神保町の話の続き
このあいだ、神田神保町に行ったお話を書きました。
目的は古書店巡りだったのですが、専門分野に分かれた各々の書店の“専門度”に驚きました。
土木・建築・設計・理工書の店には、表に出されているものでさえ、厚さ15センチもある「〇〇計算書」なんてのが山積みされていて、「需要があるんだよなぁ」と思いつつ通り過ぎたのでした。
写真は、古書というか、古文書や地図、浮世絵などのお店でしたが、棚に平らに積まれていて、タイトルは紙をたらすようにして表示されていました。
店内は、外国人のデザイナーらしき人があれこれ物色していました。
本好きなのに、神田にはなかなかやって来ることが出来ずにいました。この通りを歩いているだけで幸せになりました。
こちら側の道路に古書店が集中しているのは、もちろん日が当たらない側だからでしょうね。
写真関連の専門店など、数々のお店に入りましたが、この「一誠堂書店」は、店構えも立派でしたが、映画や舞台、芸能関係の貴重な書物が数十年、百年の時を超えて眠っていました。
外国映画もですが、日本映画の草創期の写真を含む資料や、当時の様子がわかるようなものがそれこそ天井まであって、「はあぁ~っ」と声が出てしまいました。
私の大好きな、人生の師と呼びたい「小沢昭一」さんの見たこともない書籍もたくさんありました。
貴重なものだけにお値段がけっこういたしましたので、当日は一冊買い求め(読後感想はまたこのブログで・・)ました。
ビニールの立派な手提げ袋が引き出しから出て来たときは、「ありがたや~」と思ってしまいましたf(^^;
そして、さらにこのお店の包装紙で丁寧に包んでくれたのです。
さすが、立派な店構えしてらっしゃる、と思いましたよ。次はちょっとお金を貯めて、小沢さんの本を何冊か買えるようにして再訪したいと思います。
神保町はその雰囲気を味わうだけでも楽しいですね。
【Now Playing】 Harmony / 岡崎倫典 ( Guitar Instrumental )
« 久しぶりにJAZZを聞きに八街 BROOKLYN へ | トップページ | 一夢庵風流記・前田慶次/ My Dream TAKARAZUKA を見てきた »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 古本の頁を繰っていて見つけるもの(2022.01.23)
- 中学生時代から今に至るまで、「レコード盤を貸してくれ」「CDを貸してくれ」「本を貸してくれ」と言われる話。(2021.12.21)
- 「日本人も知らなかったニッポン/桐谷エリザベス」を読みました。(2021.10.03)
- 「小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム -名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏-」を読みました。(2021.09.28)
- 坪内祐三の「最後の人声天語」を読んだ。(2021.09.25)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0246【 新秋の 大斎原(おおゆのはら) 古(いにしえ)起(た)つ 】(2024.10.09)
- 俳句を詠んでみる_0245【 熊野 霧の本宮 参道に立つ 】(2024.10.08)
- 俳句を詠んでみる_0244【 秋黴雨(あきついり) 熊野古道の 径(みち)峭(けわ)し 】(2024.10.07)
- 「納豆に砂糖を入れますか?/野瀬泰申」を読みました。(2024.10.06)
- 俳句を詠んでみる_0240【 秋晴る 鶴峰宮 大吉を引く 】(2024.10.01)
「街で発見」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0168【 眼鏡変え 夏のコンビニ 極彩色 】(2024.07.21)
- 最近、散歩中によく見かける光景(2021.11.07)
- 安西水丸さんの「東京美女散歩」を読みました。(2021.04.17)
- みうらじゅんさんの「ムカエマの世界」を読んだ。(2019.09.19)
- 南隆一 絵画・造形展に行って来た。(2019.03.10)
「建物・風景」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0246【 新秋の 大斎原(おおゆのはら) 古(いにしえ)起(た)つ 】(2024.10.09)
- 俳句を詠んでみる_0245【 熊野 霧の本宮 参道に立つ 】(2024.10.08)
- 俳句を詠んでみる_0244【 秋黴雨(あきついり) 熊野古道の 径(みち)峭(けわ)し 】(2024.10.07)
- 俳句を詠んでみる_0239【 山澄む笠森堂 青空に雲 】(2024.09.30)
- 俳句を詠んでみる_0231【 空(そら)澄む 龍舞立ち ツアーバス追う 】(2024.09.22)
« 久しぶりにJAZZを聞きに八街 BROOKLYN へ | トップページ | 一夢庵風流記・前田慶次/ My Dream TAKARAZUKA を見てきた »
コメント