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2014/03/12

森瑤子さんの1980年代の“男と女のおときばなし”を読んだ

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『ベッドのおとぎばなし/森瑤子著(文春文庫)』・・429ページを時間を掛けて読んだ。これまたブックオフで105円。

“バブル”の香りがプンプンとして、しかも携帯も無い時代、男も女も格好つけていて、行動は直接的、自らの満足のためにはけっこう卑怯な手段も平気で使う・・という男と女の愛の“おとぎばなし”が34の短編にこれでもか、と手を変え品を変え編まれていました。

途中までは面白がって読んでいましたが、だんだん呆れてもきました。
友人の配偶者に手を出したり、自分の妹の夫と関係を持ち、しらばっくれて妹の相談に乗る女、偶然の出会いの中での男女の駆け引きがいかにもエグい、そんな物語ばかりでしたが、最後まで読み切れば“いっぱし”の「ワケあり男女」通になったような気分にもなりました(^_^;)

現在ではほとんど無くなってしまったシチュエーションでの男女の恋愛模様を思い出してみようという年配者、または「こんな自分勝手でこれ見よがしな恋愛模様は初めて読んだ」という風に新鮮に感じていただける若者にも良書(悪書?)と言えるでしょう。
以上、オールド、バブリータイプ恋愛の短編盛りだくさん本のご紹介でした。


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