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2014/09/20

【1/3】「The Lost Glory / パッショネイト宝塚 ! 星組・東京公演」見ました

20140920_star_troupe01


柚希礼音(ゆずき・れおん)さん、夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さんのトップコンビお二人が来年の退団を発表された宝塚歌劇星組の東京公演『The Lost Glory(Musical) / パッショネイト宝塚 !(ラテン・グルーヴ)』の二本立てを観劇してまいりましたので、その感想を。
いろいろと感じたところがあるので、一応3回に分けて(・・ひょっとして回数は変わるかも・・)観劇記として書いてみます。

まずはミュージカル「The Lost Glory -美しき幻影- 」から。

これは、私の大好きな植田景子先生が作・演出ということで、“期待大”でした。
先生が手掛ける作品はテーマ性が強く、いつもそのテーマに感心するのですが、今回もシェイクスピアの「オセロー」を原作に、現代の人間社会に重いテーマが投げ掛けられた、と感じました。
そして、それだけでなく一筋の光明も・・。

6年間もトップスターに君臨してきた柚希さんが主役ではなく、専科の轟悠(とどろき・ゆう)さんが主役ということで、お二人の役どころの関係性がどんなふうになっているのか気になりましたが、植田先生はシェイクスピアの悲劇「オセロー」をモチーフに、轟さん扮するオットー・ゴールドスタインが「オセロー」、柚希さん扮するイヴァーノ・リッチが「イアーゴー」、轟さんの妻役ディアナ・キャンベル(夢咲ねねさん)が「デズデモーナ」という配役にしていました。

舞台はシェイクスピアの時代からぐっと現代に近づいて1929年のアメリカ・ニューヨークでした。

そして実際に観劇してみると、物語の主人公としては、たしかにオセローにあたる轟さんでしたが、でも光を当てているのは柚希さん演ずるイヴァーノ・リッチであり、イヴァーノの行動、運命に今回のテーマが乗せられていました。

前半から中盤のストーリーはまさに悲劇「オセロー」で、幸せの頂点にいた轟さんと夢咲さんの愛し合う二人がまぶしいほどに輝いていました。
しかし、轟さんのビジネス上の成功は自分あってのものだと思っていたのに、出世したのは自分ではなかったと柚希さんは轟さんを恨み、憎み、復讐しようとして、まずは轟さんの愛する新妻・夢咲さんが真風涼帆(まかぜ・すずほ)さん演ずるカーティス・ダンフォード(・・柚希さんを飛び越して出世した、そしてオセローでいえば「キャシオー」にあたる役どころ・・)と密通しているかのように轟さんに巧みに吹き込みます。

あらゆる悪辣な手段を使って、轟さんどころか、真風さんも罠にはめる柚希さん。
さらに、夢咲さんのかつての恋人(・・紅ゆずる/くれない・ゆずる・・さん演ずるロナルド・マーティン)も見つけ出し、そそのかし、騙して、自分の目障りな人物を苦悩と疑惑と嫉妬の世界に誘います。
本家シェイクスピアのオセローでは、それこそ坂道を転げ落ちるように不幸にまっしぐらですが、植田演出のこの物語は単に人は些細な綻び(ほころび)から大変な事件や運命に巻き込まれてしまうということだけでなく、騙す側の柚希さんの人間的な背景にまでスポットを当てていて、ここが柚希さんの演技の見せどころとなっているという寸法です。

今まで、柚希さんは人気も有り、押しも押されもせぬ大トップであって、大作に取り組むこと数度、どれも前に前にグングンと進んでいくような印象でしたが、ここでは轟さんという主役が逆に柚希さんの役どころに光を当てて、それに応えて“いぶし銀”のような素晴らしい演技を柚希さんが見せてくれるのでした。
専科から轟さんが来なければ、轟さんのような役割を担える人はちょっと今の星組では考えられません。

柚希さんがトップスターになる前の「スカーレット・ピンパーネル」では、主演の安蘭けい(あらん・けい)さんの秘めたるものを静かに燃やしている悠々たる演技があったからこその柚希・ショーヴランの悪役がありました。あの輝きを思い起こさせてくれました。

とにかくラストまで柚希さん、観客を自らの演技と、巧みなストーリーを味方に、グイグイと引っ張っていました。さすがです!!
観客はあまりの出来事の連続に拍手もおろそかになるほどのめり込んでいたと、私には見えましたよ(゚ー゚*)。oO

デズデモーナにあたる夢咲さんは、シェイクスピアバージョンでは、可哀想なのと、あまりの無慈悲な仕打ちが目を覆いたくなるのですが、こちらでは、しっかりとした自らの意思を見せる女性としても演じていて、悲しみにくれるだけでなく、主演娘役として凜とした人物像を描き出していました。
これも高得点!d(^_^o)しかも、歌も良かった。

中盤から終盤のシーンについては次回に譲りますが、今回は舞台セットに珍しい透き通ったようなタワー状のものが色々な使われ方をしていたのですが、よく見るとペッポトルをタワーにしているのですね、非常にうまい使い方で、ニューヨークの各シーンにとても馴染んでいました。
さらに、今回は振付としてニューヨークからグスタヴォ・ザジャック氏を招聘しているとのことで、洗練された身のこなしも良く出来た各シーンをさらにしっかりとしたものにしていたように感じられました。

書いていくといくらでも頭にいろいろなことが浮かんでしまうので…σ(^_^;)次回は少し簡潔に書き進めたいと思います。
すいません、本日はここまで、また明日?!(#^.^#)


【Now Playing】 Dream On / Aerosmith ( Rock )

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