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2014/10/23

【1/2】『ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック 伯爵令嬢 -ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-』・・タイトルが長いぞ(^^;)、見ました(2回に分けて観劇記を書いてみます)

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宝塚歌劇・雪組日生劇場公演「伯爵令嬢」を見ました。
雪組の新トップスターコンビ、早霧せいな(さぎり・せいな)さんと、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんの宝塚大劇場での本公演前のプレ・トップお披露目公演です。

日生劇場での宝塚公演は6年ぶりだそうです。この劇場の独特な貝殻の中に入ったような雰囲気の中で、スタートを切った新生雪組の様子をご紹介いたします。

原作は、少女漫画の大御所「細川智栄子あんど芙~みん」さんによるもので、生田大和:脚本・演出です。
プログラムにも書かれていましたが、生田先生は『新トップコンビの特色は“幸福感”」とおっしゃっています。
私もまさにそんな印象を受けました。公演前の制作発表やインタビューでのトップお二人の様子は、フレッシュで、互いに相手役を大事にして、いいものを二人で作り出そう、という気持ちがあふれているように感じました。
特に早霧さんの咲妃さんに対する眼差しがとても優しくて、見ているこちらが嬉しくなるような“幸せコンビ”に感じました。

侯爵家の子息で若き新聞王を演じる早霧さんと、孤児院で育った(実は伯爵家の令嬢)咲妃さんの舞台上の最初の演技は咲妃さんの平手打ちでした( ̄O ̄;)・・早霧さんに孤児院を潰されると思ったのです。
咲妃さんならではという、いきなりの見せどころでしたが、その後の早霧さんの咲妃さんに対する愛情は深まるばかり・・。

そしてかつて咲妃さんと愛を誓っていた盲目の若者・彩凪翔(あやなぎ・しょう)さんと早霧さんの恋の争いや、早霧さんの新聞が書いた記事が原因で自殺した父の復讐を誓う青年・夢乃聖夏(ゆめの・せいか)さんもストーリーに入って来て、予断を許さない状況です。

さらに咲妃さんが伯爵令嬢だとわかり、フランスの伯爵家に呼ばれて向かう途中の船で、咲妃さんの部屋で泥棒をはたらき、捕まったところを咲妃さんが助けてあげたのにもかかわらず、恩人の咲妃さんを海に突き落として伯爵令嬢になりすます女スリ・有沙瞳(ありさ・ひとみ)さんΣ( ̄□ ̄;)など、ストーリーは目を離せない展開に!!
ほんと、おもしろかったぞぉ~っ!(*^^*)
でもって、船は遭難、咲妃さんは海に突き落とされ、陸に流れ着いたものの記憶喪失に。怒濤の展開だ(^^;)

まずは主演お二人について。
早霧せいなさんは、トップスターに決まり、咲妃さんとコンビを組むことになってから、今まで以上にキラキラと輝き、そして男役トップらしい堂々さと、優しさを併せ持ち、それらが前面に出て来たように思います。
今回の役どころでも、ストーリーも組全体もグイグイと引っ張っていました。
演技の力強さも良いのですが、歌の方も大特訓をされたのではないでしょうか、素晴らしかった・・。テーマの「ジュ・テーム~愛さずにはいられない」を歌い出すと、会場いっぱいに愛が満ちあふれたように感じました。

相手娘役、咲妃みゆさんは、月組時代に現・花組トップスターの明日海りお(あすみ・りお)さんと日本青年館公演で主役を演じ、そこでは明日海さんが恋する“大人のお姉様”を見事に舞台上で表現し、さらには専科の北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん主演の「メリー・ウィドウ」でも、北翔さんのかつての恋人で、富豪の未亡人まで演じて観客をうならせた、まさに“女優”という印象でした。
今回は、若くて“跳ねっ返り”の伯爵令嬢を演じましたが、咲妃さんが“真っ直ぐ”で、人に優しく、正義感もあり、愛らしさもたまらないコリンヌを作り上げ、もう観客は皆、咲妃さんに感情移入していて、しかも舞台上の悪役であった夢乃聖夏さんまで咲妃さんには悪いことができないほどの素敵な娘になっていました。
さらに、お客様が笑い出すポイントを巧みに掴んでいるのもわかりました。
その日の観客の雰囲気をうまく感じ取っているのです。
歌も良いし、これから先、どんな娘役になるのかとても楽しみな印象でした。

次回は、主演お二人以外の(みんな良かったんだよなぁ~(゚ー゚*)。oO)組子の方達の様子をご紹介したいと思います。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 松本一路 ( NHK-AM )

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