The Beatles Listening Party Report【2/3】
リスニング第1部では、まず US盤から一曲掛けてみて、その後それと同様の UK export 盤の片面をまるまる聞くという形式で行われました。
US 盤は、割と全体でドッカーンと塊のように聞こえる印象なのですが、UK export 盤(英国で US 盤用のコピーしたマスターテープを使ってカッティングされ、一説によると外貨稼ぎのために生産されたらしいという説明でした)では、分離もよく各楽器の音も良く聞き分けられるというふうに感じました。
それに、とても全体のバランスも US 盤よりも優っていると感じました。
当日、ビルボード日本支部からお見えになったスティーブさんという方も UK export盤の方が「セパレーションが良い」とコメントされていました。
ちょっと聞きくらべとは話がそれますが、「 She Loves You 」の曲の途中でテープをつなぎ合わせたのか、“ガクン”と音質が落ちる部分が有り(割と有名な部分)ます。
しかし、当日の UK 盤で聞いた感じでは、それほど音質の変化を感じることがありませんでした。ちょっと不思議な感じがしました。
最初は米盤の「セカンド・アルバム」、次に「 Something New 」に入りました。こちらも UK 盤の良いところが目立ちました。
ちょっと驚いたのは、ドイツ語版「抱きしめたい」が、いつも自宅などで聞いていると“やる気のない”演奏という印象を受けるのですが、こちらについてもビートルズが“やる気満々”に聞こえてきました。あら不思議(*^^*)
しかもリンゴのバスドラが“ズドズド”言い、ハイハットは強烈な音でリズムを刻んでいました。すごいっ!
「 Drive My Car」や「 Michelle 」、「 Yesterday 」の UK export シングルも聞かせていただきましたが、どれもこれも私が今まで聞いたことのない音でした。
音の圧力も経験したことが無かったし、楽器がどこで鳴っているかを気付かせてくれたのも当日のリスニングでの顕著な感触でした。
新鮮に、そして心躍るような気持ちで聴いているうちに、あっという間の第一部終了。
来て良かったと、心から思いました。
【Now Playing】 永六輔その新世界 / ピーコ他 ( TBSラジオ )
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