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2014/08/11

山本夏彦さんの問答シリーズを読んだ

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『男女の仲/山本夏彦著(文春新書)』を読みました。
故・山本夏彦翁(平成14年死去)の自社の女子社員との迷惑問答(たぶん女子社員にとって・・d(^_^o))をまとめたもので、平成15年に第一刷発行となっています。

このブログでも何度か取り上げましたが、山本夏彦さんは「室内(元・木工界)」というインテリア専門誌を創刊しています。
その専門誌の中のコラムや、その他連載も週刊誌等にされていて、往時は「日常茶飯事」「笑わぬでもなし」など、たくさんの著書を書店で目にしました。
どれもこれも私は大好き、かつ目から鱗(うろこ)が落ちるというか、剥がされる感じの辛口コラムで楽しませてくれました。

この本では、対談形式というか、インタビュー形式で“山本節”が繰り広げられていました。

「テレビの百害は“タダ”から始まった」と山本さんは言います。
スポンサーは大金を払うけど、茶の間の見物は“タダ”だと。
芝居は評判を聞いて、客は劇場まで出向き、木戸銭を払って自ら進んで二時間、三時間自分を幽閉します。
テレビは“タダ”ですからすぐチャンネルを切りかえます。
・・引きとめるには、女の裸を出すか、血だらけを出して引き止めねばなりません。
“タダ”は客と芸人を堕落させてとどまるところを知りません。

上記が山本さんの言い分で、私の言い分でもあります…σ(^_^;)
以下も、私がいつも思っていたことで、山本さんがこの本に書いていることです。

番組を有料にして、一番組ワンコインにしたら、人は皆ケチですから番組を選びます。
テレビのつけっぱなしは無くなり、怪しい「視聴率」なんてものがなくなる・・実に目出度いことです。

人が見たい番組を作れば、何百万という現金収入になるのですから客もタレントもよくなります・・d(^_^o)・・と、おっしゃっています、そのとおり!

万事が上記のような調子で語られています。
医者に行っても大学病院に行っても、CTだMRIだといって写真ばかり撮り、その写真しか見ていない。
写真を礼拝して、患者を見ず、聴診も打診もしなくなった・・と。

新幹線が出来、リニアモーターカーもやがて出て来て、その距離も時間も無きものにしようと、コンピューターだ、インターネットだと言って、やはり作業時間、通信時間を無きものにしようとして人は躍起です。

で、それらが出来て人は楽になったのかというと、長距離を日帰りさせられたり、作業効率が上がった分、仕事は何十倍、何百倍となって、誰も楽になった人はいない。
楽なのは、ほんの一握りの経営者などだけです。
扱う情報量が何百万倍となって、セキュリティの観点などからも個々の責任は数万倍となって、哀れ自ら命を絶つ人まで現われる始末です。

山本さんの300ページに渡るこのインタビューにある内容は、永久不変の問題を語っているのだと思います。
〇ベノミ〇スだなんて言って、浮かれている人には全く関係のない話でした。
本日、これにておしまい!


【Now Playing】 カスバの女 / 木村充揮 ( 流行歌 )

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