斗(せいじょう・かいと)さんが200%の演技とアイデアとアドリブで笑いの渦にエピソードを紡ぎ上げ、会場は笑いと、次の展開への期待で大盛り上がり!(^-^)

北翔さんの憎めない伯爵が、やはりアドリブと軽妙な演技、そして圧倒的な歌唱、ダンスで舞台は華やかな興奮に包まれました。

それを凪七“王子”が、華麗に美しく楽しく進行させて行きます。

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さらに、キャバレー・マキシムでの、組子総力をあげた“カンカン”ダンスは圧倒的で、会場全体が熱狂しました。手拍子で皆、手がちぎれそうになるくらいの大拍手!!でした。
北翔さんが、「アンコールッ!!」と言うと、リプレイするようにさらにスピードを上げる感じで全力のダンス、・・そして気づくと超若手の暁千星(あかつき・ちせい)さんが、舞台上手から下手へ強烈スピンを披露したあと、さらに舞台中央で回転技を披露'(*゚▽゚*)'すっごぉ~い☆☆

月組みんなの会心の笑顔に会場はうれしさ爆発でした。

ストーリーは、莫大な遺産を手にした未亡人ハンナ・咲妃みゆを取り巻く男達と、元カレ?!の北翔さん含む絶妙な“恋のさや当て”が面白く、最後までドタバタあり、しっとりとした恋愛ありの、見ているこちらが“やきもき”したり、ウキウキと楽しくなったりの素晴らしい舞台でした。

何といっても、咲妃さんの未亡人は、若手とは思えぬ堂々としたもので、立ち居振る舞いも見事であったし、演技も文句ないし、歌も素晴らしかった(*^▽^*)・・もう、ほめてばっかし!ヽ(*´∀`)ノ

もし、北翔さんが月組トップで、咲妃さんと組んだりしたら、剣幸(つるぎ・みゆき)さんの頃の月組みたいになるんじゃないか、・・などと超妄想をしてしまいました。・・これは本当に妄想ねd(^_^o)

凪七さんは、月組らしく、綺麗な男役で、相変わらずのスマートなたたずまいでしたが、もうひとつ何かトップオーラのようなものが出てきていないという印象もありました。本公演で再び大好きな凪七さんの男役っぷりを拝見して成長ぶりを感じたいと思います。

先ほども書いた暁千星さんは、まだ若手であるのに、北翔さんと組んでの二人のシーンをもらったり、しかもセリフ付きで、北翔さんからのアドリブにも耐え、おそろしい新人であると感じました。しかも“華”がある。

星条さんの男爵の妻を演じた琴音和葉(ことね・かずは)さんは、“もって”ますねぇ。コントチックな部分と、行方定まらぬ恋の間で揺れ動く様子も、うまく演じ分け、さすがなところを感じました。
美人だし、歌唱力も抜群だし、これからもっともっと活躍してほしい人です。

私が見た回では、終演後にトークショーまで組み込まれて、月組と北翔さんの魅力をますます感じて、とても幸せな気持ちで劇場をあとにしました。

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写真は、会場ロビーにあった等身大の北翔さんのお姿!
今回の公演「メリー・ウィドウ」は、北翔さんの代表作のひとつにも数えられるのではないかと思います。
良かったぁ~*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


【Now Playing】 Sky High / Jigsaw ( Pops )

2013/12/18

ちょっと古い本、「であいの旅」

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『であいの旅/山根基世著(文春文庫)』を読みました。またもやブックオフで105円!
この本は1991年発行のもので、当時山根さんは、NHKの人気アナウンサーで、「関東甲信越・小さな旅」が出演されていた番組の中でも有名なものでした。

時代も古いだけに書かれていたエピソードは、“いい時代”の“いい話”が多いのです。
山根さんが、NHKに入ったばかりで大阪に異動し、そこで出会った先輩達からの教えられ方(教育係の先輩は「先生」と呼ぶのだそうです)も、職場だけでなく、夜の飲み屋での“教えとは言えない”ような人生訓的なものまであって、それはそれで懐かしさを感じるものでした。

この本を読むと、山根さんは、やがて38歳で結婚されるのですが、それまでの独身・ひとり暮らし時代のけっこう酒好きで、オヤジ的な生活も、オヤジギャルの“はしり”みたいで、笑ってしまいました。

食事をつくるよりも、ちょっと飲めて、食事もできるような居心地の良い場所を見つけてしょっちゅうそこに入り浸る姿も“男的”で、ほれぼれしましたd(^_^o)

傍から見ているとアナウンサーという職業は、うらやましいものだなんて思っていましたが、「受刑者との対話」企画で何人もの受刑者にインタビューする章があるのですが、そこはアナウンサーとしての力量も問われ、でも何がインタビューとして正解なのかもわからない、「厳しい」瞬間も書かれていました。
そして、人生経験も積み、アナウンサーとしての職業経験を積んでも、声の衰えは隠せず、落語などと異なり、ある意味スポーツ選手的な部分もあるのだということも書かれていて、「なるほど、そんなものなのか」と思いました。

そう言えば、私が学生時代に深夜放送をやっていたアナウンサーが、70歳も超えて、久しぶりにラジオに出ているのを聞いたりすると、その衰えが如実にわかって、愕然とすることがありました。
残酷ですが、声と語りと機転を売り物にする職業であるアナウンサーにもそういう時期がやがてやって来るのですね。

この本は古い本ですが、山根さんはこの後にも著書があり、NHKを退任されてからも大きな活動をされているようです。

紅白の中継などでも覚えている方はいると思いますが、私もとても好きなアナウンサーでした。
私はラジオが好きで、平日はテレビをほとんど見ず、ラジオばかり聞いていますが、この本を読んでますますひとり一人のアナウンサーの語り口を味わいつつ聞くことが楽しみになりました。

今回は、ちょっと古いが味わいのある、「アナウンサーが書いた本」のご紹介でした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / NHK ( AMラジオ )

2013/12/15

先生の個展からの帰りに『 BROOKLYN 』に寄ってみた

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前回、先生の個展を見て、先生はまだまだお客さんがやって来るということで、ギャラリーに残りましたが、私は先生と行ったことのあるジャズ喫茶「BROOKLYN」に寄り、ジャズを聞いてから帰ることにしました。

相変わらず、凜とした佇まいのブルックリン(^-^)、開店と同時に入りました。
マスターが駐車場に停めた私のクルマの方に、どうぞと会釈してくれました。


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ちょっと久しぶりになりましたが、幾年かの年を経て、店内も何か落ち着いた雰囲気が醸し出されてきたように感じました。

マスターが選ぶレコード(ここはアナログ中心のアンプはマッキントッシュ、スピーカーはJBLという本格派)は、スタンリー・タレンタイン、ケニー・バレル、ティナ・ブルックスなどでしたが、聞いているとけっこう以前よりも硬派な音の出し方になったような気がします。


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ベースは、グリグリ・ゴリゴリいってるし、ドラムのブラシが素晴らしい音で辺りの空気を波立たせるかの如くザッシザッシと鳴り、トランペットもサックスも怒濤のブロウを聞かせてくれます。
よりパワーアップしたかのように聞こえたのですが、私の錯覚?!だったのか。

帰り際に、「相変わらず凄い音ですね、とても良かった」とマスターに話しかけると、マスターもうれしそう'(*゚▽゚*)'

JR八街駅からすぐそこの静かな住宅街の中にある「ブルックリン」、千葉では貴重な昔ながらのジャズを本格的なシステムで聴かせるジャズ喫茶です。
ジャズが好きな方、これからちょっとジャズにでも浸ってみようか、という方にもぜひ一度おいでいただきたいお店です。
イヤフォンやヘッドフォンでばかり音楽を聞いている人には、大音量でスピーカーから空気を伝わってくる音に感動してもらいたいです。


【Now Playing】 ザ・キッズ・フロム・レッドバンク / カウント・ベイシー楽団 ( AM/ラジオ日本 )

2013/12/14

中学時代の先生の個展を見に出かけました

きょうは、脚腰の具合も良かったので、明日で終わってしまう中学時代の担任の先生が開いている個展を見に出かけました。

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場所は、例年どおり「笑虎」という古い日本家屋をギャラリーにしているところです。


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先生は、昨年大病を患い、大きな手術もされました。
体力的に作品を作れるか・・とご自身心配されていましたが、写真のように小さなオブジェのような作品からコツコツと作られたようです。
これも“小作品詰合わせ”みたいでおもしろい(^-^)


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こちらは、今までの先生の作品にはなかなか見られなかったような印象の作品でした。
まだまだ新たな境地を開拓されているのではないかと感じ、ちょっと驚きました。


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ギャラリーでは、先生や、訪れた方々ともお話をたくさんしました。
初めてお会いするのに旧知の間柄のようにお話できたのも先生の人柄を介したからだと思います。
楽しい語らいのひとときも得て良い時間を過ごすことができました。


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これも絵画ではなくて、小物を使った作品です。
とても不思議な未来的?空想的?!逆に何か宇宙の出来上がった頃なのかもしれない作品にしばし佇みました。


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こちらは、先生の個展にコラボして展示されていた“ひょうたん”を使った光の作品。
ちょっと暗い部屋で素敵な雰囲気ある作品でした。


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壁に掛かっていたこの作品も、“超”面白い奇抜な作品です。
先生には、年齢とは無縁の何か湧上がるエネルギーがあるのではないかと、あらためて感じました。


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和室的なギャラリーに掛けてあったこの作品も、部屋のランプが映り込み、ますます魅力が増していました。これも今までにあまりない作品・・妻が言うには透明感が出てきたと・・でした。


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こちらは、対になっている作品で、額縁の周囲には、先生が拾ってきた羽子板の羽についてる黒い実が並べられていました。そのアイデアも最高ですd(^_^o)


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これも立体的で摩訶不思議な作品で、思わず私も「やるなぁ」とにっこりしてしまいました。(#^.^#)

ご紹介した先生の作品は展示されていたもののほんの一部ですが、私も見ていて何か“力”を得たような気がしました。
先生にますますお元気で作品を作っていただけるよう、野菜ジュースの差し入れをして「笑虎」をあとにしました。
今年の年末も先生の作品にふれることが出来、うれしく、温かい気持ちになる一日でした。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2013/12/12

「上総一ノ宮」起点の“ゆる~い”旅【3/3】

いよいよ“ゆる~い”旅も最終回(#^.^#)
前回の「藻原寺(そうげんじ)」をあとにした私たち一行は、「ちょっとゆっくり珈琲でも」ということで、茂原市内にある「PEACE COFFEE」に向かいました。
店内真ん中の大きなテーブルでは、学生らしき人達が勉強をし、それを取り囲むさまざまな形状のソファではくつろぎのひとときを過ごす人達が、美味しい珈琲をゆっくりと楽しんでいたのでした。・・ここは美人推薦のお店です。

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ほんとうにまったりとして午後の時間を過ごしました。
あまりにゆったりとして眠りそうになりましたが、でも、達人と美人のお話もゆるく面白く、のんびりと至福のひとときとなりました。

そして、そこを出てからはちょっとビールかお酒などいかがか、と茂原市内で色々お店を物色したのですが、ちょうど午後休みの時間帯であり、また一宮の海方面に戻ることになりました。

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で、結局「長生」のホテルに併設されている『椎の木』というイタリアン・レストランに入りました。

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時間帯がランチタイムから外れて、喫茶のみの時間帯でしたが、お酒は飲めるということになり、ケーキセットで紅茶を飲みながら達人はワインを、私はビールを飲むことに(^^;)

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このビールはイタリアのビールで「モレッティ」d(^_^o)
達人がイタリアを旅したときにもよく飲んだとのことで、達人からおすすめいただいたので私はそれを所望。

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「あら、ほんとうだ。美味しい(*^^*)とても炭酸が爽やかにスッと通り抜けるような印象。それなのに、苦みも心地よく残るのです。」
これはいいビールでした。
とってもしあわせ気分に“ひたれ”ました。

帰りは、美人に「上総一ノ宮駅」まで送っていただき、達人と私は帰途についたのでした。

今回はゆっくり、まったりと三人で休日を過ごしましたが、こんな一日もよいものです。
次回は、私の脚腰の故障で中断となった久留里方面の酒造元を訪ねる旅になるのか・・、いつになるかわかりませんが次回の達人と弟子の旅、お楽しみに。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2013/12/11

「上総一ノ宮」起点の“ゆる~い”旅【2/3】

上総一ノ宮からのゆるい旅第二弾(*^▽^*)
昼飯の心配から続きます(^^;)。

どこへ行こうか、と悩む達人と弟子ふたり・・。
私がふと思い出した「ありらんラーメン」に、達人が一瞬の戸惑いを見せたものの、今回クルマで私達を運んでくれた美人が、「そこに行ったことがある」のひと言で「行ってみよう」ということになりました。

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美人がお洒落なBGM付きの、きらきらピンクのクルマで連れて行ってくれたのは写真の「八平」という街道沿いのちょっと小高いところにあるお店でした。
私が以前、ネットで見たことがあるのは、もっと異なる場所にあったような気がするので、「ありらんラーメン」は何箇所かで食べられるものなんでしょうね。

私たちが到着すると、開店前の店の入り口には行列が出来ておりました。
駐車しているクルマのナンバーは、練馬や品川など県外から来ている人達が幾人もいるようです。

開店後、ぞろぞろと中に入り、注文したのはもちろん「ありらんラーメン」。
美人は辛いものはNGなので普通のラーメンを注文しました。
で・・・・・来たのがこの「ありらんラーメン」です。

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もうテーブルにドンッと置かれた瞬間にその湯気から立ち上る香りに“むせ”ました。
人生で嗅いだことのない香り・・・、クラクラするような、野菜やニンニクを煮込みまくったその香りは早くも私の戦意を喪失させるようでした( ̄O ̄;)

食べてみると、やはり人生初の味わいです。
これがおいしいのかどうかもわかりません。何とも表現ができないのです。
周りで食べている人達からも、「おいしいっ!」とか、笑顔とか、満足そうな表情とかが、・・感じられないのですよね。
人それぞれの好みだから何とも言えませんが、私には珍しいラーメンとしか表現できないものでした。
それでもたくさんの人達が行列をなしているのだから、何かしら捉えて離さない魅力があるのかもしれません。

納得がいかぬままの昼食を終え、私たちは茂原の藻原寺(そうげんじ)に向かいました。「茂原」という地名の元になった寺らしいですね。

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写真は「戒壇塚」・・多宝塔式、高さ25メートルで、茂原市のシンボルとして親しまれているのだそうです。
ちょっと“異国情緒”がありますね。

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そしてこちらが大堂(祖師堂)です。間口12間、奥行き14間4尺、176坪を有する本堂となっております(^-^)。開山、日蓮大聖人生身の御影(ご尊像)をお祀りしているのだそうです。

ここは本当に静か。人もいなかったし、三人は心静かに散策したのでした。
やっと三人とも落ち着いた心持ちになりました。

というわけで、次回はラストになります。
三人の“ゆるい”旅、最終回、お楽しみに(*^^*)


【Now Playing】 オールナイトニッポン・ゴールド / 小島慶子他 ( ニッポン放送 )

2013/12/10

「上総一ノ宮」起点の“ゆる~い”旅【1/3】

このあいだの休日、このブログには何度も登場している達人からお誘いをいただき、JR外房線に乗ってのんびり“ゆるい”旅?に出掛けました。
電車は、快速終点の「上総一ノ宮駅」で下車。

そこには、同じく達人の“兄妹弟子”?(^^;)である美人がクルマで待っていてくれました。
まずは駅からほど近い「玉前(たまさき)神社」へ。
元々下車した「上総一ノ宮」という駅名は、この玉前神社が上総の国の“一の宮”であるからなんだそうです。
因みに“二の宮”は、「本納」にある「橘樹(たちばな)神社」だそうです・・これはあとから妻に聞いた・・。


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玉前神社は、本殿が改修中らしく、工事用幕で覆われていましたが、やはり伝統ある神社、神楽殿などもあり、“風格”を感じました。

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神社前の広場ではブルーシートが敷かれ、地元の方達が、たぶん正月用だと思いますがしめ縄を大人数で編んでいました。
こういう光景を目にするのも伝統ある神社ならではかもしれません。

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橋本龍太郎元首相が書いた「碑」の横でじっと時を重ねる「さざれ石」や、その昔、漁の船を妨げていた「錨」を引き上げたものを奉っている碑とご神木なども見て回りました。

あまりにも静かな田舎の光景にほんとうにのんびりしました。
時間もゆる~く流れている。

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そして、駅から神社に向かう途中で気になった老舗らしき『御菓子司・角八本店」に入ってみました。
いちご大福の幟も出ていますが、達人によると、ここには「みかん大福」があるとのこと。


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で、これが「みかん大福」を水平に切ったところ。
食べてみると、とても“みずみずしい”のです。みかんの汁がじゅっとあふれてきて、「おすすめのお召し上がり方」に書いてあった「三時のおやつにわいわいと、お風呂上がり一人こっそり、大きな口でかぶりつくとみかん大福のおいしさを最高にご堪能いただけます。」は、正しいなd(^_^o)と思いました。

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ついでに買った「あんずチーズ大福」は、驚きの“コク”があるクリームチーズに刻みあんずを練り込んだ濃厚な一品です。
これは小さいけれど、味が濃厚なのでサイズ的にはジャストサイズでした。
お茶よりも珈琲のお供にに良いかもしれません。

店内では、かりんとう饅頭を達人からご馳走になり、カリカリとした皮と、甘~い餡子を味わいました。これもおやつにいいと思いましたよ。

さて、のんびり、まったり、ほっこりした私たち達人とその弟子二人はお昼をどうしようかと思案しました。今回はあまり細かい予定もなく、その場の雰囲気で行く感じなので、それもいいなあと思いつつ・・私の頭に浮かんだのは・・、次回掲載に続く(*^^*)


【Now Playing】 オールナイトニッポン・ゴールド / 宮藤官九郎他 ( ニッポン放送 )

2013/12/08

宝塚-宙組版-「風と共に去りぬ」を見た

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宝塚歌劇・宙組東京公演『風と共に去りぬ』を見ました。
今回は、生協貸し切り公演ということで、妻が生協に出してくれた抽選に当たり、な・なんと前から二列目という信じられない席で見ることができました。
家族で観劇となりましたヽ(*´∀`)ノ

宝塚では、「スカーレット・オハラ」を“男役”が演ずることが恒例となっていて、しかも今回の公演は役替わりもあるため、スカーレット・オハラは七海ひろき(ななみ・ひろき)さんが中盤の12日間と、朝夏まなと(あさか・まなと)さんが序盤と終盤の20日間を演じることとなっています。

私が見たのは七海・スカーレット版でした。
その役替わりに伴って、他の何人かも役替わりをしています。
アシュレは、朝夏まなとさん、ルネは悠未ひろ(ゆうみ・ひろ)さん、スカーレットⅡ・・スカーレットの心模様を演じる役・・は、怜美うらら(れいみ・うらら)さん、メイベルは純矢ちとせ(じゅんや・ちとせ)さんでした。

全体的には、とても良い仕上がりでした。
宝塚の伝統的な演目となっていることもあると思いますが、舞台に漂う緊張感がピンと張り詰めていて、演者は皆それぞれの役を十分把握し、自ら咀嚼し、“自分のもの”にしている感がありました。

役替わりの七海さんは12日間の短いスパンですが、もう一週間はこの役を東京で経験しているわけで、いろいろ試した後にこうなった・・という感じが伝わって来ました。
スカーレット・オハラの何とも破天荒で数奇な人生を駆け抜けるように演じていました。
彼女から伝わってくるドキドキするような躍動感は観客をしっかり捉えていたと思います。会場がストーリーの進行を固唾を飲んで見守っているような息づかいを感じました。

主演の凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんは、レット・バトラー役が似合います。
銀橋を歌いながら渡る凰稀さんの“男の人生”を背負った姿はさすがに絵になりました。
モンテクリスト伯でも、様々な艱難辛苦を経た男の様子がよく描かれていましたが、今回もその演技は観客を唸らせるものがありました。

今回は、娘役トップの実咲凜音(みさき・りおん)さんはメラニーを演じたのですが、なかなかその魅力を発揮できるシーンが少ないにもかかわらず、あまりにも儚く美しい姿と心情に心打たれました。
私の後ろの席のおばちゃんも初めて宝塚を見た感じだったのですが、「この子はいいわぁ、宝塚らしいねぇ」などと何度も二人でペチャクチャと言葉を交わしていました(^^;)

特筆すべきは、今回役替わりでスカーレットⅡ・・スカーレットの心の中をスカーレットと同じ衣装で舞台に現われ、本人に小言を言ったりする役・・を演じた怜美うららさん。
まだ若いにもかかわらず、堂々として完全に役に入りきって演じていた印象があります。

また、男役ながらレットの情婦を演じた緒月遠麻(おづき・とおま)さんも、この演目に厚みを持たせるに十分な豊かな表現力で演じていて、素晴らしいと思いました。

召使いプリシーは、あとで調べたら、綾瀬あきな(あやせ・あきな)さんが演っていたのですね、ある程度経験を重ねている綾瀬さんが演じたのを知って、しみじみと立派な演じ方であったと感心しました。

メリー・ウェザー夫人を演じた大海亜呼(おおみ・あこ)さんも、キャラクターをよく理解したうえでの見事な演技でした。

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とにかく、今回の公演は非常にがっしりと作り上げられ、演じられているといった印象でした。
また、舞台装置、衣装なども共に素晴らしくて感激しました。
100周年を目前に、ますますの充実をみせる宝塚歌劇です。

できれば今公演で退団される宙組きってのカッコイイ男役・悠未ひろさんがアシュレを演じる役替わりを見たいと思っています。
もし、それがかなえば、またもうひとつのパターンをリポートしたいと思います。


【Now Playing】 スタンド・バイ・ミー / ジョン・レノン ( Rock )

2013/12/07

川上弘美さんの「これでよろしくて?」

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『これでよろしくて?/川上弘美著(中公文庫)』を読みました。
これもブックオフで105円也(*^^*)

不思議な本でした。
とある夫婦・・子供はまだ無い・・、主人公はその妻の方。
夫のひと言に苛立ったり、気が滅入ったり、毎日いろいろとあるのだが、何とか暮らしていると、その妻の元彼の母親から街で声を掛けられ、女性だけの年齢もまちまちな「これでよろしくて?同好会」に加入することに。

不定期にレストランに集まり、男女間、夫婦間、家族間、親戚間の話題を“元彼の母”がリーダーとなり、大学ノートにテーマと結論めいたものを記入していく・・・不思議な同好会が開催され、主人公も最初は半信半疑ではあったが、やがて積極的に参加するようになります。

そんな最中、夫の弟夫婦と同居していた「ママン」と呼ばれる姑が嫁と折り合いが悪くなり了解も得ず主人公夫婦の家に同居を始めます。

三人での生活が始まり、主人公は「ママン」をどう思えばいいのか、夫は何をやってるのか、・・などなど悩みの日々を送りますが、それも「これでよろしくて?同好会」の話題となるのです。
そして、集まる女性達は勝手なことを言ったり、深いことを言ったり、どういう意味か図りかねることを言ったりするのです。

この主人公は、漠然と不安感を抱えたりしているのですが、実は実生活でも女性はそういうふうに感じているのではないかと思いました。

「どうして人様の前に出ればまがりなりにもきちんとできる妻や夫が、家の中ではこんなに瑣末なことで打撃を受けたり、険悪な仲になってしまったりするのか」・・と同好会のメンバーに問いかける主人公。
どこの夫婦もこんなものじゃないかと、読みながら私も考えました。

主人公はひとつの結論として、「それは、相手を好きだから。相手に関心を持っているから。相手を思うから些細なことが気になるし、些細なことに嫉妬するし、些細なことが自分を打ちのめすのです。」という回答を導き出します。

同好会メンバーのひとりからは、“かわいくない答え”として、「相手が憎いから。だから些細なことが気にさわるし、些細なことに腹が立つし、些細なことが自分を打ちのめすのだ。」と全く逆の回答を導き出します(^^;)

・・・「好きって、憎いに変わっていきやすい」・・とも。

『嫁姑とか、世間さまとか、過酷な会社生活とか、うまくいかない男女関係とかに疲れ果てた生前を持つ親切なおばけがあなたのために化けて出て、妙な同好会活動をおこなってあげたというわけなのよ。』・・と、ふざけてメンバーが言うのですが、主人公の小さくて大きな悩みは、この「これでよろしくて?同好会」メンバーにより、だいぶ楽になっていたのは間違いなさそう。

主人公と同好会メンバーの“付かず離れず”な関係が、この本のストーリーを主人公だけでなく、“どこにでもいる”妻である読者の心の良薬にもなるような本でした。
川上さんの本は、どれも面白いです。


【Now Playing】 ニューエスト・ブルース / ミルト・ジャクソン楽団 ( Jazz )

2013/12/03

【Disc2】ビートルズのBBC音源第二弾、聞いてみました(続編)

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Disc2は、今回のポール日本公演でも演奏された「 I Saw Her Standing There 」でスタート。
ジョージのギターはレコードとは異なっていて、これも聞き処です。“活き”がいいです!(*^^*)

「 Memphis Tennessee 」は、あまり楽器の演奏が大きな音量で被らないので、ジョンのクールなボーカルが浮き立って、ジョンのボーカルの良さが如実にわかるものとなっていました。
こういう歌い方の人ってあまり他にいないように思います。
ジョンの歌を堪能できる録音です。

「 If I Fell 」では、ギターの生音も美しく、コーラスも分離されて良くその構成がわかります。ビートルズはある意味「コーラス・バンド」でもあったのだと再認識する一曲です。
リンゴのハイハットの音もとても良く聞こえていて、ドラマーの私にもお気に入りのトラックとなりました。

「 And I Love Her 」では、やさしくてやわらかい印象の演奏を聞かせてくれます。リンゴは通常のドラムセットを使い、リムショットでパーカッション的な演奏を再現しています。ギターはエレキでアコースティック風に仕上げています。
これもなかなか聞けない良いバージョンだと思いました。

「 Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey!」は、レコードよりもテンポがゆっくりで、うねるような演奏になっています。これもあまり聞いたことのないビートルズの演奏が聞ける一曲です。

ラスト「 I Feel Fine 」は、お馴染みのハウリングを起こそうとベースをつま弾いたあと、アンプに近づき何度もトライしている様子が収録されています。
かなりワイルドでライブっぽい雰囲気を感じることができます。
間奏なども手慣れた感じで、メンバーそれぞれがだんだんと“乗って”くる感じがなんともライブ録音らしい、いい演奏です。

今回のBBC録音・第二弾は既発表の曲が多いのですが、レコード発表されたものとの比較ができて楽しいということ(既存の発表曲をよく聴いているファンにはうれしい)と、録音が良くてストレスを感じることがないというのが特徴であると思います。

ちょっとゆっくりと、ビートルズを懐かしんでみようか、というようなひとときに持って来いです。
どうぞ若々しくみずみずしいビートルズをお楽しみください!(*゚▽゚)ノ


【Now Playing】 Money / The Beatles ( Rock )

2013/12/02

【Disc1】ビートルズのBBC音源第二弾、聞いてみました

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『 On Air - Live at the BBC Volume 2 』、The Beatles のイギリス国営放送に残されている音源のCD化第二弾を聞いてみました。
前回の第一弾は実に19年前になるわけで、・・そんなに経過していたのか・・この際19年前のCDもリマスター化されています。

今回ご案内するのは、最近発売された第二弾の方です。
要するに初めて聞く音源ばかりです。

今、実際に聞きながら書いているのですが、ほとんどの曲がスタジオでライブ収録されたものなので音質はなかなか良いのです。
特に当時コンサートで何度も演奏している曲については、レコードどおりの演奏になっていて、演奏も“こなれて”いて上手いのです。
また、曲によってはポールのベース演奏が際立ってよく録音されているものもありました。けっこうへフナーのベースが堅い音であったりして、あらたな発見がありました。

ジョンのボーカル「 Ask Me Why 」は、ジョンの声が臨場感あふれ、ひとつの聞き処になっていると思います。

ポールの好きな「 Till There Was You 」などは、ゆったりとした雰囲気ある演奏で、むしろレコードよりもいいくらいの出来を見せています。ちょっと驚きです。

「 Roll Over Beethoven 」は、ジョージの迫力あるボーカルを聞くことができます。レコードでは、やや線の細い印象だったジョージの歌声でしたが、こちらは“割れ”気味なワイルド路線の迫力あるものが聞けます。これもちょっと貴重かも。

またインタビュー音源もふんだんに入っているのですが、まるで今しゃべっているようなノイズの無い良い音なので、当時の彼等の雰囲気を十分に感じることができると思います。

Disc1最後の「 Twist And Shout 」は、ライブ音源などで歪んだ音ばかり聞いている印象が強いのですが、ここでは良い音で味わうことができます。
ジョンはほぼレコードどおりの強烈なシャウトを見せていて、バンドも演奏も何度もやっているせいか、“こなれて”いて、この強烈な曲をしみじみと味わえました。

Disc1の印象は、じっくりとビートルズのライブ演奏を味わえる良く出来た音源でした。
さあ、Disc2はどんな内容でしょうか。


【Now Playing】 Twist And Shout / The Beatles ( Rock )

2013/12/01

噺家・古今亭菊輔師匠について

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千葉市出身で初の真打ちになられ、全国いろいろなところに出向いて落語をされている古今亭菊輔師匠。
私と同じ中学の出身で、高校は地元の成東高校に「落研」があるということで進学されたという、まさに落語に生きる師匠です。

私の中学時代の担任から菊輔師匠を紹介され、それ以後何度も師匠の噺を聞きに様々な会場に伺いました。
中でもその中学時代の担任の先生のご自宅でライブ的に独演会をされたときには素晴らしい会であったことが今だに印象に残っています。


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先生宅のお庭で、薪を使ってご飯を炊き、海に近い旭市なので美味しい魚も焼きつつ、美味しい味噌汁も振る舞われ、薪で炊いたご飯のおにぎりの美味しかったこと・・(#^.^#)
その後夕刻から噺が始まり、客席(先生のお家の客間ぶち抜き・・客の多さに床が抜けるかと思った・・)には日本酒が振る舞われました。最高の一日になりました。先生の奥さまからは、手縫いの着物が師匠に渡され、二席目ではそれを着て高座(テーブルの上に立派な座布団を敷いた(^^;))に上がった師匠、大爆笑の渦を巻き起こしました。

そんな師匠、本来であれば、本日、お江戸日本橋亭で三人会の高座に上がる予定だったのですが、この10月に急病で倒れられたとのことで本日の会には出られないとの報を受けました。
今朝、奥さまから電話をいただき、倒れた当時は大変な状況であったとのことですが、現在はリハビリをする病院に転院され、幸いなことに記憶、言語中枢はしっかりされていて、落語もみな覚えていらっしゃるとのこと。
再び高座に上がるために頑張っていらっしやるとのことでした。

菊輔師匠の落語は「枕」の部分で、自分の周囲の人たちの面白おかしいところを思わず吹き出す話にして掴んでおいて、それから本編に入る間合いも抜群でした。

独演会でも、タイプの異なる演目を師匠流の観客を共感させるような噺っぷりで語り、いつも楽しく温かい気持ちで寄席をあとにしたものでした。

菊輔師匠の一日も早いご回復をお祈りしています。
奥さまのお声も「復帰は必ず成る」と感じられる力強いものでした。
菊輔師匠、無理せず回復に努めてください。師匠の育った地元からも応援しています。


【Now Playing】 Iwant To Hold Your Hand / The Beatles ( Rock )

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