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2014/05/08

酒井順子さんの「箸の上げ下ろし」を読んだ

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『箸の上げ下ろし/酒井順子著(新潮文庫)』を読みました。
女性にファンの多い著者の酒井さん、「煩悩カフェ」、「負け犬の遠吠え」などの著書多数です。ブックオフにて86円にて購入(^-^)

今回の本は、とにかく“食べる”ことについて人の心の中でどういう“うごめき”のようなものがあるかが書かれています。
著者の食べ物に対する独特な感覚を共感を持って読むことができました。

若い女子たちに流行っている「カフェ」やそこで供される「カフェめし」などには著者の酒井さんは、いまいち懐疑的・・、酒井さんの友人が「なんでカフェめしなどが受けるのか、あんな子供騙しの料理のどこがいいのか」という言葉を紹介していますが、自らお洒落なカフェよりも隣の定食屋さんに入ってしまうのも事実だ、と共感しています。
私もちょっと共感しました。
「腹一杯になんないよねぇd(^_^o)」

京都で友達の家に行き、「母がお茶をご馳走したいと言っている」、と友から言われてご馳走になったら、茶室に連れて行かれ、緊張しまくってお茶を飲んだ話も面白かった(#^.^#)

旅先で朝食バイキングを見ると血がたぎる話、野球場で観戦中に非日常的な雰囲気に我を忘れ、ダラダラと食べ続ける話も面白かった。それは観劇するときの劇場でもやはり一緒で、ついつい食べ過ぎてしまう話もありました。

タイトルにある箸の上げ下ろしについても、日本人には身についているが、外国の人がいかに器用に箸を操っても、でも何か違和感のある所作に見えてしまう話などもありました。

年末に親戚の家で餅つきがあり、その“つきたて”の美味しさの話などは、私も共感しました。
今となってはこれを経験できるって、何かのイベントだけかもしれません。

大人になって里芋が食べられるようになった話なども、大いに共感しました。

そんな小さなエピソードを酒井さんらしい楽しい筆致で書かれているこの本、ちょっとした合間にパラパラとめくって、読んで、楽しい時間を過ごせました。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 版画家・山本容子他 ( NHK-AM )

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