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2013/12/18

ちょっと古い本、「であいの旅」

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『であいの旅/山根基世著(文春文庫)』を読みました。またもやブックオフで105円!
この本は1991年発行のもので、当時山根さんは、NHKの人気アナウンサーで、「関東甲信越・小さな旅」が出演されていた番組の中でも有名なものでした。

時代も古いだけに書かれていたエピソードは、“いい時代”の“いい話”が多いのです。
山根さんが、NHKに入ったばかりで大阪に異動し、そこで出会った先輩達からの教えられ方(教育係の先輩は「先生」と呼ぶのだそうです)も、職場だけでなく、夜の飲み屋での“教えとは言えない”ような人生訓的なものまであって、それはそれで懐かしさを感じるものでした。

この本を読むと、山根さんは、やがて38歳で結婚されるのですが、それまでの独身・ひとり暮らし時代のけっこう酒好きで、オヤジ的な生活も、オヤジギャルの“はしり”みたいで、笑ってしまいました。

食事をつくるよりも、ちょっと飲めて、食事もできるような居心地の良い場所を見つけてしょっちゅうそこに入り浸る姿も“男的”で、ほれぼれしましたd(^_^o)

傍から見ているとアナウンサーという職業は、うらやましいものだなんて思っていましたが、「受刑者との対話」企画で何人もの受刑者にインタビューする章があるのですが、そこはアナウンサーとしての力量も問われ、でも何がインタビューとして正解なのかもわからない、「厳しい」瞬間も書かれていました。
そして、人生経験も積み、アナウンサーとしての職業経験を積んでも、声の衰えは隠せず、落語などと異なり、ある意味スポーツ選手的な部分もあるのだということも書かれていて、「なるほど、そんなものなのか」と思いました。

そう言えば、私が学生時代に深夜放送をやっていたアナウンサーが、70歳も超えて、久しぶりにラジオに出ているのを聞いたりすると、その衰えが如実にわかって、愕然とすることがありました。
残酷ですが、声と語りと機転を売り物にする職業であるアナウンサーにもそういう時期がやがてやって来るのですね。

この本は古い本ですが、山根さんはこの後にも著書があり、NHKを退任されてからも大きな活動をされているようです。

紅白の中継などでも覚えている方はいると思いますが、私もとても好きなアナウンサーでした。
私はラジオが好きで、平日はテレビをほとんど見ず、ラジオばかり聞いていますが、この本を読んでますますひとり一人のアナウンサーの語り口を味わいつつ聞くことが楽しみになりました。

今回は、ちょっと古いが味わいのある、「アナウンサーが書いた本」のご紹介でした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / NHK ( AMラジオ )

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