9/21(SUN)ビートルズ私設資料館を訪ねて・2回目です
ビートルズ資料館で日本家屋の版画?と思われるかもしれませんが、これもジョンに因んだものです。
当日、最初に目にとまり、館長の野口さんに「これは?」と尋ねたのですが、皆さんが集まってからのお楽しみ、ということで野口さんからあとで説明がありました。
ジョンは日本に来たときに、掛け軸などをかなりの量で買い込んでいたとのことで、しかも大事そうに抱えていたそうです。
そしてその骨董店主に「海外に大事なものを持ち出すことになるが安心してほしい」旨、言ったとのこと。
「自分は茶室などを作りそこに飾って大切に扱うつもりだ」と伝え、実際に世界的な建築家、磯崎新さんに設計を依頼していたのだそうです。
磯崎さんは、依頼を受け、構想を版画にしたのが今回写真を掲載したものです。
結局、その後にジョンが亡くなり、茶室の建築は幻に終わってしまったとのこと。
安藤広重の「東海道五十三次」を想わせるような、雨がサッと線で描かれているところなど、芸術性を感じさせます。
さすが野口さんのビートルズ資料館、こんな分野にまで手を拡げられているのには驚きました。
また、この版画は鑑賞にたえる、良い作品でもあると感じました。
この茶室は、屋根などの外観は防火上藁葺き屋根が使えないなどの法的規制もあり、異なる形状であるものの、内部は、ほぼこの構想と同様のものが東京に実際に建築されているそうです。
一度見てみたいと思っています。
次の写真は、1974年、ジョンがエルトン・ジョンの客演を得てシングルカットした曲「真夜中を突っ走れ」が1位になったら、という約束でエルトンのマディソン・スマエア・ガーデンでのコンサートに飛び入りした時の模様が展示されていたものです。
もちろん、レコードも。
これは資料館二階での、リスニング時にも良い音で聞かせていただきました。
迫力ある音でした。そして、あの頃のロックのライブサウンドがパワフルで、勢いがあって、懐かしく、うれしくなりました。よかったぁ~!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
コンサート後の楽屋には、ヨーコと距離をおいて別居中だったジョンのために、ヨーコを楽屋に呼んでくれたエルトン。
二人の和解のきっかけを作ってくれました。
当時、エルトンはジョンと深い友情を築いていたのではないでしょうか。
そして、野口さんによると、ポールも一枚噛んでいたのではないか、というお話もありました。あり得る話です。
当時の貴重な資料と共に、その時の興奮そのままに音源も聞かせていただいて、もう大満足でした。
この最後の写真は、もちろんジョンの遺作となってしまった「ダブルファンタジー」です。
ガラスケースに大事に入っていましたが、これは貴重な「東芝」盤だそうです。
この写真を見ると、テレビなどで何度も報道されたときに使われていたので、あの日の衝撃的な事件を思い出してしまいます・・・。
もし、ジョンが生きていて、音楽活動を続けていたら、どんなアルバム、楽曲を世に出していたのか、とか、ポールと組んでもう一度ステージに上がることがあったのかも・・などと考えてしまい、ちょっとしんみりしました。
今回も長文になってしまったので、もう一回くらい今回のビートルズ資料館訪問について書いてみたいと思っています。
では、また次回d(^_^o)
【Now Playing】 ただひとつの空 / カーリー・サイモン ( Pops )
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