The Beatles Listening Party Report【3/3】
休憩時間には、野口さんが持ち込まれたアナログ盤の展示などを拝見しつつ、ドリンクをいただき、第二部への期待感が増してきました。
そして、第二部。
今度はポール最初のソロアルバムと、最新ソロアルバム「 NEW 」をアナログ盤で聞き比べるという、野口さんならではの大胆かつ、素晴らしい発想の企画でした。
なつかしい「 McCartney」の音。アナログでは十年以上ぶりに聞きました。
私の好きなアルバムなので、CDでは時々聞いていたのですが・・・。
ほとんどポール独りで作り上げたアルバムで、“ホームレコーディング”的な雰囲気が横溢するのですが、そこがまたこのアルバムの良いところです。
もちろんドラムもポールが叩いているのですが、このドラムの録音も当日のシステムで素晴らしい冴えを見せて鳴り響いてくれました。
アコースティックギターの音色も、そして“つま弾く”様子の細部までスピカーから出てくる音に感じ取ることができました。
野口さんもお好きなようですが、私もこのソロアルバムはポールの良いアルバムだと思います。
このアルバムを“けなす”人は多い(特にその当時に聞いていた人たち)と思いますが、一枚のアルバムとして素直に聴いてみると・・心に染み込んでくるような温かみと、ちょっとクールな部分もある味わい深いアルバムです。
次に最新アルバム「 NEW 」の EU LP を続けて聞きました。
で、これがまた驚いたのですが、アナログ盤での視聴に何の違和感もありませんでした。
NEWを最初にCDで聴いた時も感じたのですが、ギュッと濃縮されたようなサウンドには、ちょっと懐かしささえ覚えるものです。
なので、アナログ盤で全曲聴いたわけですが、そのまま入りこめました。
曲ごとにプロデューサーが異なる不思議なこのアルバムは、統一感があるようで無く、無いようである(^^;)ような、ひと言でアルバム全体の感想を言いにくいものですが、アナログで聴くことによって、何か“ポールの心の中”の統一感のようなものを感じることができました。
野口さんもおっしゃっていましたが、何年か経ってからこのアルバムの評価も定まってくるように思いますが、ポールのひとつの時代の区切りになったような気がするアルバムです。
レーザーターンテーブルと、素晴らしいスピーカーによる NEW のサウンドはポール・ファン魂に“ポッ”と火が灯ったような気がしました。
以上で、簡単ではございますが、「The Beatles Listening Party Report」のご報告を終えたいと思います。
野口さんはじめ、開催に向けご苦労された方々に心から感謝いたします。
とてもいいリスニング・パーティーでした。
心からありがとうございました(゚ー゚*)
【Now Playing】 Lady Madonna / The Beatles ( Rock )
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