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2014/02/11

「飲めば都」読んでみた

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『飲めば都/北村薫著(新潮文庫)』を読みました。
帯には、『新人文芸編集者・都の「酒とゲラ(校正刷)の日々」タガの外れた、恋の行方は?』とありまして、主人公の女性、小酒井都(こさかい・みやこ)が編集者としての仕事をガンガン進めるのですが、そこには酒席が伴い、そこに繰り広げられる信じられない失敗の数々が面白い!という物語でした。

著者は男性なのですが、主人公も主な登場人物も女性が多く、女性同士の会話などがとても自然に書かれていて、見てきたような書きっぷりがとても不思議でした。

女子のグループの中で結婚が決まった人を皆で祝うという席上で、祝ってもらう当の本人が「この中では私が一番の勝ち組だ」的な発言をしたときの皆のサァーッという引き加減の描き方が絶妙でした。
もう、結婚式にも理由をつけて行かないと言い出す者がいて、こういう感覚はなかなか男では書けないだろうと思いました。

その他酒席の場の選び方、酒の選び方、つまみの選び方が、高級店から町の居酒屋までTPOに合わせてスラスラと書かれているのも憎いところです。

酒の上で、都にひどい目に遭わされた上司もその内主人公の“良さ”に気づき、終盤は都の恋物語に突入!

ここでも、わかっているのに、また酒で好意を抱いている相手に醜態をさらしてしまい・・でもそれが逆効果的に二人の気持ちを引きつけるようなことになり・・という具合で、酒での失敗のエピソードは数あれど、結果的には笑ってハッピーエンディングな展開となり、読んでいるこちらも楽しく読書の時間を過ごせました。

450ページを越す長編ですが、あっという間に楽しく読めた「飲めば都」のご紹介でした。


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