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2014/06/02

フランスのロック・ミュージカル「太陽王」に行って来ました

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渋谷「ひかりえ」の東急シアターオーブで行われている宝塚歌劇・星組公演『ミュージカル 太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』を観ました。

主演はもちろんトップスターの柚希礼音(ゆずき・れおん)さんですが、娘役トップスターの夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんは、このあいだご紹介した「コメディ・第二章」の舞台に、若手の礼真琴(れい・まこと)さんらのグループも別の舞台に出演されていますので、中規模部隊での公演となります。

2005年にフランスで初演された人気ミュージカルを日本の宝塚に持ってきたものですが、私は存知上げませんで、予備知識無しの観劇となりました。

ストーリー展開としては、「太陽王」と呼ばれたルイ14世の司った国政の様子、また“ひとりの人間”として愛されることを願っていた人物像、、フランスの文化を興すことにも力を注ぎ、さらに自らを取り巻く多くの女性との恋についても描かれたものでした。

そもそも太陽王・ルイ14世の生涯についての私の知識が乏しく、2005年のフランスでのミュージカルについてもどのようなものだったか知らずに来たのは反省点です。
もう少し学習してから来れば、舞台上の進行をある程度理解・納得しながらついて行くことが出来たかもしれません。

結局舞台上では、あまり政治の面やフランス文化への貢献などについては力を入れて取り上げてはいませんでした。まあそれはミュージカルなのでそういうものだと思います。

専ら宝塚らしく、妃であるマリー・テレーズ(優香 りこ/ゆうか・りこ)、伯爵夫人でありながら、その妖しい魅力で何人も柚希・太陽王の子を産むことになるモンテスパン夫人(壱城 あずさ/いちじょう・あずさ※本来は男役・・でも妖しい魅力が出ていて、とても良かった)、さらに太陽王の容態に気遣い看護している間に・・恋愛状態になってしまったマリー・マンシーラニ(綺咲 愛里/きさき・あいり)、太陽王とモンテスパン婦人の間にできた子の面倒を見ていたフランソワーズ・ドビニェ(妃海 風/ひなみ・ふう)との“五角関係”をものともせず、好きになったら攻めまくる恋物語が中心となっていたように感じました。柚希さん、こういう役多いと思う (・_・;。

ルイ14世そのものに知識の無い私には、序盤はなかなか入り込み難いものとなってしまいました。
でも前半の中盤あたりから、このミュージカルの雰囲気がつかめるようになり、第二幕前には前半を踏まえた臨戦態勢が整いました。

フランスで人気のあったこのミュージカルを柚希さん中心の星組で公演したことは、歌劇団の柚希さんに対する大きな期待もあると思いますし、このフランス・ロックの強烈で、しかもメロディアス、かつ歌唱力を要求する演目は、現在の宝塚で舞台化するとなると星組しかないように思います。

きっと、柚希ファン、星組ファンは、「どうだっ」とばかりに他組のファンにアピールしたい気持ちになるかもしれません。
たしかに、宝塚初の舞台化作品としてはなかなか良かったと思います。

でも、(※これは私個人の意見ですよ)、・・宝塚で果たしてやる必要があるのか、とも思いました。
特に星組は、大劇場の本公演で「ナポレオン」という重厚で長大な大作をやって来たばかりで、またも通常の宝塚ではあまりないタイプのこの作品をシアターオーブに持ってきて連続するような形で公演しました。
何となく体育会系な印象のある星組、ちょっと「力」の入る作品ばかりで、もうちょっと軽い感じのものが見たくなった、というのが私の観劇後の感想です。

また、トップ娘役の夢咲ねねさんが他の舞台出演で不在中に、このひとつの公演で柚希さんと二人の期待の娘役と組ませているのも、その意図が気になりました。

柚希王国が続く間に娘役の交代でもあるのか?などと、ちょっと勘ぐりたくもなりました。

その一人、綺咲愛里さんは、「美しくて可愛い」存在として、宝塚内でも貴重な存在です。彼女から発するこぼれるような美しさは群を抜いています。
歌は及第点だと思いますし、演技も気品があってなかなかのものだと思います。
ひょっとして柚希さんと・・いやいや、他組の新しいトップスターのところにお嫁入りするのか・・・。

もう一人、妃海風さん。
彼女は舞台に出てきただけでその場が明るくなり、健康的で独特の雰囲気と魅力を持っています。しかも歌はかなり良くて、彼女の歌は観客の心を動かすところまでの領域に達していると思います。
彼女もトップ娘役候補の一角にいます。

というわけで、柚希さんは、夢咲さんの居ぬ間に若くて可愛い娘と浮気?(^^;)しているように見えているのはきっと多くの宝塚ファンが心の隅で思っていることなのではないでしょうか。

星組は100周年を柚希礼音さんの独走で走り抜ける様相ですが、今後もこのような重厚・長大な作品で勝負していくのでしょうか。
私は、もっと“いつもの宝塚”の星組が見てみたいのですけど・・、変な考えかな?

今回、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さんは、ちょっと変わったコメディタッチの役回りのままでしたが、配役としては順当で仕方ないのか・・。
もっと、ぐっと腰を落とした大人っぽい役をつけてもらいたいというのが、素人の希望です。彼女にはそういう役が似合うと思うのです。

真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんは、いい男役にななりましたが、何かもうひとつ華がほしいような気もしました。
舞台に現われただけで、パァッとあたりに光が刺すような雰囲気が出てくるとさらに威風堂々のトップスターになるのではないかと思いました。

あれこれととりとめも無く書いてしまいましたが、全体の感想としては、いい作品で演じた星組も実力を発揮して熱演、好演でしたが、でもこれを続けていくのが宝塚として良いのかどうかは、ちょっと「態度保留」というところです。


【Now Playing】 Boats & Birds / Gregory And The Hawk ( Organic SSW )

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