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2014/05/20

母が亡くなりました

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18日の日曜日に母が亡くなりました。
昨年9月に父が亡くなり、母はその後急激なくらいに体調を崩し、入退院を繰り返したあと、昨年末から入院し、とうとう家に帰ってくることなく病院で亡くなりました。父の死後「先に逝っちゃった」とぼうっとすることが多くなっていました。

葬儀に参列くださった方達のお話を聞いていると、母は若くして本家に嫁ぎ、周りの家の主婦の方々からも「〇〇ちゃん」と呼ばれ可愛がられていた様子がよくわかりました。
町内の方々の女性の出席者や、親戚からの出席者も女性が多く、若くして嫁いできてからも色々面倒を見ていただいた様子がよくわかりました。

また、末っ子であったことも手伝ったのか、同級生達からも慕われ、可愛がられていたようでした。
同級生の方達も何人もお見えでした。
同窓会はいつも母が音頭を取って“まめ”に開いていました。
私もよくその手伝いをしました。

また、母の小学校時代の先生(93歳の今でも素敵な女性のまま)の家にも片付けをしに行ったり、先生と楽しいお茶のひとときを過ごすことも度々あったようです。
その先生を呼んでの同窓生の集まりもよく開いていました。
会が終わると、皆で我が家に来てまたお茶を飲んだりもしていました。

その先生が告別式に杖を突きながら参列してくださり、短冊に句をしたためてご持参いただき、最後、棺の蓋を閉める前に一番年長の孫が先生を横に母のために書いた句を詠み、その意味も孫が先生からお聞きして解説しました。
母は80歳、先生は93歳、先生からの句を詠み、棺にその句の短冊を置いたときには、あちこちからすすり泣きの声が聞こえ、私も「良かった」と思いました。
式を仕切っていた葬儀社の人もこのハプニングに心動かされていたようです。

担任の先生が好きで、自分が歳を取ってもずっとお付き合いするのは、母ゆずりかもしれません。私も中学時代の担任の先生とは今でも心通うお付き合いをしています。

晩年をケガや病で苦しんだ母でしたが、納棺式で身近な者達で体を拭いてあげたり、あの世への旅立ちの用意をしてあげたりしたことも、今まで経験できなかったことで、いいことだなと思いました。

また、町内会の組の皆さんへの「告げ」も、組長さんにお願いするのが通常ですが、私が叔父と一時間半をかけて足で回り、その都度母と親しくしていただいた方に直接亡くなったことについて話すことができ、お話も聞くことができて良かったと思います。おかげで日に焼けました。

晩年には母とはいろいろなことがあって悩み苦しんだ時期が私にもありましたが、今はもう忘れてしまおうと思っています。

ブログに書くべきか迷いましたが、いつも心を込めて様々なことを書いているこのブログ、これでいいと思ったので書き綴ってみました。

じっと我慢して母の面倒をみてきた兄にも感謝します。


【Now Playing】 愛はきらめきの中に / 村治佳織 ( Guitar )

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家族・親子」カテゴリの記事

コメント

ymamaさん、コメントありがとうございました。
人生も中盤から終盤に入り始めるといろいろなことがあります。
二年連続して親を亡くすとは思っていませんでしたが、ymamaさんからのあたたかい言葉を励みにしてもう一度元気を出そうと思います。
ありがとうございました。

みいさん、あたたたかいコメントありがとうございました。
いつかは来ることなのですが、やはり心身ともにこたえました。
今は勤めの関係へのお礼などであわただしくしているので、何とかまぎらわしております。
自身の心の中での反芻はもう数日経ってからだと思います。
みいさんからの「言葉」たいせつに心に残します。

お母様の御逝去をフェイスブック経由のブログで今拝見しました。心からお悔やみを申し上げます。
お母様は皆から愛される、素敵な方だったことが伝わりました。はっPさんは、お母様の素敵なところも受け継がれ、今はっPさんのなかにはお母様がいらっしゃるのですね。
お母様のご冥福を心からお祈りしております。
みなさま、お疲れが出ませんように、お身体を大切になさって下さい。

おはようございます

 そうですか・・・・旅立たれたのですね。
ご冥福をお祈りいたします。

いろんな想いがよぎると思います。
心の中にいつまでもお母さまは住んでおられます。

今回の記事、心に沁みました・・・。

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