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2014/08/10

一夢庵風流記・前田慶次/ My Dream TAKARAZUKA を見てきた

20140810_snow_troupe01


宝塚歌劇・雪組東京公演『~宝塚傾奇絵巻~一夢庵風流記・前田慶次/ グランド・レビュー My Dream TAKARAZUKA 』を見て来ました。
今回の公演は、雪組トップスターお二人、壮一帆(そう・かずほ)さん、愛加あゆ(まなか・あゆ)さんのサヨナラ公演でもありました。

ということで、チケットは手を尽くしましたが、取れませんでした。
オークションで高値で買うのも嫌なので・・・昔を思い出して根性入れて朝から少ない当日券を求め、行列に並んだのです。でも、劇場に到着した瞬間に、係員の方から、「今朝6時過ぎの時点で予定枚数相当の方が並んでいまして、お並びになっても「お立ち見券」についても可能性はありません。」・・(T_T)とのこと。

じゃあ、夜の部はどうだっ!と、食い下がると、「夜の部でしたら、今のところ可能性があります。」・・ということで、その日は炎天下に2時間並び、夜の部・チケットを手に入れ、東京で丸一日過ごしてから夜の部に突入と相成りました…σ(^_^;)

日本物ミュージカルの「前田慶次」は、壮さんが「自分は、最近少なくなってきた“日本物”に、しっかりしたものを残して去りたい」というようなことをおっしゃっていて、そのとおり非常に出来のよい作品に仕上がっていました。

舞台装置も衣装も、そして雪組の組子の皆さん全員がしっとりと「和」の世界を作り出していて、「日本物の雪組」と言われる伝統が生きていることを印象づけました。

壮さんは、主役の前田慶次を、もともと自由な感じの壮さんらしく、生き生きと演じてしかも変幻自在、自由闊達、そして力強く描き出し、サヨナラ公演に相応しく集大成とも言える素晴らしさでした。

娘役主演の愛加さんも、とても意思が強く、しかも女性らしさも併せ持ち、宝塚の娘役らしからぬキャラクターを持った役をたおやかに演じて満点でした。

今回、原作を読まぬままに予備知識なしで観劇してしまい、不可解な部分が残ったままになってしまったのですが、そんな状況で書かせていただくと、夢乃聖夏(ゆめの・せいか)さんが演じた深草重太夫は舞台いっぱいにその豊かな人間性がひろがり、最後まで大活躍でした。もう雪組には欠かせぬ人になりました。

壮さんと共に退団される未涼亜希(みすず・あき)さんも、雪丸を持ち味を生かして静かに、そして秘めたるものを炎のように燃え上がらせ、素晴らしい演技を見せてくれました。

早霧せいな(さぎり・せいな)さんは、次期トップスターが決定していますが、相変わらず男気とスケール感のある演技に、日本物の「間」を巧みに取り入れた感があり、前田慶次の莫逆の友、奥村助右衛門をうまく演じていました。

そして、早霧さんとトップコンビを組むことになり、月組から組替えでやって来た咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さん、壮さんを狙う捨丸を演じたのですが、血気盛んな部分とストーリーが進行する中で微妙な心模様を伴う役を最高の演技で見せつけてくれ、若いのに相変わらず卓越したものを感じました。

もうひとつ、前田慶次の愛馬・松風の前脚と後ろ脚に入っていた方。
あとから調べたのですが、馬と共に脚役も松竹から来てもらっていたのだそうですね。
それを知らない状態で、私は今回のMVPだと思っていました。
お客様に顔も見てもらえないのに、熱演でした。てっきり雪組の若手が汗みどろでやっていたのかと思っていました…σ(^_^;)
素晴らしかった。大拍手です!'(*゚▽゚*)'

舞台は全体的に雪組の“宝塚の良心”とも言えるような昔ながらの伝統を見せつけてくれ、感謝したくなるような良い作品になっていました。


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グランド・レビュー「My Dream TAKARAZUKA」は、今回作詞に阿木燿子さん、作曲に宇崎竜童さんというご夫婦コンビをお迎えするなどの話題もありましたが、雪組らしくパワフルな場面でも上品さが漂う、オールド・ファンも納得させる麗しいショーになっていました。

阿木・宇崎コンビの曲も非常に素直で、こちらが恥ずかしくなるような“うぶ”な印象のものなのですが、それがまた壮さんの天真爛漫なキャラクターにピッタリとはまりましたd(^_^o)
うそ偽りのない、純白コンビ、壮・愛加トップコンビにはふさわしく、清々しいお二人が舞台に映えました。

どのシーンも「これが宝塚だ」って、見ているこちらが誇らしくなるような輝かしく美しく、力強く、素敵なものでした。
並んででも観劇して良かったと、心から思いました。

このショーでも、次期トップ娘役・咲妃みゆさんが目立ちました。
この人は観客がどうすれば喜ぶのか、うっとりするのか、というものが感覚的にわかっているのではないでしょうか、天性のものを感じました。

壮さん、愛加さんのデュエット・ダンスも見て、銀橋で別れを告げ、幕が降りる瞬間には、いつものことながら、「壮・愛加雪組、もう見られない」と、涙が自然にこぼれました。

短い期間でしたが、壮さん、愛加さん、ありがとうございました。
記憶に残る、素晴らしいトップコンビでした。


【Now Playing】 I Don't Know What Time It Was / Super Sax ( Jazz )

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